[中央寄せ]ー紬目線ー[/中央寄せ]
(あーもう、山下くんはなんでこんなに私に話しかけてくれるかなぁ、、。)
山下大輝に助けてもらった後、葉隠紬は一緒に通学していた。
(私に話しかけてくれる人なんて、誰もいなかったのに、、。)
「・・・。」
紬は何か思い出したかのように目を伏せた。紬にふと、蘇った。あのときの頃の記憶、私にも、話しかけてくれた子がいたということに。
[水平線]
私は中学生になったら、ほぼ誰とも喋らなくなった。周りはざわざわとしていて、私のところだけ違う領域にいるのかと思うぐらいだった。嫌われてはいない様子だったが、ただ私が話に行かないだけのことだった。
「ねえ、葉隠さん。私達の班に来ない?」
「あ、そのっ、えと、、。」
私は極度のコミュ障だった。
「あ、ごめん。別のとこ探すね!」
「あ、」
いつもこんな感じだ。班にすら入れない。旅行のときとかは、引率の先生と一緒に行動していた。
そんなある日、私は声を掛けられた。
「わぁ〜その本私も好きだなぁ。」
視線を動かすと、そこには、青髪の女の子が立っていた。
「私、天内詩織。よろしくね。」
「あ、」
このとき、私は勇気を出してみようと思った。こんなところで言わないと、またあんなことになってしまうから。
「葉隠紬です!その、[小文字]よろしくお願いします、、。[/小文字]」
最後は小さくなってしまったが、しっかり言えた、、!
「わぁ、紬ちゃんってそんなに大きな声出せるんだ!あ、紬ちゃんってよんでい?」
「う、うん。私も、その詩織ちゃんって、」
「いいよ。」
詩織ちゃんはニカッと笑ってみせた。
数日後、私は忘れ物を取りに行くため、教室に向かった。すると、驚くべき光景を目にした。
「もう、紬には関わらないで。」
「紬はほっといていいから。」
「私達と一緒にいたほうが、楽しいよ、ね?」
「っ!」
詩織はいじめをされていた。
「・・・っ!」
私は言葉を失った。私のせいだ。私が詩織ちゃんと関わってしまったから。
「・・・っん」
私は駆け出した。逃げるように。中で反応したように聞こえたが、無視した。涙が溢れてきた。
(私が悪いんだ・・・!)
そう、自分に言い聞かせた。
翌日、私は、放課後に詩織ちゃんと話をした。
「どうしたの?紬ちゃん。」
「・・・。」
私は黙ったまま、詩織の腕を取ると、袖を[漢字]捲[/漢字][ふりがな]まく[/ふりがな]った。
「・・・!」
詩織は一度驚いたように目を見開いた。
「詩織ちゃん、私ともう、関わらないで。」
私の目からはいつの間にか涙が溢れていた。
「紬ちゃんっ、、。」
「私見ちゃったの。詩織ちゃんがいじめられていた所。だから、もう、詩織ちゃんが影でいじめられるの、もう見たくないっ、、。」
私は言葉を振り絞った。
「うん、分かった。」
「・・・え?」
詩織ちゃんは同意をしていた。
「だって、紬ちゃんが泣いちゃうんならそりゃやめるよ〜。」
「でもっ、」
「もう、友達じゃなくなるからって?」
図星だった。詩織ちゃんの読みは当たっていた。
「大丈夫、私はね、、[大文字]紬ちゃんに最初話しかけたときから、ずっと!友達だと思ってたよ。[/大文字]」
「・・・っ!」
私はぐしゃぐしゃの顔で詩織ちゃんに微笑んだ。
「・・・っ、私も、、!」
私は詩織ちゃんの腕の中で泣いた。不満も喜びも悲しみも、全部涙に乗せて。
[水平線]
あの頃の記憶の再生が終わると、紬は大輝の顔を見て、思った。
(私と関わったら、またあんなことになっちゃうのかな、、。)
でも、今回の紬は違かった。昔とけじめをつけるために。
(今度はあのときみたいにはしない。)
紬は微笑んだ。
(だって、この時間がきっと、大切な宝物になるはずだから、、。)
そう、思いながら、真っ青に広がる朝の青空を眺めた。
