魔法使いは世界を変える
「なにこれ。」
まるで汚れた雑巾みたいに転がっていた。
よく見たら、猫みたいで、尻尾は魚みたいで。
額には宝石が埋められている。
水筒の水だけど、、、どうせ残すしいっか。
バシャァッ!
少しはきれいになったかな。
パチッ、、、
「あっ、生きてたんだ。よかった。」
「誰?しかも[斜体]”ニンゲン”[/斜体]とは、、、」
人間に驚かない、、、。珍しいのかな。
「僕らの種族は水分が命なんだ。君は僕の体を洗おうとしてくれただけだろうけど、僕からしたら、命の恩人なんだよ!」
「ほう。」
この種族は人間で言う[下線]食料が水[/下線]ってことか。
[大文字]「ぜひともお礼を言いたい。」[/大文字]
料理とか、お金とかかな。この当時は生ぬるいことを考えていた。
[大文字][大文字]それは違った。[/大文字][/大文字]この種族が絶望を私にくれる存在だったのだ。
[大文字]「じゃあ、お礼に、まほうをつかえる権利を上げよう!」[/大文字]
私は、魔法なんて信じない人だった。
けれど、好奇心が勝ってしまった。
「じゃあ、権利、もらうね。」
「うん!どうぞ。」
渡された瞬間、力がみなぎった。
何にでもなれる。そんな気がした。
まず最初に自分に魔法をかけた。
[幸せになりますように]って。
それが間違いだった。
*
最初は、いつもと同じで、起きて、学校行って、メンタルケアして、寝る。
その繰り返し。ある日のことだった。
いつものように登校していたの。
(ふぅ。ギリギリセーフかな?)
今日は大掃除。普段掃除しないところも掃除して、新学期を迎える。
そんなものだ。私は大掃除が大っ嫌いなのだ。なんでって、、、
(だるいなぁ。)
私は掃除すら、めんどくさくなってしまった。
机の裏をきれいにしよう。
そう思ったとき、周りの女子がなぜか笑ってる。
(なんだろ、、、。)
え、、、。
きえろ、死ね。カス。キモい。w、ウザい、キモいから話さないで。
悪口一覧かのようにびっしり、ぐちゃぐちゃに書かれている。
おまけにのりでベタベタになっている。
(ぁ、、、)
(女子たちが笑っていた理由ってこれか、、、)
勘付いてしまった。
雨が降っているグラウンド。ただただ、私は見ているだけ。
?「杏奈〜。」
(どうせいじめっ子だ、、、。)
(私なんて、、、)
?「だから、杏奈!!」
(誰だっけ。名前、、、)
「(思い出した。)叶ちゃん?」
叶「よく思い出したね〜。」
そういえば、私は杏奈で、叶ちゃんは友達だった。
私達は旧友だったのだ。
叶ちゃんは昔、心臓の病気で病院に通ってて、私と会えない状況だった。
けど、奇跡で今日は病気が落ち着いているんだって。
なんで忘れてんだろう。
雨が降ってるけど、傘をもらったみたいな、ほんのり温かい気持ちになれた。
(はぁ。心ってこんなに暖かくなれるんだ。)
大掃除が終わり、帰ることになった。
「どうだった?魔法って本当だったでしょ?」
「あなたは、、、!」
そう。この謎の地球外生命体がこの「幸せ」をつくったのだ。
魔法の力で。
「そうだね。この魔法の力は本当だったよ。」
(おかげで旧友に会えたし。)
「信じてくれてよかった。どうする?まだこの力を使うかい?」
これはもちろん。
「使うよ。」
地球外生命体がにっこり笑った。
「そうかい。じゃあ、僕はこれで、、、」
「あっ。少し待って!」
「まだなにかあったかい?」
「ほら、地球外生命体って言いづらいから、、、。」
名前を知りたかった。
「名前、、、そうだね。;oitd78yfだよ。」
「、、、なんていったの、、、?」
「;oitd78yf」
(わかんない、、、)
「じゃあー。紺(こん)。」
「紺。また明日もここで会おう。」
「もちろん。じゃあね。」
そうやって毎日がやってきた。
来る日も来る日も紺と会って、ときには叶ちゃんもついてきてくれた。
(魔法のことは言ってないケド、、、)
*
「叶ちゃんおはよー」
叶「私、、、変な夢見てたのかも。杏奈がいじめされて、私は病気で、、、っていう。」
「そうだねぇ。私なら耐えられないよ!」
魔法の力で人気ものになった。
告白なんて毎日3回は来るぐらいのね。
*
ある日のことだった。
__あれ。体がすこし透けている。
体が透けて見えることに気づいた。
[大文字][大文字]「紺!!どういうこと?!」[/大文字][/大文字]
