優はノートに次に「梅空ミサ」と書くと、ニヤリと笑みを浮かべた。
優は知っていた。
ミサは、自分を“可愛い”と思ってもらえなければ、生きていけない。
・常に誰かに「見てほしい」
・「可愛い」を否定されるとパニック
・強い子に媚び、弱い子を笑う
・けど、実はものすごく不安定
だから優は考えた。
「“愛してる”って言って、
その愛を信じきった瞬間に引きちぎれば、ミサは死んだも同然になる」
優は、ある日突然、ミサに話しかけた。
「…ミサちゃん、最近元気ないね。大丈夫?」
それは、あまりにも優しい声だった。
いじめられていたはずの子が、笑ってる。
ミサは混乱する。
でも、優は毎日、少しずつ近づいてくる。
・机にこっそり飴を置く
・ミサのノートを褒める
「私、ミサちゃんのメイク、好きかも」と呟く。
ミサの中の“承認欲求”が満たされていく。
「……優ってさ、意外と優しいんだね」
優はタイミングを狙って、“秘密のグループチャット”にミサを招待する。
その中には、ミサを褒めるメッセージが大量に。
「ミサちゃんのぶりっ子、マジ最強!」
「天然で可愛すぎ」
「森本よりミサの方がよくね?」
※ 全部優の複数アカウントによる自演。
ミサは自分が**“選ばれてる”**と信じ始める。
萌樹より自分の方が「上」なんじゃないかと錯覚しはじめる。
「ねえ、優…私、あんたのこと、好きかも」
優は、笑った。
その日の夜、ミサのスマホに謎の動画が届く。
それは――
優が笑いながら、スマホを操作し、“チャットを自作してる様子”。
映像にはこう書かれていた。
「ミサが簡単に信じるから楽しいw」
「あいつ、萌樹と同じくらいのゴミだねw」
「次はどこまで壊れるかな〜?」
ミサは叫んだ。
「違う!!!嘘だよね!?ちがっ、あれは私の味方だったはずでしょ!?」
だが、優はもう翌日には学校に来ていなかった。
机の上には一通の手紙。
優からの手紙にはこう書いてあった。
「ミサちゃん、“好き”って言ってくれてありがとう。
その瞬間の君、すっごくかわいかったよ。
――だから、殺したくなっちゃった。」
「安心して。私は、あんたのことちゃんと見てたよ。
あのとき、私が泣いてたときに笑ってた顔。
忘れてないから。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以降、ミサのまわりでは「異変」が連発。
教室にミサの“痛々しいぶりっ子動画”が拡散された。
モノマネ、上目遣い、萌樹の名前を褒めまくる音声も流れた。
生徒たちから「キモい」「こいつもヤバかったんだ」と囁かれるようになり、ミサが震えだした。
萌樹からも絶縁される。
「ミサって、優とつるんでたんでしょ!?裏切り者、マジ終わってるから!私が孤立していじめられているとき、
助けなかったくせに!どうせ、自分もいじめられるのが怖いから、逃げたんでしょ?そうでしょ!?」
「ちっ、違うよ、、、!!!そんなわけない!なんでそんなに被害妄想ばかりするの!?
