「起立、礼。」
いつもの時間。しかし今日は違った。休み時間に[漢字]航平[/漢字][ふりがな]こうへい[/ふりがな]が[漢字]朔[/漢字][ふりがな]さく[/ふりがな]と[漢字]小春[/漢字][ふりがな]こはる[/ふりがな]に対し「オレ、中学受験するから、受かったら[漢字]蒼海学園中等部[/漢字][ふりがな]そうかいがくえんちゅうとうぶ[/ふりがな]に行く」と告げた。蒼海学園はとても頭のいい名門私立中学だ。最初は驚いたが、彼の未来を応援しようと心に決めた。
そこからの彼の熱量はすごかった。常に赤本を持ち歩き、空き時間さえあれば勉強する。そんな彼を[漢字]栞[/漢字][ふりがな]しおり[/ふりがな]がスケッチする。下校時も勉強しており、二宮金次郎を起想させるくらいだ。
彼が中学受験すると聞くと、彼の未来を応援したい気持ちと、遠く離れたところに旅立つ切なさが胸に溢れた。
それから数週間、朔たち4人組は神奈野川の河川敷に集まった。近くで飛行機が観れると話題のスポットだ。[太字]ゴオオオォォォ[/太字]頭上を飛行機が通過していく。離れた中学へ行く航平と異国の地へ旅立つ飛行機はさながら巣立つ鳥のようで涙を誘う。
がんばってね。がんばるよ。合格したら連絡して。約束だよ。
まだ5年生だが、別れはすぐのように感じる。4人でいられる今をとても愛おしく思った。
いつもの時間。しかし今日は違った。休み時間に[漢字]航平[/漢字][ふりがな]こうへい[/ふりがな]が[漢字]朔[/漢字][ふりがな]さく[/ふりがな]と[漢字]小春[/漢字][ふりがな]こはる[/ふりがな]に対し「オレ、中学受験するから、受かったら[漢字]蒼海学園中等部[/漢字][ふりがな]そうかいがくえんちゅうとうぶ[/ふりがな]に行く」と告げた。蒼海学園はとても頭のいい名門私立中学だ。最初は驚いたが、彼の未来を応援しようと心に決めた。
そこからの彼の熱量はすごかった。常に赤本を持ち歩き、空き時間さえあれば勉強する。そんな彼を[漢字]栞[/漢字][ふりがな]しおり[/ふりがな]がスケッチする。下校時も勉強しており、二宮金次郎を起想させるくらいだ。
彼が中学受験すると聞くと、彼の未来を応援したい気持ちと、遠く離れたところに旅立つ切なさが胸に溢れた。
それから数週間、朔たち4人組は神奈野川の河川敷に集まった。近くで飛行機が観れると話題のスポットだ。[太字]ゴオオオォォォ[/太字]頭上を飛行機が通過していく。離れた中学へ行く航平と異国の地へ旅立つ飛行機はさながら巣立つ鳥のようで涙を誘う。
がんばってね。がんばるよ。合格したら連絡して。約束だよ。
まだ5年生だが、別れはすぐのように感じる。4人でいられる今をとても愛おしく思った。