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グロテスクな場面も含まれます。
[中央寄せ]🏨[/中央寄せ]
「う.........これは酷い」
青龍と朱雀、玄武と白虎は、ダイニングルームの天井を見つめていた。
朱雀は顔を覆い、青龍は朱雀の肩を叩きながらため息を付き、玄武は黙りこくり、白虎は無表情で天井からぶら下がる[太字]モノ[/太字]を見つめていた。
そこからぶら下がっていたのは、..............[太字]卦中祐也の死体だった。[/太字]
口から流れ出る真っ赤な鮮血は、彼がこの世からすでに消えていることを、朱雀たちに伝えていた。
手はだらしなくたれ、髪からは血が滴っていた。
「................撲殺、のようね」
玄武は祐也の頭部を見つめ、そう言った。
「頭蓋骨にかなりヒビが入っている様子だわ。きっと、頭部にかなりのダメージを食らったはず」
玄武は頭を抱えた。
「皇楓夏の死因は、床に汚物が溜まっていたことからみて、絞殺だった。それも、首吊り状態での絞殺」
「待って!どういうこと?」
朱雀は首を傾げる。
「首吊り状態で死ぬのって、床に汚物がでちゃうの?」
「ええ。皇楓夏の首吊り死体の真下に汚物が溜まっていたでしょ?水たまりみたいに。首吊りってね、体全体の血液をはじめ、尿や便、その他の体内の廃棄物が全て外に出されるの」
朱雀は感心した。専門的な説明ができる幼なじみを、改めてすごいと感じることができた。
「今は午後3時50分。死亡推定時刻は私とスミスさんで調べるから、[漢字]ふたり[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]は自分の部屋で、犯人に襲われないようにこもっておきなさい」
青龍は玄武の発言を疑問に思い、こうたずねた。
「僕らは三人ですけど...........」
「朱雀は残ってもらわなきゃ」
朱雀はハッとして、大きく頷いた。
「真犯人、”owner”に探偵役に選ばれちゃったんだよね、私。じゃ、白虎くん、襲われないように気をつけてね」
そう言って、朱雀は白虎の肩をトンッと叩き、玄武についていった。
「男子ふたりじゃあ、心配ねえ」
「ほんと。なにやらかすか、わかんないから。」
朱雀と玄武はクスクスと笑う。
そのとき、スミスがやってきた。
「死亡推定時刻は、[太字]午後1時30分から2時30分の間[/太字]デース」
玄武は頷く。
「スミスさん........」
朱雀は口を開いた。
「なんですカ?」
「スミスさんって、死亡推定時刻とか調べられるってことは...........[太字]なにか刑事関係のお仕事をされてたりするんですか...........?[/太字]」
スミスはいきなり黙った。いつものふざけた雰囲気はなく、動揺しているようだった。
「え、エエ...............。昔、ロサンゼルス市警察にツトメてたことがありましテ..............」
玄武は静かにスミスを見据えた。
沈黙が流れる。
どれくらい経っただろう.........。
「...........スミスさん、戻っていいですよ」
玄武は視線をスミスさんから朱雀に移し、そう言った。
「は、ハイ........。OKです............。Good-bye、little girls」
スミスはそう挨拶をし、去っていった。
「死亡推定時刻は決定。このときのアリバイは............。[太字]全員ないわね[/太字]」
玄武はつぶやく。朱雀も頷く。
「[太字]この時間は、全員がバラバラに行動していたものね。そして、全員が個人の部屋に居た。だから、”owner”がその時間帯に卦中祐也を殺しても、誰も気づかないハズ[/太字]」
玄武は少し考え、そして言った。
「[太字][大文字]”皇楓夏”殺しのアリバイを崩せば、犯人が分かる―――!![/大文字][/太字]」
「う.........これは酷い」
青龍と朱雀、玄武と白虎は、ダイニングルームの天井を見つめていた。
朱雀は顔を覆い、青龍は朱雀の肩を叩きながらため息を付き、玄武は黙りこくり、白虎は無表情で天井からぶら下がる[太字]モノ[/太字]を見つめていた。
そこからぶら下がっていたのは、..............[太字]卦中祐也の死体だった。[/太字]