「魔法の使いすぎだよ。説明してなかったね。」
このままじゃ、私は、、、[大文字]誰にも見てもらえなくなるし、話せなくなる。[/大文字]
どうしよう。どうしよう。
その言葉が脳裏に渦巻く。
__叶ちゃんにも相談とかしたほうがいいのかな。
でも知った時、悲しくならないかな、、、。
「紺。私が完全に透明人間になったらどうなるの?」
「そうだね。透明人間でも魔法は使えるから、最後の願いで[杏奈]の生き方が変わるよ。」
、、、そう。”最後の願い”が生きる要なのね。
ふと、疑問がよぎった。
[大文字]「私って死ぬの?」
[/大文字]
「その心配はない。ずうっと、生きていけるよ。まぁ、人じゃないから、暇かもね。」
そんな、、、。死ねないの、、、。
でも、まだやらなきゃいけないことがある。生きれる時間を無駄にしたくない。
*
「叶ちゃん、おはよう。」
叶「どうしたの。元気なさそうだよ。」
そうだね。元気ないかもね。
もうすぐ人ではなくなるから、、、。
「伝えなきゃいけないことがあるの。叶。」
私はこのとき、初めて叶ちゃんのことを「叶」と呼び捨てした。
伝えなきゃ。
叶ちゃんが前話していたことが本当だったことを。
授業中もずっと考えていた。
伝えなきゃ。伝えなきゃ。って。
そして放課後が来た。
「、、、来たよ。杏奈」
「来てくれたんだ。よかった。」
私が話したことは、紺のことから、魔法の力。
叶の記憶のことまで話した。
「そうだったんだ、、、。やっぱり、杏奈は虐められていたの、、、。」
「うん。そして最後。信じてもらえないだろうけど、、、。」
_________________________________________
私は人間として生きられる時間があと少ししかないの。
魔法を使いすぎた。あと、二、三回使ったら、私は完全に透明になるの。
みんなに見られなくなってしまう。
魔法は自分の体のエネルギーを削ってできるものなんだって。
私の体のエネルギーはもうすぐ底を尽きる。
__________________________________________
叶「えっ、、、」
「今まで黙っててごめん。」
本当に申し訳ない。胸が張り裂けそうなほど苦しい。
叶「、、、なら、私も魔法の権利を、、、!!」
[大文字][大文字]「だめ!!」[/大文字][/大文字]
叶は、ハッとした。
「そんなことしたら、叶も不死の透明人間になるよ!」
「私、そんなんじゃ、耐えきれない、、、」
私は唇を噛んだ。
叶「じゃあ、一緒に不死になればいいんじゃない?」
「だめ。私が許さない。」
泣きながら、私は続ける。
「私が、ヒクッ概念になっても、叶は忘れないでケホッほしいの。」
ついに叶も泣き出す。
「そんなの、、、。覚えるに決まってんじゃん。ばぁか。」
誰もいない校舎で二人が泣く。
木と木が揺れ、ぶつかり、「サァァァァ」という音と、
二人の泣き声しか校舎には聞こえなかった。
*
何日かたって、、、。
(私の体がどんどん透けていく、、、。ついに片腕から肩まで透明になってしまった、、、。)
「紺、叶ちゃんがね、魔法を使いたいって。」
「そうか。叶も不死になりたいのかい?」
「さぁ?辞めたほうがいいとは言ったけどね」
小鳥のさえずりがよく聞こえるいつもの森で一人と一匹、ポツーンと座っている。
「あぁ、もう手が透明になってしまったよ。」
[大文字][大文字][太字]「杏奈、最後のチャンスだ。最期の魔法はなんだい?」[/太字][/大文字][/大文字]
そうだな、、、。短い人生だった。
紺、いや。地球外生命体のせいで空気になった人々はこの世に何人もいるだろう。
その人達を助けることはできないのだろうか、、、。
それができるのなら、この世の法則を壊してでも助けたい。
神にだってなっていい。
__そうだ。
[大文字][太字]「思いついたよ。地球外生命体、紺。」[/太字][/大文字]
「そうか。君も空気になる時間が来たのか。」
(そうだね。私も、、、)
[大文字][大文字][大文字][大文字][大文字]「君がいなかったことにしてください。」
[/大文字][/大文字][/大文字][/大文字][/大文字]
「魔法は何でも叶えるんだよね?叶えてみせてよ。紺!!」
「いいのかい?!君は、自分が世界の法則になるんだよ。僕がいない前だと、普通の”ニンゲン”に戻るんだ、、、」
ボコォッ!!
