「―ってことで八瀬、いえ、魔王様、さっき言った通り私はゲーテと申します。まだ魔王申請の手続きが残っているので、私は行きます。明日の昼過ぎにお迎えに参りますが、もし何かあれば虚空に叫んでください。」
―――『Come on my geaet』
「良いですね?カム、オン、マイゲーテ。ではでは〜。」
「早口で長くて入ってこないです。ワンモアプリーズ?」
ゲーテと名乗った男は手を振りながら、
まるで空気のように消えていく。
「ハロー?,,,ハロォォ!!」
男は終始無言の笑顔で虚空へ消え去った。
「ハロォォ!!ハロォォォォ!!!」
,,,,,,,
「,,,,なぜに英語?」
―――
「夢じゃ無かったぁぁぁぁ!!!」
「そうだぁぁぁぁ,,,から何?」
「あんた勇者だよね?」
「そだよ?」
「私を倒しに来たのね?」
「そだy、お前を倒すっ(キリッ)」
「カム、オン、マイ、ゲーテ!!!」
「何??」
私が唱えると瞬時に、
私と勇者の間の空間が歪み、
アイツの姿が現れる。
「ね、まだ6時にもなってないよ?早くね?」
「何!?」
「玄関見てよ。」
「,,,早くね??」
「き、貴様、何者だ!?いつからそこに!?」
「ふぁ〜。やりぇやりぇ。こんにゃ空間擬態魔法も気付けんとぅは、とんだ腰抜け勇者だな。」
勇者一行が一斉に構え、空気がピリつく。
「あくびしないで?」
「さーせん。さて魔王様、あなたは今、武器も魔法も何も習得されておりませんっ。」
「ハイ。」
「ということで、魔王様、逃げますよ。」
「逃げるの?」
「逃げるのかよ!?」
「[漢字]空間移動魔法[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]!!」
瞬時、私とイケメンの周りが光に包まれる。
「まぶっ!」
「あ、目瞑ってください。」
「もう良いですよ。」
目を開けると見知らぬ森にとんでいた。
「どこここ。」
「さぁ?」
「さぁ!?」
「場所が探知されると厄介なので。これは単なるワープ。言うなれば,,,,引っ越し?」
いや分かんない、分かんない。
というか、
「不法侵入で言うだけ言って、迎えに来るってなってこれ?」
「これ。」
「私も言うだけ言っていい?」
「どうぞ。」
「まずさっきの何?まほーってやつ??ワープって本当にできんの?あと、あの勇者とかいうやつも何?演出?というかあんた誰??」
「,,,確かに説明が欠如していましたね。私はゲーテ。ゲーテ・シュン。これから魔王様をサポートさせていただきます。」
「げーて、しゅん,,,。」
「そして、魔王というのは今ここにいるあなた。」
「うん。まぁまだ信じてないけど。」
「まぁ無理はないでしょう。なぜならあなたは,,,,世界初の、日本初の、女性魔王となるのですから!!!」
「,,,はぁ。」
「あれ?もっと驚いてもいいんですよ?」
「ってことは、私転生したってこと?ここ異世界?」
「ほっぺつねってみてください。」
「,,,痛い。」
「現実です。」
確かに目の前のイケメンも本物だし、
周りで鳴く鳥も新鮮だ。
イケメンによれば、
異世界は並行世界のようなもので、
自分ぐらいの者なら自由に行き来できるらしい。
「じゃあ、味噌汁を[漢字]異世界[/漢字][ふりがな]そっち[/ふりがな]に持っていけるってこと?」
「もっと大きな物も高価なものも持っていけますよ。」
「魔法じゃんっ!!♪」
「魔法です。そしてあなたは魔王。日本初魔王。女性初魔王。全て事実。現実です。」
納得しがいのあるイケメンのちょいガチトーンで、
やっとこさ実感が湧いてきた。
夢のまた夢の世界に思いを馳せていると、
イケメン、シュンが言う。
「八瀬、いえ。魔王様も私がこれからお持ちします。」
「私重いよ?」
訳が分からないよ。
という風に私が言うと、シュンもそんな顔をした。
「それじゃあ行きますよ。魔王様、目を瞑ってください。」
「したけど、なんで??」
「[漢字]異次元移動魔法[/漢字][ふりがな]ムーブ[/ふりがな]!!!」
―――「魔王様、起きてください。」
「寝て無いわ。」
「起きてましたか。」
「立って寝るなんて偉業できないよ。,,,もしやこれも魔法で,,,?」
「,,,,,,できちゃうんですよね〜。」
「わーお。」
「気お取り直して、魔法様、着きましたね。」
目の前を見る。
限りなく広がる自然。
[漢字]茂る[/漢字][ふりがな]しげる[/ふりがな]草草。
どうやらここは草原らしい。
遠くの方に、家から見る山みたいに大きな城と街が見える。
「ここはどこ?どこに着いたの?」
――京都に着きました〜。
――やった〜、バス、降りるで〜。
