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白い天使は黒く笑う。

#5

第五章 崩壊


放課後、萌樹の机の上に一冊のノートが置いてあった。

そこには、こう書かれていた。

📖 『本当の私:森本萌樹』
「私は自分が可愛いと思ってる。でもみんなにはバレてないと思ってる」

「ミサを使うのは楽しい。あの子は私がいないと生きていけないから」

「優? あの子、最初から“使い捨て”だったよ」


全て、萌樹の筆跡で書かれている。
(実際は優が徹底的に筆跡を練習して偽造)

クラスメイトがページをめくる。
誰も笑わない。
ただ、冷たい目で見つめるだけ。

萌樹は叫ぶ。

「違う!これは私じゃない!!」

でも、もう遅い。
誰も、信じない。
萌樹の“人格”そのものが、全員の中で崩れ落ちていった。

崩壊の果て、

萌樹は笑うことをやめた。
言葉を選べなくなった。
“自分が何者だったか”を忘れ始めた。

数週間後、彼女は保健室で静かにこう言った。

「私、今日…ちゃんとした顔、してる?
 なんか、自分が自分に見えないの…」

保健の先生は答えなかった。
彼女の顔は、もう完全に“優の刻んだ地獄”になっていた。

優はつぶやいた。

「あんたの“本当の顔”は、あのとき私を踏みつけたときに見せた顔。――だから私は、それを、世界に見せてあげただけだよ。」







2025/06/18 11:36

白柴ふぐり
ID:≫ 1sZDtXyYeEjjg
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暴力表現グロ表現アリ 復習 いじめ

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