閲覧前に必ずご確認ください
多少暴力表現があるかも知れません。あと、なろう要素があるかも(チート系などなるべく入れないようにしていますが)。
追記:BL・GLも書くかもしれません…
ーーー昔々、シゼアエイル王国は魔導術という摩訶不思議な現象を操ることによって大国へとのし上がっていました。
それは、『魔術書』と呼ばれる本を使うことで誰でも使えるものでした。
ですが、『魔術書』を調べた研究者があるものを生み出したことによって、その『魔術書』は必要がなくなってしまったのです。
それが、『杖』です。
そうして国王だけでなく貴族も魔導術が使える様になりました。
必要のなくなった『魔術書』は誰かに盗まれてしまい、今でもその場所は分からないのだとか。
それは、いつも私の祖父が肌身離さず持っていた小説の一部分。
「ねぇ、レイズ?この話に『魔導術とその手引き』が当てはまるなら、本当に国家機密モノよね?お爺ちゃんはいつも『店の中は全て見回り、何の本があるかは全て目を通しているから盗む事は叶わんのだよ』と言っていたから、もしかして分かっていて隠したんじゃ無いかしら。そうなら、私と同じ状況だったのかも。かなり古く見えるし、古ぼけ方がずっとうちに置いてある本と同じってことはこの本もずっとここに置いてあったものだと思うのだけれど」
「そうかも知れませんし、かなり前と言っても魔術書と同じ古ぼけ方をしているその本は四十年ほどここに来た本だそうですから、デライド様がお若い頃に魔術書が来たのかも知れません。しかし、何のために魔術書を盗むのでしょうか。この話は世間一般には出回っていないはずですが…」
いくら考えても答えは出なかった。そういえば私は祖父の身の上話など聞いていなかったので、もし王族に関係した血筋だったとしたら…いや、それならこんな繁華街で古本屋を開けば即座に見つかったと思うから、その線はないだろう。
「そういえば店長がお友達とお茶会に行ったりしている間、よくここに盗人が入って来ています。隙を狙っているのでしょうが…私が倒すべき敵として認知されていないのが心外と言いますか…」
「だって貴方はヒョロヒョロしているし、強そうと言うより根暗感が強いと思うわ」
「それはかなり酷いですよ、心臓に来ました」
「いつもはどうしてるの?まさか貴方が退治しているんじゃ…」
「巡回警備員呼出用のベルを使っています。しょっちゅうここに強盗や盗人が入った来ることをあちらも分かっているのでしょう。日が経つに連れて、ベルを鳴らしてから巡回警備員のくる時間が短くなっています。[小文字]…まぁ、私が敵を倒すのが速くなっているだけですが[/小文字]」
「いえ、なんでもありません。とにかく、この魔術書についてもう少し詳しく調べてみましょう」
なんだか誤魔化された気分で私は、「えぇ、そうね」と答えたのだった。
それは、『魔術書』と呼ばれる本を使うことで誰でも使えるものでした。
ですが、『魔術書』を調べた研究者があるものを生み出したことによって、その『魔術書』は必要がなくなってしまったのです。
それが、『杖』です。
そうして国王だけでなく貴族も魔導術が使える様になりました。
必要のなくなった『魔術書』は誰かに盗まれてしまい、今でもその場所は分からないのだとか。
それは、いつも私の祖父が肌身離さず持っていた小説の一部分。
「ねぇ、レイズ?この話に『魔導術とその手引き』が当てはまるなら、本当に国家機密モノよね?お爺ちゃんはいつも『店の中は全て見回り、何の本があるかは全て目を通しているから盗む事は叶わんのだよ』と言っていたから、もしかして分かっていて隠したんじゃ無いかしら。そうなら、私と同じ状況だったのかも。かなり古く見えるし、古ぼけ方がずっとうちに置いてある本と同じってことはこの本もずっとここに置いてあったものだと思うのだけれど」
「そうかも知れませんし、かなり前と言っても魔術書と同じ古ぼけ方をしているその本は四十年ほどここに来た本だそうですから、デライド様がお若い頃に魔術書が来たのかも知れません。しかし、何のために魔術書を盗むのでしょうか。この話は世間一般には出回っていないはずですが…」
いくら考えても答えは出なかった。そういえば私は祖父の身の上話など聞いていなかったので、もし王族に関係した血筋だったとしたら…いや、それならこんな繁華街で古本屋を開けば即座に見つかったと思うから、その線はないだろう。
「そういえば店長がお友達とお茶会に行ったりしている間、よくここに盗人が入って来ています。隙を狙っているのでしょうが…私が倒すべき敵として認知されていないのが心外と言いますか…」
「だって貴方はヒョロヒョロしているし、強そうと言うより根暗感が強いと思うわ」
「それはかなり酷いですよ、心臓に来ました」
「いつもはどうしてるの?まさか貴方が退治しているんじゃ…」
「巡回警備員呼出用のベルを使っています。しょっちゅうここに強盗や盗人が入った来ることをあちらも分かっているのでしょう。日が経つに連れて、ベルを鳴らしてから巡回警備員のくる時間が短くなっています。[小文字]…まぁ、私が敵を倒すのが速くなっているだけですが[/小文字]」
「いえ、なんでもありません。とにかく、この魔術書についてもう少し詳しく調べてみましょう」
なんだか誤魔化された気分で私は、「えぇ、そうね」と答えたのだった。