紺が、風船のように膨らんだ。
「なんでもいい。人間のまま、虐められてもいい!!」
膨らんだ紺は一瞬にして破裂したのだ。
失明してしまうほどの強い強い、光が世界を包む。
__空気になってしまった人達の肉体が、命が蘇る。
地球外生命体、紺はこの世から消えた。
*
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ
「叶ちゃんはどうなったんですか?!」
「大丈夫。手術は成功よ。」
「よかった。」
急に力が抜けた。
あれから、一ヶ月も経った。
私は覚えている。地球外生命体、紺のことを。
紺がいなくなり、虐められているけど、人間不信は無くなった。
クラスとは、まだ馴染めてない。けれど、いつか魔法に頼らないで、
いじめが無くなるといいな。
まるで汚れた雑巾みたいに転がっていた。
よく見たら、猫みたいで、尻尾は魚みたいで。
額には宝石が埋められている。
水筒の水だけど、、、どうせ残すしいっか。
バシャァッ!
少しはきれいになったかな。
パチッ、、、
「あっ、生きてたんだ。よかった。」
「誰?しかも[斜体]”ニンゲン”[/斜体]とは、、、」
人間に驚かない、、、。珍しいのかな。
「僕らの種族は水分が命なんだ。君は僕の体を洗おうとしてくれただけだろうけど、僕からしたら、命の恩人なんだよ!」
「ほう。」
この種族は人間で言う[下線]食料が水[/下線]ってことか。
[大文字]「ぜひともお礼を言いたい。」[/大文字]
料理とか、お金とかかな。この当時は生ぬるいことを考えていた。
[大文字][大文字]それは違った。[/大文字][/大文字]この種族が絶望を私にくれる存在だったのだ。
[大文字]「じゃあ、お礼に、まほうをつかえる権利を上げよう!」[/大文字]
私は、魔法なんて信じない人だった。
けれど、好奇心が勝ってしまった。
「じゃあ、権利、もらうね。」
「うん!どうぞ。」
渡された瞬間、力がみなぎった。
何にでもなれる。そんな気がした。
まず最初に自分に魔法をかけた。
[幸せになりますように]って。
それが間違いだった。
*
最初は、いつもと同じで、起きて、学校行って、メンタルケアして、寝る。
その繰り返し。ある日のことだった。
いつものように登校していたの。
(ふぅ。ギリギリセーフかな?)
今日は大掃除。普段掃除しないところも掃除して、新学期を迎える。
そんなものだ。私は大掃除が大っ嫌いなのだ。なんでって、、、
(だるいなぁ。)
私は掃除すら、めんどくさくなってしまった。
机の裏をきれいにしよう。
そう思ったとき、周りの女子がなぜか笑ってる。
(なんだろ、、、。)
え、、、。
きえろ、死ね。カス。キモい。w、ウザい、キモいから話さないで。
悪口一覧かのようにびっしり、ぐちゃぐちゃに書かれている。
おまけにのりでベタベタになっている。
(ぁ、、、)
(女子たちが笑っていた理由ってこれか、、、)
勘付いてしまった。
雨が降っているグラウンド。ただただ、私は見ているだけ。
?「杏奈〜。」
(どうせいじめっ子だ、、、。)
(私なんて、、、)
?「だから、杏奈!!」
(誰だっけ。名前、、、)
「(思い出した。)叶ちゃん?」
叶「よく思い出したね〜。」
そういえば、私は杏奈で、叶ちゃんは友達だった。
私達は旧友だったのだ。
叶ちゃんは昔、心臓の病気で病院に通ってて、私と会えない状況だった。
けど、奇跡で今日は病気が落ち着いているんだって。
なんで忘れてんだろう。
雨が降ってるけど、傘をもらったみたいな、ほんのり温かい気持ちになれた。
(はぁ。心ってこんなに暖かくなれるんだ。)
大掃除が終わり、帰ることになった。
「どうだった?魔法って本当だったでしょ?」
「あなたは、、、!」
そう。この謎の地球外生命体がこの「幸せ」をつくったのだ。
魔法の力で。
「そうだね。この魔法の力は本当だったよ。」
(おかげで旧友に会えたし。)
「信じてくれてよかった。どうする?まだこの力を使うかい?」
これはもちろん。
「使うよ。」
地球外生命体がにっこり笑った。
「そうかい。じゃあ、僕はこれで、、、」
「あっ。少し待って!」
「まだなにかあったかい?」
「ほら、地球外生命体って言いづらいから、、、。」
名前を知りたかった。