うざいんですけど!?」
ミサは言い張ったが、萌樹は信じず、離れていった。
ミサは孤立する。
でも、優はもう学校にいない。
「戻ってきて」と願っても、返事はない。
夜。
誰もいない教室。
ミサは、幻聴を聞く。
「ミサちゃん、かわいいね」
「私のこと好きでいて」
「ねえ、今も好き?」
その声に、ミサは泣きながら答える。
「好きだよ……優……お願い、もう一度だけ……もう一回だけ、私を見て……」
机の中に、最後の“贈り物”が入っていた。
小さな箱。
中には――
鏡の破片と、ミサの幼少期の写真
そして、裏にはこう書かれていた。
「あなたの本当の顔は、“自分を愛せない”子供のまま。
私が見せてあげただけ。ね、ミサちゃん?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数日後、ミサは校舎の鏡をすべて割ってまわった。
自分の顔が「偽物」に見えるようになったから。
誰かに「かわいい」と言われても、信じられなくなった。
「全部嘘でしょ。また私を信じさせて、笑うんでしょ……!?」
精神科に通い始め、対人恐怖を発症。
最終的には、教室にすら入れなくなった。
優は言った。
「ミサちゃん、私は今でも“本物の愛”をあげたと思ってる。
だって、“私と一緒にいた”って記憶が、
一生ミサを苦しめるから。」
優は知っていた。
ミサは、自分を“可愛い”と思ってもらえなければ、生きていけない。
・常に誰かに「見てほしい」
・「可愛い」を否定されるとパニック
・強い子に媚び、弱い子を笑う
・けど、実はものすごく不安定
だから優は考えた。
「“愛してる”って言って、
その愛を信じきった瞬間に引きちぎれば、ミサは死んだも同然になる」
優は、ある日突然、ミサに話しかけた。
「…ミサちゃん、最近元気ないね。大丈夫?」
それは、あまりにも優しい声だった。
いじめられていたはずの子が、笑ってる。
ミサは混乱する。
でも、優は毎日、少しずつ近づいてくる。
・机にこっそり飴を置く
・ミサのノートを褒める
「私、ミサちゃんのメイク、好きかも」と呟く。
ミサの中の“承認欲求”が満たされていく。
「……優ってさ、意外と優しいんだね」
優はタイミングを狙って、“秘密のグループチャット”にミサを招待する。
その中には、ミサを褒めるメッセージが大量に。
「ミサちゃんのぶりっ子、マジ最強!」
「天然で可愛すぎ」
「森本よりミサの方がよくね?」
※ 全部優の複数アカウントによる自演。
ミサは自分が**“選ばれてる”**と信じ始める。
萌樹より自分の方が「上」なんじゃないかと錯覚しはじめる。
「ねえ、優…私、あんたのこと、好きかも」
優は、笑った。
その日の夜、ミサのスマホに謎の動画が届く。
それは――
優が笑いながら、スマホを操作し、“チャットを自作してる様子”。
映像にはこう書かれていた。
「ミサが簡単に信じるから楽しいw」
「あいつ、萌樹と同じくらいのゴミだねw」
「次はどこまで壊れるかな〜?」
ミサは叫んだ。
「違う!!!嘘だよね!?ちがっ、あれは私の味方だったはずでしょ!?」
だが、優はもう翌日には学校に来ていなかった。
机の上には一通の手紙。
優からの手紙にはこう書いてあった。
「ミサちゃん、“好き”って言ってくれてありがとう。
その瞬間の君、すっごくかわいかったよ。
――だから、殺したくなっちゃった。」
「安心して。私は、あんたのことちゃんと見てたよ。
あのとき、私が泣いてたときに笑ってた顔。
忘れてないから。」
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以降、ミサのまわりでは「異変」が連発。
教室にミサの“痛々しいぶりっ子動画”が拡散された。
モノマネ、上目遣い、萌樹の名前を褒めまくる音声も流れた。
生徒たちから「キモい」「こいつもヤバかったんだ」と囁かれるようになり、ミサが震えだした。
萌樹からも絶縁される。
「ミサって、優とつるんでたんでしょ!?裏切り者、マジ終わってるから!私が孤立していじめられているとき、
助けなかったくせに!どうせ、自分もいじめられるのが怖いから、逃げたんでしょ?そうでしょ!?」
「ちっ、違うよ、、、!!!そんなわけない!なんでそんなに被害妄想ばかりするの!?
うざいんですけど!?」
ミサは言い張ったが、萌樹は信じず、離れていった。
ミサは孤立する。
でも、優はもう学校にいない。
「戻ってきて」と願っても、返事はない。
夜。
誰もいない教室。
ミサは、幻聴を聞く。
「ミサちゃん、かわいいね」
「私のこと好きでいて」
「ねえ、今も好き?」
その声に、ミサは泣きながら答える。
「好きだよ……優……お願い、もう一度だけ……もう一回だけ、私を見て……」
机の中に、最後の“贈り物”が入っていた。
小さな箱。
中には――
鏡の破片と、ミサの幼少期の写真
そして、裏にはこう書かれていた。
「あなたの本当の顔は、“自分を愛せない”子供のまま。
私が見せてあげただけ。ね、ミサちゃん?」
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数日後、ミサは校舎の鏡をすべて割ってまわった。
自分の顔が「偽物」に見えるようになったから。
誰かに「かわいい」と言われても、信じられなくなった。
「全部嘘でしょ。また私を信じさせて、笑うんでしょ……!?」
精神科に通い始め、対人恐怖を発症。
最終的には、教室にすら入れなくなった。
優は言った。
「ミサちゃん、私は今でも“本物の愛”をあげたと思ってる。
だって、“私と一緒にいた”って記憶が、
一生ミサを苦しめるから。」