――「覚悟ぉぉぉ!!!」
――「ええぇぇぇぇぇ!?!?」
「いや、剣抜いただけかーい。」
「護衛メルフィス、今大事なとこなんだ。ツッコまないでくれるか?」
「あすまん、ディオン。すごい剣幕だったからついな。剣だけに。」
「いやな?これは、そこの魔王含め、「お前ら覚悟できてんだろうな?あ?」っていうね?」
「いや知らんけど。」
「ってことで、魔王!!」
「ふぁ、ふぁい!?」
「お前を倒すっ!!」
シャキーン♪(剣を向ける音)
これはどういうことだろう。
覚悟できてんだろうなって,,,
私、何もできてないんだが。
高校に入学して、何度目かの三連休。
の三日目の朝。
私は勇者と名乗る男と数人の、謎の武装集団にアパートの部屋を襲撃されていた。
高校生になって始めた一人暮らしが、
もう終わっちゃうの?
ってか、魔王って何??
なんで、なんで勇者が、現実世界にいるの!?
(まだこいつが勇者とは決まってないけど。)
「今の結構キマってたのに。一言ぐらい何か言ってくれよ。魔王。」
「,,,私、魔王?」
「え、何?」
「わたし、まおう?」
「あたしまおう。」
「あなた、ゆうしゃ?」
「おれらゆうしゃ。」
「,,,。」
「え何??」
「ワタシ、マオウ?」
「アナタマオウ。」
「アナタユウシャ?」
「オレラユウシャ。セカイスクウ。」
「,,,,,。」
「???,,,,え、人違い?(小声)」
「ガチ?ここだと思ったんだけど。」(小声)
「やっぱ女じゃなくて男なんじゃね?」(小声)
「おい、誰だよ。この人だつったやつ」(小声)
「商人メリオス、お前だろ。」(小声)
「女性の魔王なんてここ何百年いないんだぜ?」(小声)
「部屋間違えたんじゃね?」(小声)
「リーダーディオン、どうなんだよ?」(小声)
「でもピンポンしたら出てきたぞ?」(小声)
「アホかお前。」
「とりあえず、撤収すっか。」
「あ、待って待って待って!」
「あ、人違いでした〜。すんませ〜ん。このことは忘れて――」
「わ・た・し、ま・おう!!!」
(勇者一行)『,,,,マジ?』
一人置いてけぼりになっていた私は、
極度の混乱で、昨日の夜のことを思い出した。
―――八瀬様、起きてください、八瀬様。
「,,,,,。」
―――八瀬様、家の中に不法侵入してますよ、八瀬様。
「ん〜ん,,,。」
「,,,,,[漢字]八瀬[/漢字][ふりがな]はっせ[/ふりがな]、[漢字]露峰[/漢字][ふりがな]つゆみ[/ふりがな]!!!!」
「はいっっ!?!?」
「良いお返事ですはい。」
「,,,,,」
「,,,,,」
「,,,,,,,い、」
「,,,?」
「い、今真夜中ですよ!?!?」
「起きてすぐ人を見た第一声がそれですか。」
「え,,,,,,,」
「,,,」
「―――あなっ」
「あな?」
「――あななななななっっ」
「あなななななな!?!?」
「あ、あなた誰です!?!?なんで私の部屋に入ってきてるの!?!?」
――やっっと脳が追いついた!
