ショーウィンドウに飾られた銀色のリングが、午後の光を反射してまぶしく跳ねた。
「いいなぁ、これ……」
中学二年生の結城ひかりは、ガラスの向こう側をじっと見つめていた。
でも、すぐに自分の地味な手元を見て、小さくため息をつく。
「私なんかが着けても、きっと似合わないよね。……私には、そんな『輝き』なんてないし」
その時だった。
「もったいないル! キミの心の中には、まだ磨かれていない最高級の原石が眠っているル!」
「えっ……? 誰?」
足元から聞こえた不思議な声に驚いて見下ろすと、そこには宝石のカットのような形をした、ふわふわの不思議な生き物が立っていた。
「私の名前はルース。輝きを奪う『ロスト・ラスター』がすぐそこまで来てるル。あなたの『なりたい自分』を、あいつらに渡しちゃダメだル!」
空が急に灰色に濁り、街の人々の顔から輝きが消えていく。ひかりは震える手で、ルースから手渡された真っ白なバングル、「エンゲージ・ブレス」を、自分の手首に装着した。
「私が……私を守るための、輝き……!」
その瞬間、ひかりの胸の奥から、今まで感じたことのない熱い光が溢れ出した───。
「いいなぁ、これ……」
中学二年生の結城ひかりは、ガラスの向こう側をじっと見つめていた。
でも、すぐに自分の地味な手元を見て、小さくため息をつく。
「私なんかが着けても、きっと似合わないよね。……私には、そんな『輝き』なんてないし」
その時だった。
「もったいないル! キミの心の中には、まだ磨かれていない最高級の原石が眠っているル!」
「えっ……? 誰?」
足元から聞こえた不思議な声に驚いて見下ろすと、そこには宝石のカットのような形をした、ふわふわの不思議な生き物が立っていた。
「私の名前はルース。輝きを奪う『ロスト・ラスター』がすぐそこまで来てるル。あなたの『なりたい自分』を、あいつらに渡しちゃダメだル!」
空が急に灰色に濁り、街の人々の顔から輝きが消えていく。ひかりは震える手で、ルースから手渡された真っ白なバングル、「エンゲージ・ブレス」を、自分の手首に装着した。
「私が……私を守るための、輝き……!」
その瞬間、ひかりの胸の奥から、今まで感じたことのない熱い光が溢れ出した───。