「いらっしゃいませ〜」
むつと一緒に屋台で働く、むつのクラスメートで吹奏楽部の[漢字]滝花希花[/漢字][ふりがな]たきばなのぞか[/ふりがな]が、お客さんににっこりと微笑みかける。
「はい、イチゴ味1つですね?分かりました!」
希花はむつにアイコンタクトを送る。
(そこの氷、削って)
むつは、小さく「アイアイサー」と言うと、店の冷凍庫から大きな氷を取り出し、機械の中入れた。そして、スイッチを押す。
グイーン........グイーン........グイーン........グイーン........グイーン........
小刻みに震える機械の音は、次第に大きくなっていき、しまいにはお客さんが耳をふさぐほどの大きさになってしまった。
「あぁ、すみません!ほら、むつ!スイッチ押して!もうできてるから!」
むつは急いでスイッチを押し、ふわふわで細かい氷がてんこ盛りになった、使い捨ての容器を持ち上げる。
(それは優先輩のとこに!)
希花は、顎である少年のいる方向を指し、すぐお客さんに向きなおる。「あちらの受け取り口に移動してくださいませ〜」
むつはいそいそと、少年のいる方に、思い容器を運ぶ。
「むつ!こっち!急げ〜」
その少年は、[漢字]瀬見川優[/漢字][ふりがな]せみかわゆうや[/ふりがな]。二年生でサッカー部、むつの先輩で、焼けた肌と筋肉のついた脚が特徴的だ。女子に人気があると思われがちだが―――。
「おい、かき氷もって[漢字]こおり[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]。あ、ミスった?シロップかける[漢字]し、ロップ[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]!あ、またミスったわ〜。草〜ww」
そう、瀬見川は、下手なダジャレ専門家なのである。すらりとした見た目からは分からない、実におかしいクセなのである。
「は、はいっ!」
むつはかなり戸惑いながらも、冷えながらも、瀬見川に容器をわたした。
瀬見川は、手慣れた手付きでイチゴシロップを氷にかけ、プラスチックのスプーンを氷にザクッとさす。
「はいッ、どうぞ、イチゴ味のかき氷っす!250円で〜す」
瀬見川は、お客さんからお金を受け取ると、「あっりがとーござーましたー」と、見送った。
むつははぁっとため息をつく。
―――やっぱり、希花と先輩には使われっぱなし。お母さんの実家から持ってきたかき氷機も、古くて使い物にならない。やっぱり、私にh..............
「よっ、繁盛してんじゃん〜」
「あっ!」
むつの前に現れたのは、[漢字]矢次乙彦[/漢字][ふりがな]やつぎおとひこ[/ふりがな]。むつとは違うクラスだが、仲が良い男友達である。
「あれ?フランクフルトの屋台は?」
そう、矢次はフランクフルトの屋台担当なのである。
「え?あそこ?あぁ、休んでいいって兄貴に言われたから遊びに来た」
矢次の兄は大学生である。フランクフルトの屋台の「店長」として、屋台で働いている。
「だ・か・ら・さ♡せっかくおんなじ高校だっからよ〜、ちょ〜〜〜っとオマケしてくれてもいいじゃない?むつちゃん♡」
うわっ、うっざ〜。
むつはそう思い、ため息を付いた。
むつと一緒に屋台で働く、むつのクラスメートで吹奏楽部の[漢字]滝花希花[/漢字][ふりがな]たきばなのぞか[/ふりがな]が、お客さんににっこりと微笑みかける。
「はい、イチゴ味1つですね?分かりました!」
希花はむつにアイコンタクトを送る。
(そこの氷、削って)
むつは、小さく「アイアイサー」と言うと、店の冷凍庫から大きな氷を取り出し、機械の中入れた。そして、スイッチを押す。
グイーン........グイーン........グイーン........グイーン........グイーン........
小刻みに震える機械の音は、次第に大きくなっていき、しまいにはお客さんが耳をふさぐほどの大きさになってしまった。
「あぁ、すみません!ほら、むつ!スイッチ押して!もうできてるから!」
むつは急いでスイッチを押し、ふわふわで細かい氷がてんこ盛りになった、使い捨ての容器を持ち上げる。
(それは優先輩のとこに!)
希花は、顎である少年のいる方向を指し、すぐお客さんに向きなおる。「あちらの受け取り口に移動してくださいませ〜」
むつはいそいそと、少年のいる方に、思い容器を運ぶ。
「むつ!こっち!急げ〜」
その少年は、[漢字]瀬見川優[/漢字][ふりがな]せみかわゆうや[/ふりがな]。二年生でサッカー部、むつの先輩で、焼けた肌と筋肉のついた脚が特徴的だ。女子に人気があると思われがちだが―――。
「おい、かき氷もって[漢字]こおり[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]。あ、ミスった?シロップかける[漢字]し、ロップ[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな]!あ、またミスったわ〜。草〜ww」
そう、瀬見川は、下手なダジャレ専門家なのである。すらりとした見た目からは分からない、実におかしいクセなのである。
「は、はいっ!」
むつはかなり戸惑いながらも、冷えながらも、瀬見川に容器をわたした。
瀬見川は、手慣れた手付きでイチゴシロップを氷にかけ、プラスチックのスプーンを氷にザクッとさす。
「はいッ、どうぞ、イチゴ味のかき氷っす!250円で〜す」
瀬見川は、お客さんからお金を受け取ると、「あっりがとーござーましたー」と、見送った。
むつははぁっとため息をつく。
―――やっぱり、希花と先輩には使われっぱなし。お母さんの実家から持ってきたかき氷機も、古くて使い物にならない。やっぱり、私にh..............
「よっ、繁盛してんじゃん〜」
「あっ!」
むつの前に現れたのは、[漢字]矢次乙彦[/漢字][ふりがな]やつぎおとひこ[/ふりがな]。むつとは違うクラスだが、仲が良い男友達である。
「あれ?フランクフルトの屋台は?」
そう、矢次はフランクフルトの屋台担当なのである。
「え?あそこ?あぁ、休んでいいって兄貴に言われたから遊びに来た」
矢次の兄は大学生である。フランクフルトの屋台の「店長」として、屋台で働いている。
「だ・か・ら・さ♡せっかくおんなじ高校だっからよ〜、ちょ〜〜〜っとオマケしてくれてもいいじゃない?むつちゃん♡」
うわっ、うっざ〜。
むつはそう思い、ため息を付いた。