玄関から音を消して外に出る。
スマホを見ると、深夜11時だ。
指定された公園はここから歩いて40分ってとこかな。
小さな住宅街から抜けると、護身のために呼んだ友達が来ていた。
暗くてよく見えなかったからビックリした。
「脅かすなよ。真っ暗何だから声ぐらい上げろよ。」
「女の小とデートするんだって?うらめしや〜。」
「うるせぇ。」
こいつは[漢字]怜[/漢字][ふりがな]さと[/ふりがな]。
俺の唯一の親友だ。
多分、怜の俺は俺の怜以上の大親友だ。
その証拠にこいつは俺の秘密をあらかた知ってる。
もちろん俺も,,,,。
「なぁ、どこ行くんだ?」
「あ市の△公園。知ってるだろ?ちょっと前に幽霊が出たっていう。」
「そんなちんけな公園で、女の子と肝試し?」
「ちげぇよ。」
俺と怜の足音が道に響く。
他には誰もいないのに、怜は俺のすぐ隣を歩く。
「なんか、夜に外歩くって気持ちいいな。」
「認知症か?」
「ひでぇ。」
「へへ。(笑)」
本心で言ったのに、若干引かれた。
ひでぇ。
「何真に受けてんだよ。」
「受けてねぇよ。」
「ふーーーーん。」
長い。
?
何か既視感があると思ったら、
あのおねぃすぁんだ。
思い出すと少し緊張してきた。
「,,,どした?」
「へ!?いや、どんな、人、かな〜って。」
「大体声で分かんない?」
「わ,,,かんない。」
あの声を思い出す。
妙に深みのあるお姉さんボイス。
いや、おねぃすぁんボイス。
異常な嘘臭さは、良いとして。
そこに、あの咳からの、
透けるような地声。
まるでガラス張りの温水プールのような,,,
ヤバい。フェチになりそう。
「――おい!お〜いっ!![漢字]将真[/漢字][ふりがな]しょうま[/ふりがな]っ!!」
「声フェチ,,,かっ♡」
「お い !!!!」
「ふわぁぁふぁい!?!?!?!?」
耳元で叫ばれて現実に戻る。
一瞬、
怒る怜がとまだ架空のお姉さんが重なって焦った。
「何考えてんだよ! キモすぎだろ!!」
「ごめんなしゃいです。」
怜のこんな冷酷な顔、初めてだ。
「全く,,,,でさ、絶対これ道間違えてるだろ。」
「,,,,,,ありゃ?本当だ。」
「はぁ〜歩き疲れた〜。」
「お前が道間違えるからだろ。,,,,お?」
例の公園を見ると、なんと他にも人がいた。
瞬時戸惑ったが、最初の声でもう気づかれてるようだった。
「えと、肝試し、ですか?」
「あ、いや、違います。」
一番手前にいた眼鏡の痩せ男が答えた。
別にキモくはないけど、
いかにもおねぃすぁんに釣られそうな感じだ。
チラッと怜を見ると、そんな顔をしていた。
「え、あんさんは肝なの?」
「僕らも、違くてぇ,,,」
眼鏡の隣にいた、
ショートの清楚女子が口を開いて僕はビックリした。
いかにも優しげな丸い瞳に美形な顔にいかにもアホそうな口調。
「ボイスチャットで女の子が誘ってきたから見にきました。」
怜が堂々と言う。
何その、
先生、フラスコに消しゴム入れたら取れんくなったよ。
みたいな感じ。
怖くないの?
「やっぱり。」
「まだいたんだ。人。」
初対面の空気が風に飛ばされて、
顔が緩んで眼鏡とショートが口を滑らせる。
「てことはここ皆、」
「皆おねぃすぁんに呼ばれたんだよ。おねぃすぁんにね。」
奥にいた暗い雰囲気のイケメンが何気なく言う。
何だかニヤついていて、
しゃしゃり出るというのが似合っていて何か気まずつくなった。
「ヤバくね?(笑)」
そんな空気も風に飛ばしたのは、意外に、
怜だった。
「おねぃすぁんなんて、そんなやつ絶対おばさんじゃん(笑)」
何か、嬉しそうだ。
「それすごい面白いね。」
「そんなこと言わないでくれ。」
イケメンの手前にいた大人な雰囲気の女性が笑い。
女性と同い年くらいの男性がため息をついた。
大学生くらいの二人は高校の俺達が勝てそうにない不思議なオーラを感じる。
男の方は勝てそうだ。何かヨボヨボしている。
そういえば、怜はお姉さんの声を聞いてなかったっけ。
「こいつあの人の声聞いたことないんですよ。」
「お友達なの?」
「男二人で、こんな夜に。いいな〜。青春だな〜。」
制服姿のロングの女子が訝しんで、
パジャマを着た気怠げな男が感嘆する。
ロングの子は知らない制服で、
男の方は顎に薄く髭が生えていて、
若くは無さそうだ。
大人な女性とはまた違うものを感じる。
「皆、危ない格好してんねぇ。,,,,9人だから、アブナインってか。」
気怠げな男が皆を見回して言う。
それに答えるように、
9人に向かい、最初の召集がかかった。
「よくぞ言った!!!ジジィ!!!」
「まだ35だよ。ってか、誰だよ。」
スマホを見ると、深夜11時だ。
指定された公園はここから歩いて40分ってとこかな。
小さな住宅街から抜けると、護身のために呼んだ友達が来ていた。
暗くてよく見えなかったからビックリした。
「脅かすなよ。真っ暗何だから声ぐらい上げろよ。」
「女の小とデートするんだって?うらめしや〜。」
「うるせぇ。」
こいつは[漢字]怜[/漢字][ふりがな]さと[/ふりがな]。
俺の唯一の親友だ。
多分、怜の俺は俺の怜以上の大親友だ。
その証拠にこいつは俺の秘密をあらかた知ってる。
もちろん俺も,,,,。
「なぁ、どこ行くんだ?」
「あ市の△公園。知ってるだろ?ちょっと前に幽霊が出たっていう。」
「そんなちんけな公園で、女の子と肝試し?」
「ちげぇよ。」
俺と怜の足音が道に響く。
他には誰もいないのに、怜は俺のすぐ隣を歩く。
「なんか、夜に外歩くって気持ちいいな。」
「認知症か?」
「ひでぇ。」
「へへ。(笑)」
本心で言ったのに、若干引かれた。
ひでぇ。
「何真に受けてんだよ。」
「受けてねぇよ。」
「ふーーーーん。」
長い。
?