頭の中で誰かが何か言っている。
「異世界に着きました。」
「中華コレクション優勝です。」
「語彙力死んだの?」
次回もお楽しみに。
―――『Come on my geaet』
「良いですね?カム、オン、マイゲーテ。ではでは〜。」
「早口で長くて入ってこないです。ワンモアプリーズ?」
ゲーテと名乗った男は手を振りながら、
まるで空気のように消えていく。
「ハロー?,,,ハロォォ!!」
男は終始無言の笑顔で虚空へ消え去った。
「ハロォォ!!ハロォォォォ!!!」
,,,,,,,
「,,,,なぜに英語?」
―――
「夢じゃ無かったぁぁぁぁ!!!」
「そうだぁぁぁぁ,,,から何?」
「あんた勇者だよね?」
「そだよ?」
「私を倒しに来たのね?」
「そだy、お前を倒すっ(キリッ)」
「カム、オン、マイ、ゲーテ!!!」
「何??」
私が唱えると瞬時に、
私と勇者の間の空間が歪み、
アイツの姿が現れる。
「ね、まだ6時にもなってないよ?早くね?」
「何!?」
「玄関見てよ。」
「,,,早くね??」
「き、貴様、何者だ!?いつからそこに!?」
「ふぁ〜。やりぇやりぇ。こんにゃ空間擬態魔法も気付けんとぅは、とんだ腰抜け勇者だな。」
勇者一行が一斉に構え、空気がピリつく。
「あくびしないで?」
「さーせん。さて魔王様、あなたは今、武器も魔法も何も習得されておりませんっ。」
「ハイ。」
「ということで、魔王様、逃げますよ。」
「逃げるの?」
「逃げるのかよ!?」
「[漢字]空間移動魔法[/漢字][ふりがな]ワープ[/ふりがな]!!」
瞬時、私とイケメンの周りが光に包まれる。
「まぶっ!」
「あ、目瞑ってください。」
「もう良いですよ。」
目を開けると見知らぬ森にとんでいた。
「どこここ。」
「さぁ?」
「さぁ!?」
「場所が探知されると厄介なので。これは単なるワープ。言うなれば,,,,引っ越し?」
いや分かんない、分かんない。
というか、
「不法侵入で言うだけ言って、迎えに来るってなってこれ?」
「これ。」
「私も言うだけ言っていい?」
「どうぞ。」
「まずさっきの何?まほーってやつ??ワープって本当にできんの?あと、あの勇者とかいうやつも何?演出?というかあんた誰??」
「,,,確かに説明が欠如していましたね。私はゲーテ。ゲーテ・シュン。これから魔王様をサポートさせていただきます。」
「げーて、しゅん,,,。」
「そして、魔王というのは今ここにいるあなた。」
「うん。まぁまだ信じてないけど。」
「まぁ無理はないでしょう。なぜならあなたは,,,,世界初の、日本初の、女性魔王となるのですから!!!」
「,,,はぁ。」
「あれ?もっと驚いてもいいんですよ?」
「ってことは、私転生したってこと?ここ異世界?」
「ほっぺつねってみてください。」
「,,,痛い。」
「現実です。」
確かに目の前のイケメンも本物だし、
周りで鳴く鳥も新鮮だ。
イケメンによれば、
異世界は並行世界のようなもので、
自分ぐらいの者なら自由に行き来できるらしい。
「じゃあ、味噌汁を[漢字]異世界[/漢字][ふりがな]そっち[/ふりがな]に持っていけるってこと?」
「もっと大きな物も高価なものも持っていけますよ。」
「魔法じゃんっ!!♪」
「魔法です。そしてあなたは魔王。日本初魔王。女性初魔王。全て事実。現実です。」
納得しがいのあるイケメンのちょいガチトーンで、
やっとこさ実感が湧いてきた。
夢のまた夢の世界に思いを馳せていると、
イケメン、シュンが言う。
「八瀬、いえ。魔王様も私がこれからお持ちします。」
「私重いよ?」
訳が分からないよ。
という風に私が言うと、シュンもそんな顔をした。
「それじゃあ行きますよ。魔王様、目を瞑ってください。」
「したけど、なんで??」
「[漢字]異次元移動魔法[/漢字][ふりがな]ムーブ[/ふりがな]!!!」
―――「魔王様、起きてください。」
「寝て無いわ。」
「起きてましたか。」
「立って寝るなんて偉業できないよ。,,,もしやこれも魔法で,,,?」
「,,,,,,できちゃうんですよね〜。」
「わーお。」
「気お取り直して、魔法様、着きましたね。」
目の前を見る。
限りなく広がる自然。
[漢字]茂る[/漢字][ふりがな]しげる[/ふりがな]草草。
どうやらここは草原らしい。
遠くの方に、家から見る山みたいに大きな城と街が見える。
「ここはどこ?どこに着いたの?」
――京都に着きました〜。
――やった〜、バス、降りるで〜。
頭の中で誰かが何か言っている。
「異世界に着きました。」
「中華コレクション優勝です。」
「語彙力死んだの?」
次回もお楽しみに。