「そういえば、どうして絵画部っていうんですか?」
ふつうは美術部だよね。
ふとした疑問に、ミナト先輩は笑って答えてくれた。
「絵画部だと、まじで絵をやってるって感じだからって、先輩が言ってた」
「へー」
「で、入るの?」
「入りたい!でもママに一回聞いてきます」
「同意が必要だよね。じゃあ、先生にもらいにいこうか」
「はい!!」
職員室に行こうとしたら、
「ミナト!」
女の子の声がした。
ろうかから、走ってきたのは、色白で目が大きくて、小柄な人。
「もう部活終わったの?」
マシュマロみたいな声がかわいい。
「違う。新入生の案内」
「そうなんだ。……こんにちは」
「こ、こんにちは!」
わたしをみて、ニコっと笑う。
「わたし、リコ。あなたは?」
「わたしは、陽菜です」
「陽菜ちゃん……ハルちゃんね!よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
リコ先輩は、ミナト先輩と同じクラスだそう。
「ずっと同クラなんだ。小学校から」
「もういいだろ。……行こう」
ミナト先輩が、わたしの手をつかんで歩く。
「ミナト!ちょっと……」
うしろからリコ先輩の声がする。
でも、ミナト先輩は振り返らなかった。
それから、職員室で入部届と同意書を受け取った後。
「ごめん。リコ、悪いやつじゃないんだけど、最近ちょっと……」
「……」
なんて答えたらいいかわからなくて、でもミナト先輩はそれ以上言わなかった。
ふつうは美術部だよね。
ふとした疑問に、ミナト先輩は笑って答えてくれた。
「絵画部だと、まじで絵をやってるって感じだからって、先輩が言ってた」
「へー」
「で、入るの?」
「入りたい!でもママに一回聞いてきます」
「同意が必要だよね。じゃあ、先生にもらいにいこうか」
「はい!!」
職員室に行こうとしたら、
「ミナト!」
女の子の声がした。
ろうかから、走ってきたのは、色白で目が大きくて、小柄な人。
「もう部活終わったの?」
マシュマロみたいな声がかわいい。
「違う。新入生の案内」
「そうなんだ。……こんにちは」
「こ、こんにちは!」
わたしをみて、ニコっと笑う。
「わたし、リコ。あなたは?」
「わたしは、陽菜です」
「陽菜ちゃん……ハルちゃんね!よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
リコ先輩は、ミナト先輩と同じクラスだそう。
「ずっと同クラなんだ。小学校から」
「もういいだろ。……行こう」
ミナト先輩が、わたしの手をつかんで歩く。
「ミナト!ちょっと……」
うしろからリコ先輩の声がする。
でも、ミナト先輩は振り返らなかった。
それから、職員室で入部届と同意書を受け取った後。
「ごめん。リコ、悪いやつじゃないんだけど、最近ちょっと……」
「……」
なんて答えたらいいかわからなくて、でもミナト先輩はそれ以上言わなかった。