何か既視感があると思ったら、
あのおねぃすぁんだ。
思い出すと少し緊張してきた。
「,,,どした?」
「へ!?いや、どんな、人、かな〜って。」
「大体声で分かんない?」
「わ,,,かんない。」
あの声を思い出す。
妙に深みのあるお姉さんボイス。
いや、おねぃすぁんボイス。
異常な嘘臭さは、良いとして。
そこに、あの咳からの、
透けるような地声。
まるでガラス張りの温水プールのような,,,
ヤバい。フェチになりそう。
「――おい!お〜いっ!![漢字]将真[/漢字][ふりがな]しょうま[/ふりがな]っ!!」
「声フェチ,,,かっ♡」
「お い !!!!」
「ふわぁぁふぁい!?!?!?!?」
耳元で叫ばれて現実に戻る。
一瞬、
怒る怜がとまだ架空のお姉さんが重なって焦った。
「何考えてんだよ! キモすぎだろ!!」
「ごめんなしゃいです。」
怜のこんな冷酷な顔、初めてだ。
「全く,,,,でさ、絶対これ道間違えてるだろ。」
「,,,,,,ありゃ?本当だ。」
「はぁ〜歩き疲れた〜。」
「お前が道間違えるからだろ。,,,,お?」
例の公園を見ると、なんと他にも人がいた。
瞬時戸惑ったが、最初の声でもう気づかれてるようだった。
「えと、肝試し、ですか?」
「あ、いや、違います。」
一番手前にいた眼鏡の痩せ男が答えた。
別にキモくはないけど、
いかにもおねぃすぁんに釣られそうな感じだ。
チラッと怜を見ると、そんな顔をしていた。
「え、あんさんは肝なの?」
「僕らも、違くてぇ,,,」
眼鏡の隣にいた、
ショートの清楚女子が口を開いて僕はビックリした。
いかにも優しげな丸い瞳に美形な顔にいかにもアホそうな口調。
「ボイスチャットで女の子が誘ってきたから見にきました。」
怜が堂々と言う。
何その、
先生、フラスコに消しゴム入れたら取れんくなったよ。
みたいな感じ。
怖くないの?
「やっぱり。」
「まだいたんだ。人。」
初対面の空気が風に飛ばされて、
顔が緩んで眼鏡とショートが口を滑らせる。
「てことはここ皆、」
「皆おねぃすぁんに呼ばれたんだよ。おねぃすぁんにね。」
奥にいた暗い雰囲気のイケメンが何気なく言う。
何だかニヤついていて、
しゃしゃり出るというのが似合っていて何か気まずつくなった。
「ヤバくね?(笑)」
そんな空気も風に飛ばしたのは、意外に、
怜だった。
「おねぃすぁんなんて、そんなやつ絶対おばさんじゃん(笑)」
何か、嬉しそうだ。
「それすごい面白いね。」
「そんなこと言わないでくれ。」
イケメンの手前にいた大人な雰囲気の女性が笑い。
女性と同い年くらいの男性がため息をついた。
大学生くらいの二人は高校の俺達が勝てそうにない不思議なオーラを感じる。
男の方は勝てそうだ。何かヨボヨボしている。
そういえば、怜はお姉さんの声を聞いてなかったっけ。
「こいつあの人の声聞いたことないんですよ。」
「お友達なの?」
「男二人で、こんな夜に。いいな〜。青春だな〜。」
制服姿のロングの女子が訝しんで、
パジャマを着た気怠げな男が感嘆する。
ロングの子は知らない制服で、
男の方は顎に薄く髭が生えていて、
若くは無さそうだ。
大人な女性とはまた違うものを感じる。
「皆、危ない格好してんねぇ。,,,,9人だから、アブナインってか。」
気怠げな男が皆を見回して言う。
それに答えるように、
9人に向かい、最初の召集がかかった。
「よくぞ言った!!!ジジィ!!!」
「まだ35だよ。ってか、誰だよ。」