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それでも私はバレーを続ける。

#1

「あっつぅ…異常気象やな」
「マジそれな」
3月。私たち一年は2年より先に体育館で練習していた。
「さえちゃん、もっかい投げて。次はちゃんと返すから」
咲子はそう言って、アンダーハンドパスの構えをする。
「おっけ。いっぽーん」
さえはぽーんとボールを咲子に投げる。咲子は素早くボールの下に滑り込み、そのままレシーブした。
「咲子ちゃんアンダーうっっま。すっご」
「いやさえちゃんの方がオーバーできるし」
咲子はそう言ってオーバーハンドパスの構えをする。
「次オーバーする?」
さえがそう言った瞬間だった。
「さえちゃん危ないッ!」
誰かがそう叫んだ。
「え?」
[大文字][太字]ゴンッ[/太字][/大文字]
さえの頭に、何かが落ちた。
「…え?」
咲子は呆然とした。


さえは頭から血を流して倒れていた。




さえは入院した。
怪我の原因は、ポールだった。
バレーのネットを張るとき、両サイドに立てる長い棒だ。金属だから、重くて、硬い。
だから慣れていない者が1人で運ぶのはかなり危ない。なのに…。
「ごめんなさい」
華は頭を下げた。
「私が勝手に1人で運ぼうとしたから…当たっちゃって…」
涙目だ。
一年生は、さえ、咲子、華、帆乃果、晴海、紡季の6人だ。その中で、咲子が一番信頼していて仲が良かったのは、さえだったのだ。
時は約1年前…去年の4月に遡る。
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2025/10/11 08:21

ムラサメ
ID:≫ 1.7MUzfPxODSQ
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