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五代十国戦闘時代

#2

最後の遣唐使船

951年。「後周」の時代のスタートである。
日本海沖。
最後の遣唐使船が数艘、接岸していた。
全部で4艘。(船は「隻」と数えるが、これは戦艦などのことなので、ここでは「舟」を数える「艘」と呼ぶ)1艘目、2艘目、3艘目、4艘目―――。全部できっちり100人。今回はとても少なかった。
だから、1艘に乗る人数も、とても少なかった。特に4艘目などは、15人しか乗っていなくて、それもほとんど漕ぎ手。大きな舟だから、13人の漕ぎ手では、足りないのなんの。しかも交代する人がいなくて、散々だったらしい。
そして2人は、僧侶であった。[漢字]袂幹[/漢字][ふりがな]べいかん[/ふりがな]と[漢字]榮灑[/漢字][ふりがな]えいれい[/ふりがな]といった。榮灑は中国の僧で、かの鑑真の孫の孫の孫の孫の孫の孫らしい。(嘘か真かはわからない)
袂幹は榮灑の弟子で、素直な勤勉者だった。
彼らは後周で仏教を学んだだけでなく、美しい漆器の作り方を学んだり、珍しい書物を読んだりした。
そのあいだに、彼らの4艘目の遣唐使船に、誰かが乗り込んでいたとも知らずに。



「女だ、女だ」「霊じゃあ」「ちがわい、足がある」「でもなぜだ」
民らは海岸に集い、ざわざわとざわめいていた。
4艘目の遣唐使船から、女が出てきたのだ。
髪はボサボサで、地面を這っている。100寸はあるだろうか........?
化粧はとれ、紅だけが赤く光っている。着物はボロボロで、特に帯は糸がところどころほどけていた。
「われの名は―――唐姫と申す」

2024/10/14 19:44

ムラサメ
ID:≫ 1.7MUzfPxODSQ
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