外はまだ真っ暗な真夜中。
ベットで寝ていた私。
消したはずなのに付いてる電気。
鍵は閉まってるのに部屋には見覚えのないイケメン。
「入れたから、入ってるんです。」
「あの有名な構文を使って誤魔化そうとしても無駄です!!」
「え?」
「警察呼びますね。」
「あ、ちょっと待ってください。僕、起こす時にちゃんと言った――」
手元にあったスマホを起こす。
スマホも指も寝起きでおもい。
「え〜と、警察の番号は、いちいち――」
「[漢字]喪失魔法[/漢字][ふりがな]フォアゲット[/ふりがな]!!」
「いちいち,,,いちいち,,,,,あれ?いちいち,,,,あれ!?」
その後が思い出せない。
「おや?警察の電話番号なんて小学生でも知ってますよね?」
イケメンのニヤニヤした声が聞こえる。
「いちいち,,,いちいち,,,,っ!!何したんですか!」
顔をあげると、
キラキラとした紋章のようなエフェクトが、
私の顔周りを回って薄れて消えていくところだった。
「記憶消去魔法です。あなたの頭の中にある警察の番号の記憶を消しました。」
魔法は信じていないけれど、
この人が怪しいことは分かった。
「,,,何をする気ですか。」
「,,,八瀬、露峰!!!!」
「はいっっ!」
中学の卒業式の名残で、良い返事をしてしまう。
「,,,おめでとう。」
「え?」
イケメンのスーツの胸ポケットから出てきたのは、
卒業証書。ではなく、
くしゃくしゃの、
「魔王認定書?」
「はい。偽物じゃないですよ?魔界庁による正規のものです。」
とても高そうな紙に殴り書きで魔王認定証と書いてある。
後は読めない。
「コホンッ,,,ではここで一つコールを良いですか?」
「はぁ。どうぞ。」
「突撃、あなたが魔王!!!!」
パチパチパチパチ〜♪
「え??」
「えじゃなくてそこはイエ〜イ♪でしょうが。」
「えっと,,,何ですか??」
「何ですかって言われても,,,まぁ一言で言うならば,,,,」
そしてイケメンは私を指差し、こう言い張った。
「今日からお前、魔王。」
「は?」
「魔王専属秘書、ゲーテがそれを命じに参りました。」
,,,,
「私、魔王?」
「<( ̄︶ ̄)>(コクコク)」
「,,,私、魔王??」
「あなた、魔王。世界救う。」
「ええぇぇぇぇ!?!?」
「( ╹▽╹ )」
次回をお楽しみに。
――「ええぇぇぇぇぇ!?!?」
「いや、剣抜いただけかーい。」
「護衛メルフィス、今大事なとこなんだ。ツッコまないでくれるか?」
「あすまん、ディオン。すごい剣幕だったからついな。剣だけに。」
「いやな?これは、そこの魔王含め、「お前ら覚悟できてんだろうな?あ?」っていうね?」
「いや知らんけど。」
「ってことで、魔王!!」
「ふぁ、ふぁい!?」
「お前を倒すっ!!」
シャキーン♪(剣を向ける音)
これはどういうことだろう。
覚悟できてんだろうなって,,,
私、何もできてないんだが。
高校に入学して、何度目かの三連休。
の三日目の朝。
私は勇者と名乗る男と数人の、謎の武装集団にアパートの部屋を襲撃されていた。
高校生になって始めた一人暮らしが、
もう終わっちゃうの?
ってか、魔王って何??
なんで、なんで勇者が、現実世界にいるの!?
