Q:お嬢様は終末世界で生き残れるか?
#1
1:お嬢様、ゾンビとエンカウント
翻る制服、鳴らすローファー、ロングのツインドリル。
お人形のような容姿の彼女こそ、モルガナイト社の社長令嬢。
人生で持った一番重いモノはナイフとフォーク、そんな彼女の名前は [漢字]神野 達李夜[/漢字][ふりがな]こうの だいや[/ふりがな]。
通称ダイヤお嬢様。
そんな彼女が今直面している危機とは!
[太字]「嫌ですわ、嫌ですわ、いやですわああああああああ!」[/太字]
何やら腐った人に追っかけられてる事です。
なんせヒールはグラグラ、スカートはふわふわ。走る速度は絶望的なのだが、それはゾンビも同じで、しょうもない追いかけっこが先ほどから続いている。
急に始まったゾンビパンデミック。ただし、ゾンビ化はそこらの感染症とは違うらしく、ゾンビ自身に噛まれた人間しか感染させない。
ではゾンビはどこから現れたのかというと、それは不明である。
いずれにせよ世界は一瞬で恐怖に包まれて、警察も軍隊も出動する大騒ぎ。
しかし、ただのゾンビに紛れて非常に手強いバケモノもいる為、一進一退の攻防が続いている。
しかしダイヤの通う学校は一流のお嬢様校。堅牢な警備を誇るその学校内だから、とお嬢様方が安心しきっていた頃、噂のバケモノが現れ、遂に校内へのゾンビ達の侵入を許してしまい、今の追いかけっこに至る訳だ。
ゆるゆるした追いかけっこに反し、事態は深刻である。何せ、油断していたお嬢様方の何人かは既にゾンビに仲間入りを果たしているのだ。ダイヤだって転べば同じ事になってしまう。
だから、彼女は彼女なりに全力で走る。彼女なりに。
しかし校内をひたすら走り回る内、前方からもゾンビが迫ってくるのが見える。
前には腐肉、後ろにも腐肉。ただし腐肉は襲ってきます。
こんな時、お嬢様ならどうするか……
「くっ、こうなったらお父様が下さった“奥の手”ですわっ……!」
ダイヤお嬢様は、そう言って徐にスカートをばっとした。
もちろんただ脚を晒そうとしたわけではなく。お嬢様は太もものベルトに括り付けられている『ナイフ』を取り出した。
彼女が緊急時用にと、お父様から頂いた最高級のサバイバルナイフだ。
「うりゃああああああああ!」
彼女は前方と後方のゾンビをナイフで必死に刺し、そしてゾンビたちにある程度の打撃、人間であれば致命傷になる程度の傷を与えた時、二人(?)のゾンビは倒れた。
「このダイヤ様の手にかかれば、こんなもんですわ!」
そう捨て置いて、動かなくなったゾンビを尻目に再び走り出す。
早く、セキュリティ万全の場所に、避難しなければ。
お人形のような容姿の彼女こそ、モルガナイト社の社長令嬢。
人生で持った一番重いモノはナイフとフォーク、そんな彼女の名前は [漢字]神野 達李夜[/漢字][ふりがな]こうの だいや[/ふりがな]。
通称ダイヤお嬢様。
そんな彼女が今直面している危機とは!
[太字]「嫌ですわ、嫌ですわ、いやですわああああああああ!」[/太字]
何やら腐った人に追っかけられてる事です。
なんせヒールはグラグラ、スカートはふわふわ。走る速度は絶望的なのだが、それはゾンビも同じで、しょうもない追いかけっこが先ほどから続いている。
急に始まったゾンビパンデミック。ただし、ゾンビ化はそこらの感染症とは違うらしく、ゾンビ自身に噛まれた人間しか感染させない。
ではゾンビはどこから現れたのかというと、それは不明である。
いずれにせよ世界は一瞬で恐怖に包まれて、警察も軍隊も出動する大騒ぎ。
しかし、ただのゾンビに紛れて非常に手強いバケモノもいる為、一進一退の攻防が続いている。
しかしダイヤの通う学校は一流のお嬢様校。堅牢な警備を誇るその学校内だから、とお嬢様方が安心しきっていた頃、噂のバケモノが現れ、遂に校内へのゾンビ達の侵入を許してしまい、今の追いかけっこに至る訳だ。
ゆるゆるした追いかけっこに反し、事態は深刻である。何せ、油断していたお嬢様方の何人かは既にゾンビに仲間入りを果たしているのだ。ダイヤだって転べば同じ事になってしまう。
だから、彼女は彼女なりに全力で走る。彼女なりに。
しかし校内をひたすら走り回る内、前方からもゾンビが迫ってくるのが見える。
前には腐肉、後ろにも腐肉。ただし腐肉は襲ってきます。
こんな時、お嬢様ならどうするか……
「くっ、こうなったらお父様が下さった“奥の手”ですわっ……!」
ダイヤお嬢様は、そう言って徐にスカートをばっとした。
もちろんただ脚を晒そうとしたわけではなく。お嬢様は太もものベルトに括り付けられている『ナイフ』を取り出した。
彼女が緊急時用にと、お父様から頂いた最高級のサバイバルナイフだ。
「うりゃああああああああ!」
彼女は前方と後方のゾンビをナイフで必死に刺し、そしてゾンビたちにある程度の打撃、人間であれば致命傷になる程度の傷を与えた時、二人(?)のゾンビは倒れた。
「このダイヤ様の手にかかれば、こんなもんですわ!」
そう捨て置いて、動かなくなったゾンビを尻目に再び走り出す。
早く、セキュリティ万全の場所に、避難しなければ。