流夢side
早朝5時、起きて水を飲もうとするとインターホンが鳴った。静かな朝の中インターホンが鳴り驚いたが、少し急足で玄関に向かいドアを開ける。
「……何の用だ。舞夜」
俺は自分の親友、とも言える相手を前に目元をほんの少しだけ緩めた。他人から見れば真顔に見え、長年の付き合いがある人でも見逃すほどそんなに変化がないらしいが。
「そんなに嬉しかった?流夢」とにこやかに舞夜が言う。
「微妙だ。……用件は?」
「えっとね〜これ抽選会とかで当たったんだけどいる?」
舞夜は2枚の遊園地のペアチケットをポケットから出し、見せた。
「お前は?行かないのか?」
「僕?僕が行っても楽しくないし。なんでかは分かるでしょ?」
理由か………確か、舞夜は遊園地に行っても全て人が作ったからとスリルを全く感じないかららしい。……俺には一切分からない。
「とりあえず、ほら、君のお友達と一緒に行ってこれば?僕が行くより君が行ったほうがマシだしさ」
そう、笑顔で強引に俺にチケットを渡してきた。
「……………もしかしてチケット届けるためだけにここに来たのか?結構遠いぞ?」
わざわざコイツがここにそのために来るのはおかしい。昔から家に来るときは必ず2つ、用があって来ていた。
……そもそもなんで舞夜がここにいるのを知って
「はい、流夢ちゃん、考えすぎ〜」
舞夜の声で考えが遮る。そして悪戯っぽく笑いながら俺の額を軽くデコピンした。普通に痛い。
「下、見てごらん」
俺は舞夜の言う通りに下を見ると少し小さい狐がいた。
「これはね『追跡狐』。名前と特徴を思い浮かべるだけで人探しできるんだよね〜」
だからか。ここに住んでいるって分かったのは。
「あ!そうだ。せっかくだし、流夢のお友達に会っていい?僕、少し気になっててさ〜」
「アイツか……。多分、アンタに会わせたら合わなそうだからやめろ」
「ええ〜、じゃあ狐を通して見ようかな〜」
「まあ、それなら」
そう話していると、玄関から寒い冬の風が流れ込んできたからか、アイツが起きてこっちに向かってきた。
「それじゃあお友達も来る頃だし僕は帰ろうかな〜。じゃあね」
「ああ」
俺はそれだけ言い、そっと玄関のドアを閉めた。そのとき
「流夢?何してるんだ?」
後ろから声がして振り向きチケットを後ろに隠した。霧真は寝ぼけ眼をこすっている。
「…………知り合いと話していただけ」
「そうか」
……遊園地…………。
…………コイツと行けたらいいな。
「これ、俺の友達から」
俺は隠していた遊園地のチケットを見せ、話すのを続けた。
「…………一緒にどうだ?」
「俺が?」
霧真は驚いて自分自身を指さしていた。
そして「ああ」と俺はチケットを1枚差し出しながら言った。
「お前が良いなら良いけど……いつ行くんだ?」
俺はチケットに書いてある日付を見た。今日は……1月2日。で、書いてある日付は……………1月3日。明日だ。
霧真もチケットを受け取り、それを見て驚いている。
「……それじゃあ明日、6時に家を出るぞ」
「分かった」
俺はチケットを小さいファイルに挟み、机の上に置いた。
そういえば舞夜の二つ目の用事はなんだったんだ?
早朝5時、起きて水を飲もうとするとインターホンが鳴った。静かな朝の中インターホンが鳴り驚いたが、少し急足で玄関に向かいドアを開ける。
「……何の用だ。舞夜」
俺は自分の親友、とも言える相手を前に目元をほんの少しだけ緩めた。他人から見れば真顔に見え、長年の付き合いがある人でも見逃すほどそんなに変化がないらしいが。
「そんなに嬉しかった?流夢」とにこやかに舞夜が言う。
「微妙だ。……用件は?」
「えっとね〜これ抽選会とかで当たったんだけどいる?」
舞夜は2枚の遊園地のペアチケットをポケットから出し、見せた。
「お前は?行かないのか?」
「僕?僕が行っても楽しくないし。なんでかは分かるでしょ?」
理由か………確か、舞夜は遊園地に行っても全て人が作ったからとスリルを全く感じないかららしい。……俺には一切分からない。
「とりあえず、ほら、君のお友達と一緒に行ってこれば?僕が行くより君が行ったほうがマシだしさ」
そう、笑顔で強引に俺にチケットを渡してきた。
「……………もしかしてチケット届けるためだけにここに来たのか?結構遠いぞ?」
わざわざコイツがここにそのために来るのはおかしい。昔から家に来るときは必ず2つ、用があって来ていた。
……そもそもなんで舞夜がここにいるのを知って
「はい、流夢ちゃん、考えすぎ〜」
舞夜の声で考えが遮る。そして悪戯っぽく笑いながら俺の額を軽くデコピンした。普通に痛い。
「下、見てごらん」
俺は舞夜の言う通りに下を見ると少し小さい狐がいた。
「これはね『追跡狐』。名前と特徴を思い浮かべるだけで人探しできるんだよね〜」
だからか。ここに住んでいるって分かったのは。
「あ!そうだ。せっかくだし、流夢のお友達に会っていい?僕、少し気になっててさ〜」
「アイツか……。多分、アンタに会わせたら合わなそうだからやめろ」
「ええ〜、じゃあ狐を通して見ようかな〜」
「まあ、それなら」
そう話していると、玄関から寒い冬の風が流れ込んできたからか、アイツが起きてこっちに向かってきた。
「それじゃあお友達も来る頃だし僕は帰ろうかな〜。じゃあね」
「ああ」
俺はそれだけ言い、そっと玄関のドアを閉めた。そのとき
「流夢?何してるんだ?」
後ろから声がして振り向きチケットを後ろに隠した。霧真は寝ぼけ眼をこすっている。
「…………知り合いと話していただけ」
「そうか」
……遊園地…………。
…………コイツと行けたらいいな。
「これ、俺の友達から」
俺は隠していた遊園地のチケットを見せ、話すのを続けた。
「…………一緒にどうだ?」
「俺が?」
霧真は驚いて自分自身を指さしていた。
そして「ああ」と俺はチケットを1枚差し出しながら言った。
「お前が良いなら良いけど……いつ行くんだ?」
俺はチケットに書いてある日付を見た。今日は……1月2日。で、書いてある日付は……………1月3日。明日だ。
霧真もチケットを受け取り、それを見て驚いている。
「……それじゃあ明日、6時に家を出るぞ」
「分かった」
俺はチケットを小さいファイルに挟み、机の上に置いた。
そういえば舞夜の二つ目の用事はなんだったんだ?