「あら、今日は部活行かないの?」
「リコ先輩…」
学校から帰る途中で、リコ先輩に会った。
と、言うか、待ち伏せてたみたい?
「やる気ないなら、部活辞めたらいいじゃん」
「そういうんじゃないです」
「へー…。じゃあ、行くの?」
「すみません、急いでるので…」
走ろうとしたら、腕をつかまれた。
「なにするんですか!?」
「あんたが辞めるっていうまで、離さない」
「……」
言いたくなかった。
だって、それって、リコ先輩のいう通りになっちゃうから。
「な、んで…リコ先輩はそういうことするんですか」
「あんたにカンケーないじゃん。辞めるの?」
腕をつかむ力がつよくなる。
「……いやです、」
今、言いたくない。
「だったら、もっとひどくするよ?」
リコ先輩の顔がゆがんだ。
こわい。
「――なにしてるんだ!?」
声がして、リコ先輩が転んだ。
えっ、って思った瞬間、わたしの前に誰かが立った。
「リコ、やっぱりお前、こういうことしてたんだな」
「…ミナト、先、輩…?」
「ごめん、まきこんじゃって」
ミナト先輩だった。
でも、どうしてここに。
「今日、様子がおかしかったから、送ってこうと思ったんだ」
「あの、」
「ちょっとまってて」
リコ先輩が立ち上がって、わたしをにらんでる。
その視線から、ミナト先輩がかばってくれる。
「俺にはニコニコしてるけどさ、本当はこういうことしてたんだよな」
「……」
「影でいろんな人に、俺から遠ざけるためのウソをついて。だまして」
「違、う」
「違わない!ハルさんに、部活辞めるまで腕つかむって言っただろ。それに新部員にも。全部聞いた」
「それは、」
「これ以上ウソつくなよ。お前がもっと嫌いになる!」
ミナト先輩の声は、ふるえていた。
「ごめん、もうしないから」
リコ先輩は、頭を下げた後、歩いていってしまった。
それから、リコ先輩は学校を休んで。
しばらくしたら、おうちの事情で転校していった。
「リコ先輩…」
学校から帰る途中で、リコ先輩に会った。
と、言うか、待ち伏せてたみたい?
「やる気ないなら、部活辞めたらいいじゃん」
「そういうんじゃないです」
「へー…。じゃあ、行くの?」
「すみません、急いでるので…」
走ろうとしたら、腕をつかまれた。
「なにするんですか!?」
「あんたが辞めるっていうまで、離さない」
「……」
言いたくなかった。
だって、それって、リコ先輩のいう通りになっちゃうから。
「な、んで…リコ先輩はそういうことするんですか」
「あんたにカンケーないじゃん。辞めるの?」
腕をつかむ力がつよくなる。
「……いやです、」
今、言いたくない。
「だったら、もっとひどくするよ?」
リコ先輩の顔がゆがんだ。
こわい。
「――なにしてるんだ!?」
声がして、リコ先輩が転んだ。
えっ、って思った瞬間、わたしの前に誰かが立った。
「リコ、やっぱりお前、こういうことしてたんだな」
「…ミナト、先、輩…?」
「ごめん、まきこんじゃって」
ミナト先輩だった。
でも、どうしてここに。
「今日、様子がおかしかったから、送ってこうと思ったんだ」
「あの、」
「ちょっとまってて」
リコ先輩が立ち上がって、わたしをにらんでる。
その視線から、ミナト先輩がかばってくれる。
「俺にはニコニコしてるけどさ、本当はこういうことしてたんだよな」
「……」
「影でいろんな人に、俺から遠ざけるためのウソをついて。だまして」
「違、う」
「違わない!ハルさんに、部活辞めるまで腕つかむって言っただろ。それに新部員にも。全部聞いた」
「それは、」
「これ以上ウソつくなよ。お前がもっと嫌いになる!」
ミナト先輩の声は、ふるえていた。
「ごめん、もうしないから」
リコ先輩は、頭を下げた後、歩いていってしまった。
それから、リコ先輩は学校を休んで。
しばらくしたら、おうちの事情で転校していった。