「あんた、学校の課題終わらせたの?」
母親に今日も怒鳴られるむつだったが、むつはそんなことなど気にもしていなかった。
大学。大学生になったら、打墨に会いに行くって約束した。
むつは、打墨の大学に進学することを決めた。打墨に会うために。
高一だけど、進路、か。
しみじみと幸せに浸っていたむつは、将来が楽しみでならなかった。
そのとき、ニュース速報が鳴り響いた。
「きゃっ!!なに??災害!?政治家殺人!?」
むつの母親は慌ててTVを付け確認する。災害でも、殺人でもないようだった。
――――――事故だ。
青森から東京行き新幹線の事故。
「なによぉ、事故なのね。怖いわねぇぇ」
むつの母親はため息をついて椅子に座った。ふとむつの顔を見て、母親はさっと青ざめた。
「ど、どうしたのむつ!?顔が真っ青!震えてるわよ!?」
むつTVの画面を見つめ、ガタガタと震えていた。
まさか。まさか。
TVは続けた。
「死亡者は三人、身元がわかっているのはそのうち二人であり、ひとりは学生の[漢字]打墨茂都[/漢字][ふりがな]うつつみしげと[/ふりがな]さん、そして――――――」
むつは顔を覆い、自分の部屋へと駆け出した。部屋に入ると素早く鍵をしめ、ワッと泣き出した。
どうして。どうして。
[中央寄せ]🥄[/中央寄せ]
神様は、いつも私の幸せを奪う。
あれから一年。夏祭りの季節となった。
むつは、あれから立ち直り、微笑むことができるようになっていた。
母親はあれからずっとむつのことを心配していた。自分の娘がおかしくなった、と感じていた。
むつは高校2年。またかき氷屋を営んでいた。
かき氷屋の休憩時間、友達の希花に、かき氷のブルーハワイ味を2つ、注文した。
希花とは一時期溝ができていたが、最近はまた、仲が良くなり始めた。
むつはブルーハワイを2つもち、ベンチに座った。
「打墨さん。一緒に食べましょう」
むつはそう言ってブルーハワイのうちの1つを空に掲げた。
「食べますか?」
むつは空に向かって、つぶやいた。
たべるよ
そんな声が、むつの耳には聞こえた。
母親に今日も怒鳴られるむつだったが、むつはそんなことなど気にもしていなかった。
大学。大学生になったら、打墨に会いに行くって約束した。
むつは、打墨の大学に進学することを決めた。打墨に会うために。
高一だけど、進路、か。
しみじみと幸せに浸っていたむつは、将来が楽しみでならなかった。
そのとき、ニュース速報が鳴り響いた。
「きゃっ!!なに??災害!?政治家殺人!?」
むつの母親は慌ててTVを付け確認する。災害でも、殺人でもないようだった。
――――――事故だ。
青森から東京行き新幹線の事故。
「なによぉ、事故なのね。怖いわねぇぇ」
むつの母親はため息をついて椅子に座った。ふとむつの顔を見て、母親はさっと青ざめた。
「ど、どうしたのむつ!?顔が真っ青!震えてるわよ!?」
むつTVの画面を見つめ、ガタガタと震えていた。
まさか。まさか。
TVは続けた。
「死亡者は三人、身元がわかっているのはそのうち二人であり、ひとりは学生の[漢字]打墨茂都[/漢字][ふりがな]うつつみしげと[/ふりがな]さん、そして――――――」
むつは顔を覆い、自分の部屋へと駆け出した。部屋に入ると素早く鍵をしめ、ワッと泣き出した。
どうして。どうして。
[中央寄せ]🥄[/中央寄せ]
神様は、いつも私の幸せを奪う。
あれから一年。夏祭りの季節となった。
むつは、あれから立ち直り、微笑むことができるようになっていた。
母親はあれからずっとむつのことを心配していた。自分の娘がおかしくなった、と感じていた。
むつは高校2年。またかき氷屋を営んでいた。
かき氷屋の休憩時間、友達の希花に、かき氷のブルーハワイ味を2つ、注文した。
希花とは一時期溝ができていたが、最近はまた、仲が良くなり始めた。
むつはブルーハワイを2つもち、ベンチに座った。
「打墨さん。一緒に食べましょう」
むつはそう言ってブルーハワイのうちの1つを空に掲げた。
「食べますか?」
むつは空に向かって、つぶやいた。
たべるよ
そんな声が、むつの耳には聞こえた。