閲覧前に必ずご確認ください

今作品には、不適切な言動、暴力表現、刺激的な表現、犯罪行為などが描かれます。


見る際は自己責任で、相応の覚悟を持ってお読みください。



また、今作品は「二次創作」に分類されます。



どれというわけでもないのですが、MARETU様の楽曲が元となっているので。



もし興味を持ったら聴いてみるのもよろしいかと思いますが、



作品同様、刺激的な表現や内容が付きまとってきますので、



楽曲ご視聴の際も自己責任でお願いいたします。



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極悪

#2

1話 出会い

「と、まぁもっともらしく言ったわけなんですけども。」



私、早乙女 真帆、21歳。


生活の足はパパ活と売春。ためたお金は即「ダーリン」に貢ぐ。



真帆「…そんな私が、善とか悪とか、正義とかそういうの、知るわけなーいっ!」



……



やっべ言ってて恥ずかしくなってきた。死にたい。


はぁ、こんなときダーリンならすぐ「かわいかったよ」って褒めてくれるのになあ…


イマジナリーダーリンに甘やかしてもらお…


真帆「会いたいよぉダーリン……あ、あと2日も待つんですか死にます助けてください…」



ふわ、


真帆「…?今、甘い香りがした…」


風に乗って、お菓子とかでもないような甘い香り。


真帆「なんだろ。マリ〇ァナかな…?んなわけないか((」


まあ私は薬はよくないよね派なので。ダーリンいればストレスなんて消える消える。


真帆「さてと、パパ来るまでお勉強でもしてるかな~」


_______________________________________



「こちら”[太字]ホワイトハッピー[/太字]”、対象Aを見失いました。位置情報を送ってもらえますか?」




あーあ、あたしとしたことが取り逃すなんて…



『了解、すぐ送信するよ』



髪飾りの専用デバイスから映したモニターに位置情報が乗っかった。



…あぁ、意外と離れてない。



「感謝いたします。対処はお任せください!」



『OK。こちらも戦況は確認しておく。ピンチなようなら”[太字]ナミダ[/太字]”を向かわせるよ。
グッドラック!』



通話の声が途切れる。同時にあたしもモニターの画面を切った。さて、急がないとね!



「[太字]脚部装甲、ブーストパーツ動力ON。ホワイトハッピー、飛行モード発動![/太字]」



踏み込んだ地面がふわりと離れていく。この感覚、ちょっと好き。



「よーし、頑張るぞー!」



_______________________________________



「あ、きみが「まほちゃん」?」


真帆「あ、そうだよ~。今日はよろしくお願いしますね」


「やっぱり実際に会うとかわいいね…!」


真帆「えへへ、嬉しい!じゃあ…行こっか?」


「そうだね」




うーん。やっぱり何度か複数進行して思ったけど。



やっぱり男性ってダーリンしか勝たないね!!!!(((



この人比較的優しいしお手当も羽振りいいけどさ。



まあ2軍としてひっかけとくぐらいかなあ。



「真帆ちゃんよく食べるね」


真帆「あ…ごめんね、はしたなかったかな」


「ううん、元気そうで嬉しいよ。遠慮しなくていいんだからね」


真帆「…ありがとう、嬉しい!」


あと1時間、あと1時間~。


[太字]ビュンッ!!![/太字]



真帆「…今のって…」


窓の外を飛行機みたいな速度で飛んでった何か。


この世界ではさほど珍しいものでもない。


「ゴクアク対処の人かな。頑張ってほしいよね。」


真帆「そうだね。私たちじゃどうにもできないもん。」


ああいう人たちって、やっぱり人生うまくいってるんだろうなあ。


みんなからチヤホヤされる才能を持ってて、強くて。


憧れないわけじゃない。


…憧れと現実は区別しなきゃいけないだけだよ。


_______________________________________



「じゃあ真帆ちゃん、今日はありがとうね。これ、僕からの応援だと思って。」



真帆「わあ…!ありがとう!じゃ、また会いましょうね!」



よし。無事入金。



さーてと。帰って真音の分まで掃除とかしなきゃなあ…。



「[太字]グォァァアア!![/太字]」


真帆「…へ?」



奇声に振り返った瞬間、頭上に垂れてくる怪しい色の液体。



…論理で説明しきれない、恐ろしい化け物…ゴクアクだ!!!



