ゲンザイ探しの群衆歌
#1
prologue
名門、私立音譜高校。
比較的新しめの、鮮やかなアーチタイルの壁に、似合わぬ張り紙が貼ってあった。
[中央寄せ][太字][大文字]部 員 大 募 集[/大文字][/太字]
[太字]ガッツ!でナイス!でクール!な部員を大募集しています!!
気になった方は、ぜひ!放課後の4階特別活動室へお越しください!
なんでも部 部長 飯田 柳央[/太字][/中央寄せ]
[水平線]
「いや、語彙力無さすぎるでしょ」
私は[太字]円山ホノカ[/太字]、ミステリアス & キュートなスーパー女子高生。
そんな私がなぜこんな幼稚園児のラクガキみたいなポスターを見上げているか。
それもその作者ご本人、[太字]飯田 柳央[/太字]とともに。
柳央「だって、本当のことじゃないか、ホノカ!僕らが求めてる人材はガッツ!でナイス!で…」
ホノカ「もういい、それ。うざい。」
言うまでもなく、私もその「なんでも部」とかいうクソみたいな部活の一員だからだ。
ホノカ「というか、まずお前みたいなアホがポスターを作ること自体間違っている。
ジュール・シェレが見たら体の細胞という細胞が足を生やし逃げ出して死ぬと思う。」
柳央「うーん、キレがありダメージのよく通るナイフのような褒め言葉ありがとう、ホノカ!」
ホノカ「褒めてない」
このポジティブアホ柳央と私は幼馴染なのだ。
家も近ければ、親同士も知り合いときた。
…となると、幼少期からそりゃあもう多大な迷惑をかけられるものである。
部活にもほぼ強制、いや全力で強制で入れられたのだ。
正直今だって本当は爆速で帰りたいのだ。
柳央「しかし…これで部員が来ないとなると、笑ってられなくなるなあ。どうしたらいいと思う」
ホノカ「私に聞くな」
柳央「うーん…………」
唸っている。この隙をついて帰ってしまおうか。
そう思ったとき、私たちの近くを丁度男子生徒の集団が通った。
「なぁ、知ってるか?」
「[太字]この学園の七不思議[/太字]」
柳央「…[太字]これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!![/太字]」
ホノカ「うるさい。耳が取れる。」
柳央のクソデカボイスによって男子生徒は驚いてその場をソクサリしていったので
その後の会話は聞けなかった。何してくれてんだ。
柳央「七不思議!!そうだ、七不思議があるじゃないか、ホノカ!!」
ホノカ「そんなものどこの学校にもある、トイレの花子さんとかそこらの程度だろうが」
柳央「だとしてもだよ!!それを一緒に調査する、そんな部活があったら最高に面白いと思わないか!?!?」
ホノカ「現実を見ろとしか思わない」
柳央「よし!!!そうと決まったら貼り直しだ!!!!」
そうして柳央はベリャッとポスターを勢いよくはがして部室に向かって猛ダッシュしていった。
ホノカ「……」
置いて行かれた。…ということは、私は用済み、と。
ホノカ「かーえろ」
[水平線]
「ぬっふっふ、そんなんうちの前で言うなんて、命知らずなカップルさんやなぁ」
「写真部志願、狼谷 清羽!スクープ向かって、ひた走るでー!!」
比較的新しめの、鮮やかなアーチタイルの壁に、似合わぬ張り紙が貼ってあった。
[中央寄せ][太字][大文字]部 員 大 募 集[/大文字][/太字]
[太字]ガッツ!でナイス!でクール!な部員を大募集しています!!
気になった方は、ぜひ!放課後の4階特別活動室へお越しください!
なんでも部 部長 飯田 柳央[/太字][/中央寄せ]
[水平線]
「いや、語彙力無さすぎるでしょ」
私は[太字]円山ホノカ[/太字]、ミステリアス & キュートなスーパー女子高生。
そんな私がなぜこんな幼稚園児のラクガキみたいなポスターを見上げているか。
それもその作者ご本人、[太字]飯田 柳央[/太字]とともに。
柳央「だって、本当のことじゃないか、ホノカ!僕らが求めてる人材はガッツ!でナイス!で…」
ホノカ「もういい、それ。うざい。」
言うまでもなく、私もその「なんでも部」とかいうクソみたいな部活の一員だからだ。
ホノカ「というか、まずお前みたいなアホがポスターを作ること自体間違っている。
ジュール・シェレが見たら体の細胞という細胞が足を生やし逃げ出して死ぬと思う。」
柳央「うーん、キレがありダメージのよく通るナイフのような褒め言葉ありがとう、ホノカ!」
ホノカ「褒めてない」
このポジティブアホ柳央と私は幼馴染なのだ。
家も近ければ、親同士も知り合いときた。
…となると、幼少期からそりゃあもう多大な迷惑をかけられるものである。
部活にもほぼ強制、いや全力で強制で入れられたのだ。
正直今だって本当は爆速で帰りたいのだ。
柳央「しかし…これで部員が来ないとなると、笑ってられなくなるなあ。どうしたらいいと思う」
ホノカ「私に聞くな」
柳央「うーん…………」
唸っている。この隙をついて帰ってしまおうか。
そう思ったとき、私たちの近くを丁度男子生徒の集団が通った。
「なぁ、知ってるか?」
「[太字]この学園の七不思議[/太字]」
柳央「…[太字]これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!![/太字]」
ホノカ「うるさい。耳が取れる。」
柳央のクソデカボイスによって男子生徒は驚いてその場をソクサリしていったので
その後の会話は聞けなかった。何してくれてんだ。
柳央「七不思議!!そうだ、七不思議があるじゃないか、ホノカ!!」
ホノカ「そんなものどこの学校にもある、トイレの花子さんとかそこらの程度だろうが」
柳央「だとしてもだよ!!それを一緒に調査する、そんな部活があったら最高に面白いと思わないか!?!?」
ホノカ「現実を見ろとしか思わない」
柳央「よし!!!そうと決まったら貼り直しだ!!!!」
そうして柳央はベリャッとポスターを勢いよくはがして部室に向かって猛ダッシュしていった。
ホノカ「……」
置いて行かれた。…ということは、私は用済み、と。
ホノカ「かーえろ」
[水平線]
「ぬっふっふ、そんなんうちの前で言うなんて、命知らずなカップルさんやなぁ」
「写真部志願、狼谷 清羽!スクープ向かって、ひた走るでー!!」