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ハル*ハナ*

#12

12.だいじょうぶ

「迷惑かけちゃって、ごめん」

あの事件の後、ミナト先輩があやまった。

「ミナト先輩のせいじゃ、ないですよ。わたしはもう平気です」

「でも、嫌な目にあわせたから、ごめん」

「…助けてくれたから、もう大丈夫です」

何回も謝るミナト先輩を、わたしは何度も、大丈夫って答えた。

「あ、のっ!部活、ちゃんと行くので、絵の描きかたを教えてください」

「もちろん、何度でも教える」

「じゃあ、それで。もう謝らないでください」

それで、部活で教えてもらう機会が増えた。

一年生の部員は、リコ先輩がいやがらせをしたせいで、

わたしだけになっちゃったけど。

誤解がとけたら、また戻ってきてくれるかな?

[水平線]

「ミナト先輩と仲直りしたんだ?」

前の席のリクが、休み時間に聞いてきた。

「そうだよ。もう大丈夫」

「ちょっと落ち込んでるなあって思ってたの。一瞬だったねw」

「うん。事情があったってわかったから」

「…そういう時、頼っていいんだよ」

「ごめんなさい。相談できなくて」

リクに謝る。

「ごめん、そういう意味じゃなくてさ」

「え?」

「友達じゃん。ウチら。だから、困ったら思い出してくれたらいいなあって」

「…うん。ありがとう」

「そーだ。今度の休みって、空いてる?」

「うん、空いてる」

「ちょっと遊ばない?」

「いいよ」

「やった」

リクと遊ぶ約束をした。

2025/12/02 16:30

OWL
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PG-12初恋恋愛中学生

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