口から流れ出る真っ赤な鮮血は、彼がこの世からすでに消えていることを、朱雀たちに伝えていた。
手はだらしなくたれ、髪からは血が滴っていた。
「................撲殺、のようね」
玄武は祐也の頭部を見つめ、そう言った。
「頭蓋骨にかなりヒビが入っている様子だわ。きっと、頭部にかなりのダメージを食らったはず」
玄武は頭を抱えた。
「皇楓夏の死因は、床に汚物が溜まっていたことからみて、絞殺だった。それも、首吊り状態での絞殺」
「待って!どういうこと?」
朱雀は首を傾げる。
「首吊り状態で死ぬのって、床に汚物がでちゃうの?」
「ええ。皇楓夏の首吊り死体の真下に汚物が溜まっていたでしょ?水たまりみたいに。首吊りってね、体全体の血液をはじめ、尿や便、その他の体内の廃棄物が全て外に出されるの」
朱雀は感心した。専門的な説明ができる幼なじみを、改めてすごいと感じることができた。
「今は午後3時50分。死亡推定時刻は私とスミスさんで調べるから、[漢字]ふたり[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]は自分の部屋で、犯人に襲われないようにこもっておきなさい」
青龍は玄武の発言を疑問に思い、こうたずねた。
「僕らは三人ですけど...........」
「朱雀は残ってもらわなきゃ」
朱雀はハッとして、大きく頷いた。
「真犯人、”owner”に探偵役に選ばれちゃったんだよね、私。じゃ、白虎くん、襲われないように気をつけてね」
そう言って、朱雀は白虎の肩をトンッと叩き、玄武についていった。
「男子ふたりじゃあ、心配ねえ」
「ほんと。なにやらかすか、わかんないから。」
朱雀と玄武はクスクスと笑う。
そのとき、スミスがやってきた。
「死亡推定時刻は、[太字]午後1時30分から2時30分の間[/太字]デース」
玄武は頷く。
「スミスさん........」
朱雀は口を開いた。
「なんですカ?」
「スミスさんって、死亡推定時刻とか調べられるってことは...........[太字]なにか刑事関係のお仕事をされてたりするんですか...........?[/太字]」
スミスはいきなり黙った。いつものふざけた雰囲気はなく、動揺しているようだった。
「え、エエ...............。昔、ロサンゼルス市警察にツトメてたことがありましテ..............」
玄武は静かにスミスを見据えた。
沈黙が流れる。
どれくらい経っただろう.........。
「...........スミスさん、戻っていいですよ」
玄武は視線をスミスさんから朱雀に移し、そう言った。
「は、ハイ........。OKです............。Good-bye、little girls」
スミスはそう挨拶をし、去っていった。
「死亡推定時刻は決定。このときのアリバイは............。[太字]全員ないわね[/太字]」
玄武はつぶやく。朱雀も頷く。
「[太字]この時間は、全員がバラバラに行動していたものね。そして、全員が個人の部屋に居た。だから、”owner”がその時間帯に卦中祐也を殺しても、誰も気づかないハズ[/太字]」
玄武は少し考え、そして言った。
「[太字][大文字]”皇楓夏”殺しのアリバイを崩せば、犯人が分かる―――!![/大文字][/太字]」
- 1.ファイル1 一通のメール
- 2.ファイル2 玄武と白虎
- 3.ファイル3 悲劇
- 4.ファイル4 HOTELの客たち
- 5.ファイル5 ルーム・ツアー
- 6.ファイル6 ディナー・タイム
- 7.ファイル7 殺人
- 8.ファイル8 ビデオ
- 9.ファイル9 推理
- 10.ファイル10 真実と嘘
- 11.番外編 名探偵朱雀 軽井沢捨て猫事件①
- 12.ファイル11 犠牲
- 13.ファイル12 ファイナル・ミステリー
- 14.ファイル13 霞に巻かれるミステリー
- 15.ファイル14 ”owner” is you
- 16.番外編 名探偵朱雀 軽井沢捨て猫事件②
- 17.ファイル15 仮面の奥
- 18.ファイル16 壊れる不在証明
- 19.ファイル17 ”owner”の降伏
- 20.ファイル18 鬼の目にも涙
- 21.ファイル19 事件の終わり
- 22.番外編 名探偵朱雀③ 軽井沢捨て猫事件