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白い天使は黒く笑う。

#7

第七章 静寂の教室にて。

ミサと萌樹の復讐を終え、優はひとり、転校先の街で静かに暮らしていた。

でも、心の中に残る空虚。
彼女の復讐は“正義”ではなかった。
それでも、やめる理由はなかった。

「私は、ただ一人ずつ――“罪を見逃した人間”を燃やすだけ」

次のターゲットは、“いじめを止めなかった”観客たち。 

優はノートに「神園涼真」と書いた。


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優の元・クラスメイト、神園涼真は、成績優秀で
生徒会。イケメンでモテる。しかし、ミサや萌樹が優をいじめていたのを見て、
見ぬふりをしていた。

優はある日、転校先の近くの図書館で涼真と偶然会った。

彼は少しだけ驚いた顔で言った。

「……久しぶり。元気そうで、よかった」

優は静かに微笑んだ。

「うん。――でも、“あの時のこと”、まだ覚えてる?」

涼真は笑ってごまかす。

「ああ、まあ……なんとなく?」

「なんとなく、で人は壊れるんだよ」

優は黒い笑みを顔にはりつけながら言った。優の声は冷たかった。

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涼真は夜、自宅のPCに奇妙なフォルダが現れていることに気づく。

名前は「kanshisya」(監視者)。

中には、彼が過去にいじめを見ながら黙っていた動画が自動再生される。

優が殴られている。涼真はそれを見ているだけ しかも、映像の中の彼は“少し笑っている”ように見える

「……いや、違う……俺は……」

だが、動画の最後に、優の声が入っていた。

「“見てただけ”のあんたが、一番、最低なんだよ」



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涼真のイヤホンから、いつの間にか優の囁き声が聞こえるようになる。

「見てただけ、見てただけ、見てただけ……?あんたも加害者だよね?
私のこと、見殺しにしたよね?次は、ちゃんと“痛み”を知ってもらうね」と。

このイヤホンは優が、似たようなイヤホンを買い、加工して優の声を録音したものを
涼真のイヤホンと会ったときにすり替えたものだった。

涼真は恐怖と混乱で授業中に発狂しだした。周囲の生徒はドン引き。

彼は「精神不安定」とみなされ、学校にしばらくいけなくなってしまった。

2025/06/18 13:44

白柴ふぐり
ID:≫ 1sZDtXyYeEjjg
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暴力表現グロ表現アリ 復習 いじめ

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