(まだこいつが勇者とは決まってないけど。)
「今の結構キマってたのに。一言ぐらい何か言ってくれよ。魔王。」
「,,,私、魔王?」
「え、何?」
「わたし、まおう?」
「あたしまおう。」
「あなた、ゆうしゃ?」
「おれらゆうしゃ。」
「,,,。」
「え何??」
「ワタシ、マオウ?」
「アナタマオウ。」
「アナタユウシャ?」
「オレラユウシャ。セカイスクウ。」
「,,,,,。」
「???,,,,え、人違い?(小声)」
「ガチ?ここだと思ったんだけど。」(小声)
「やっぱ女じゃなくて男なんじゃね?」(小声)
「おい、誰だよ。この人だつったやつ」(小声)
「商人メリオス、お前だろ。」(小声)
「女性の魔王なんてここ何百年いないんだぜ?」(小声)
「部屋間違えたんじゃね?」(小声)
「リーダーディオン、どうなんだよ?」(小声)
「でもピンポンしたら出てきたぞ?」(小声)
「アホかお前。」
「とりあえず、撤収すっか。」
「あ、待って待って待って!」
「あ、人違いでした〜。すんませ〜ん。このことは忘れて――」
「わ・た・し、ま・おう!!!」
(勇者一行)『,,,,マジ?』
一人置いてけぼりになっていた私は、
極度の混乱で、昨日の夜のことを思い出した。
―――八瀬様、起きてください、八瀬様。
「,,,,,。」
―――八瀬様、家の中に不法侵入してますよ、八瀬様。
「ん〜ん,,,。」
「,,,,,[漢字]八瀬[/漢字][ふりがな]はっせ[/ふりがな]、[漢字]露峰[/漢字][ふりがな]つゆみ[/ふりがな]!!!!」
「はいっっ!?!?」
「良いお返事ですはい。」
「,,,,,」
「,,,,,」
「,,,,,,,い、」
「,,,?」
「い、今真夜中ですよ!?!?」
「起きてすぐ人を見た第一声がそれですか。」
「え,,,,,,,」
「,,,」
「―――あなっ」
「あな?」
「――あななななななっっ」
「あなななななな!?!?」
「あ、あなた誰です!?!?なんで私の部屋に入ってきてるの!?!?」
――やっっと脳が追いついた!
外はまだ真っ暗な真夜中。
ベットで寝ていた私。
消したはずなのに付いてる電気。
鍵は閉まってるのに部屋には見覚えのないイケメン。
「入れたから、入ってるんです。」
「あの有名な構文を使って誤魔化そうとしても無駄です!!」
「え?」
「警察呼びますね。」
「あ、ちょっと待ってください。僕、起こす時にちゃんと言った――」
手元にあったスマホを起こす。
スマホも指も寝起きでおもい。
「え〜と、警察の番号は、いちいち――」
「[漢字]喪失魔法[/漢字][ふりがな]フォアゲット[/ふりがな]!!」
「いちいち,,,いちいち,,,,,あれ?いちいち,,,,あれ!?」
その後が思い出せない。
「おや?警察の電話番号なんて小学生でも知ってますよね?」
イケメンのニヤニヤした声が聞こえる。
「いちいち,,,いちいち,,,,っ!!何したんですか!」
顔をあげると、
キラキラとした紋章のようなエフェクトが、
私の顔周りを回って薄れて消えていくところだった。
「記憶消去魔法です。あなたの頭の中にある警察の番号の記憶を消しました。」
魔法は信じていないけれど、
この人が怪しいことは分かった。
「,,,何をする気ですか。」
「,,,八瀬、露峰!!!!」
「はいっっ!」
中学の卒業式の名残で、良い返事をしてしまう。
「,,,おめでとう。」
「え?」
イケメンのスーツの胸ポケットから出てきたのは、
卒業証書。ではなく、
くしゃくしゃの、
「魔王認定書?」
「はい。偽物じゃないですよ?魔界庁による正規のものです。」
とても高そうな紙に殴り書きで魔王認定証と書いてある。
後は読めない。
「コホンッ,,,ではここで一つコールを良いですか?」
「はぁ。どうぞ。」
「突撃、あなたが魔王!!!!」
パチパチパチパチ〜♪
「え??」
「えじゃなくてそこはイエ〜イ♪でしょうが。」
「えっと,,,何ですか??」
「何ですかって言われても,,,まぁ一言で言うならば,,,,」
そしてイケメンは私を指差し、こう言い張った。
「今日からお前、魔王。」
「は?」
「魔王専属秘書、ゲーテがそれを命じに参りました。」
,,,,
「私、魔王?」
「<( ̄︶ ̄)>(コクコク)」
「,,,私、魔王??」
「あなた、魔王。世界救う。」
「ええぇぇぇぇ!?!?」
「( ╹▽╹ )」
次回をお楽しみに。