(あーもう、山下くんはなんでこんなに私に話しかけてくれるかなぁ、、。)
山下大輝に助けてもらった後、葉隠紬は一緒に通学していた。
(私に話しかけてくれる人なんて、誰もいなかったのに、、。)
「・・・。」
紬は何か思い出したかのように目を伏せた。紬にふと、蘇った。あのときの頃の記憶、私にも、話しかけてくれた子がいたということに。
[水平線]
私は中学生になったら、ほぼ誰とも喋らなくなった。周りはざわざわとしていて、私のところだけ違う領域にいるのかと思うぐらいだった。嫌われてはいない様子だったが、ただ私が話に行かないだけのことだった。
「ねえ、葉隠さん。私達の班に来ない?」
「あ、そのっ、えと、、。」
私は極度のコミュ障だった。
「あ、ごめん。別のとこ探すね!」
「あ、」
いつもこんな感じだ。班にすら入れない。旅行のときとかは、引率の先生と一緒に行動していた。
そんなある日、私は声を掛けられた。
「わぁ〜その本私も好きだなぁ。」
視線を動かすと、そこには、青髪の女の子が立っていた。
「私、天内詩織。よろしくね。」
「あ、」
このとき、私は勇気を出してみようと思った。こんなところで言わないと、またあんなことになってしまうから。
「葉隠紬です!その、[小文字]よろしくお願いします、、。[/小文字]」
最後は小さくなってしまったが、しっかり言えた、、!
「わぁ、紬ちゃんってそんなに大きな声出せるんだ!あ、紬ちゃんってよんでい?」
「う、うん。私も、その詩織ちゃんって、」
「いいよ。」
詩織ちゃんはニカッと笑ってみせた。
数日後、私は忘れ物を取りに行くため、教室に向かった。すると、驚くべき光景を目にした。
「もう、紬には関わらないで。」
「紬はほっといていいから。」
「私達と一緒にいたほうが、楽しいよ、ね?」
「っ!」
詩織はいじめをされていた。
「・・・っ!」
私は言葉を失った。私のせいだ。私が詩織ちゃんと関わってしまったから。
「・・・っん」
私は駆け出した。逃げるように。中で反応したように聞こえたが、無視した。涙が溢れてきた。
(私が悪いんだ・・・!)
そう、自分に言い聞かせた。
翌日、私は、放課後に詩織ちゃんと話をした。
「どうしたの?紬ちゃん。」
「・・・。」
私は黙ったまま、詩織の腕を取ると、袖を[漢字]捲[/漢字][ふりがな]まく[/ふりがな]った。
「・・・!」
詩織は一度驚いたように目を見開いた。
「詩織ちゃん、私ともう、関わらないで。」
私の目からはいつの間にか涙が溢れていた。
「紬ちゃんっ、、。」
「私見ちゃったの。詩織ちゃんがいじめられていた所。だから、もう、詩織ちゃんが影でいじめられるの、もう見たくないっ、、。」
私は言葉を振り絞った。
「うん、分かった。」
「・・・え?」
詩織ちゃんは同意をしていた。
「だって、紬ちゃんが泣いちゃうんならそりゃやめるよ〜。」
「でもっ、」
「もう、友達じゃなくなるからって?」
図星だった。詩織ちゃんの読みは当たっていた。
「大丈夫、私はね、、[大文字]紬ちゃんに最初話しかけたときから、ずっと!友達だと思ってたよ。[/大文字]」
「・・・っ!」
私はぐしゃぐしゃの顔で詩織ちゃんに微笑んだ。
「・・・っ、私も、、!」
私は詩織ちゃんの腕の中で泣いた。不満も喜びも悲しみも、全部涙に乗せて。
[水平線]
あの頃の記憶の再生が終わると、紬は大輝の顔を見て、思った。
(私と関わったら、またあんなことになっちゃうのかな、、。)
でも、今回の紬は違かった。昔とけじめをつけるために。
(今度はあのときみたいにはしない。)
紬は微笑んだ。
(だって、この時間がきっと、大切な宝物になるはずだから、、。)
そう、思いながら、真っ青に広がる朝の青空を眺めた。