真帆「うわぁあああ!?!?」



髪の毛になんかついた、やばい、逃げなきゃ………死ぬ………?



真帆「っ、たすけ、」



「そこの人ー!すぐ走って右によけてーー!!」



真帆「っ?!」



言われるがままによけた。その瞬間、飛行機のように突っ込んでくる…



_____えっ、何あれ魔法少女?



「[太字]純白に輝く幸運の剣ちゃん!あたしの声に呼応してー![/太字]」



そう言うと、魔法少女みたいな人は小ぶりのナイフを構えて特攻した。




「[太字]濃厚致死量アスパルテームっ!![/太字]」



真帆「…!」



瞬く間に何発も攻撃を入れた!?あのナイフ一本で?あんな恰好で…?



……選ばれしものって…すごいな…



「大丈夫だった?けがしてない?」


真帆「あ、はい…」


「あ、髪の毛にあいつの体液浴びちゃったんだね!?
急いでシャワー浴びてね!!」


真帆「はあ…((」


「じゃあ、あたしはこれで!それじゃ!」



…嵐みたいな人だ…。



真帆「陽キャってこういうのを言うのだろうか」



忠告もされたことだし、…早く帰ろーっと。



_______________________________________




「ただいまでーす」



あたしが仕事を終えて事務所に戻ってくると、すぐに軽快な男性の声が返ってくる。



「あ、おかえりー、しろちゃん。」



一ノ瀬しろ。コードネームの「ホワイトハッピー」とは別に、



親から与えられたほんとの名前。



あんまり好きではないけどね。



しろ「いやー、まさか見失っちゃうとは。助かりました、直哉さん」



さっき位置情報を送ってくれたのが[漢字]相生 直哉[/漢字][ふりがな]あいおい なおや[/ふりがな]さん。



情報とかの裏方仕事を主にやってるんだよね。



直哉「ううん、無事に倒せたんだから結果オーライだよ。イェイ!」



しろ「イェイ!…あ、流くんはそういえばどこに…?」



直哉「今日は塾だっつって早く帰ったよ。頑張ってるよねえあの子も。」



しろ「ですね。」



あたしたちは非公式のゴクアク対処専門組織、「[太字]hypocrisy[/太字]」のメンバー。



まあ、政府からGOが出ないほどだし、ちっちゃな組織だけどね。



あたしはこの雰囲気が好きでここにいるんだ。大手でキラキラしたところより、
こういうとこのほうが性に合う。


…どのみち人間なんてみんな信用できないんだから、自分のいたいところにいるよね。



直哉「しかしまあ、流くんがいないと戦闘員が少なくて大変だねえ…」



しろ「そうですね…あ、いっそ新人募集しちゃうとか。」



直哉「そこは幹部のお許しがないとなあ…。」



しろ「ウーン…((」



あたしとしては規模が大きくなりすぎても嫌だけど、居場所がつぶれるのはもっと嫌だし。



ヘッドハンティングとか、しちゃおうかなあ…。


_______________________________________



真帆「ただいまー」





「…おかえり」




真帆「あ、真音帰ってたんだ。」



真音「…早退した」



真帆「あ、そうなの…。」




[漢字]真音[/漢字][ふりがな]まいん[/ふりがな]。私の妹。年は離れてるけど、同じところで生まれたし、大好きな妹。



人間ができてるわけじゃないから、いいお姉ちゃんになってあげることはできなかったけど。


真帆「……」



中学に入ってから、真音はいじめられるようになったらしい。



でも、理由もわからないし、話してくれないし、聞けるわけない。



こういう探りを入れられるのが一番つらいっていうのは、私もわかってるつもりだ。



何とかしてあげたいけど、私はヒーローじゃない。



…今日助けてくれた、あんなかっこいいヒーローじゃないんだ。



真帆「…ごはん、作るね」



真音「…」



魔法みたいな夢みたいな、そんなものにあこがれる私もいるんだ。

作者メッセージ

今日立ち読みしたマジルミエの影響受けてんな、しかし。

2025/12/05 09:12

おとうふ
ID:≫ 3axbveqwCX7Ws
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