「名前、、、そうだね。;oitd78yfだよ。」
「、、、なんていったの、、、?」
「;oitd78yf」
(わかんない、、、)
「じゃあー。紺(こん)。」
「紺。また明日もここで会おう。」
「もちろん。じゃあね。」
そうやって毎日がやってきた。
来る日も来る日も紺と会って、ときには叶ちゃんもついてきてくれた。
(魔法のことは言ってないケド、、、)
*
「叶ちゃんおはよー」
叶「私、、、変な夢見てたのかも。杏奈がいじめされて、私は病気で、、、っていう。」
「そうだねぇ。私なら耐えられないよ!」
魔法の力で人気ものになった。
告白なんて毎日3回は来るぐらいのね。
*
ある日のことだった。
__あれ。体がすこし透けている。
体が透けて見えることに気づいた。
[大文字][大文字]「紺!!どういうこと?!」[/大文字][/大文字]
「魔法の使いすぎだよ。説明してなかったね。」
このままじゃ、私は、、、[大文字]誰にも見てもらえなくなるし、話せなくなる。[/大文字]
どうしよう。どうしよう。
その言葉が脳裏に渦巻く。
__叶ちゃんにも相談とかしたほうがいいのかな。
でも知った時、悲しくならないかな、、、。
「紺。私が完全に透明人間になったらどうなるの?」
「そうだね。透明人間でも魔法は使えるから、最後の願いで[杏奈]の生き方が変わるよ。」
、、、そう。”最後の願い”が生きる要なのね。
ふと、疑問がよぎった。
[大文字]「私って死ぬの?」
[/大文字]
「その心配はない。ずうっと、生きていけるよ。まぁ、人じゃないから、暇かもね。」
そんな、、、。死ねないの、、、。
でも、まだやらなきゃいけないことがある。生きれる時間を無駄にしたくない。
*
「叶ちゃん、おはよう。」
叶「どうしたの。元気なさそうだよ。」
そうだね。元気ないかもね。
もうすぐ人ではなくなるから、、、。
「伝えなきゃいけないことがあるの。叶。」
私はこのとき、初めて叶ちゃんのことを「叶」と呼び捨てした。
伝えなきゃ。
叶ちゃんが前話していたことが本当だったことを。
授業中もずっと考えていた。
伝えなきゃ。伝えなきゃ。って。
そして放課後が来た。
「、、、来たよ。杏奈」
「来てくれたんだ。よかった。」
私が話したことは、紺のことから、魔法の力。
叶の記憶のことまで話した。
「そうだったんだ、、、。やっぱり、杏奈は虐められていたの、、、。」
「うん。そして最後。信じてもらえないだろうけど、、、。」
_________________________________________
私は人間として生きられる時間があと少ししかないの。
魔法を使いすぎた。あと、二、三回使ったら、私は完全に透明になるの。
みんなに見られなくなってしまう。
魔法は自分の体のエネルギーを削ってできるものなんだって。
私の体のエネルギーはもうすぐ底を尽きる。
__________________________________________
叶「えっ、、、」
「今まで黙っててごめん。」
本当に申し訳ない。胸が張り裂けそうなほど苦しい。
叶「、、、なら、私も魔法の権利を、、、!!」
[大文字][大文字]「だめ!!」[/大文字][/大文字]
叶は、ハッとした。
「そんなことしたら、叶も不死の透明人間になるよ!」
「私、そんなんじゃ、耐えきれない、、、」
私は唇を噛んだ。
叶「じゃあ、一緒に不死になればいいんじゃない?」
「だめ。私が許さない。」
泣きながら、私は続ける。
「私が、ヒクッ概念になっても、叶は忘れないでケホッほしいの。」
ついに叶も泣き出す。
「そんなの、、、。覚えるに決まってんじゃん。ばぁか。」
誰もいない校舎で二人が泣く。
木と木が揺れ、ぶつかり、「サァァァァ」という音と、
二人の泣き声しか校舎には聞こえなかった。
*
何日かたって、、、。
(私の体がどんどん透けていく、、、。ついに片腕から肩まで透明になってしまった、、、。)
「紺、叶ちゃんがね、魔法を使いたいって。」
「そうか。叶も不死になりたいのかい?」
「さぁ?辞めたほうがいいとは言ったけどね」
小鳥のさえずりがよく聞こえるいつもの森で一人と一匹、ポツーンと座っている。
「あぁ、もう手が透明になってしまったよ。」
[大文字][大文字][太字]「杏奈、最後のチャンスだ。最期の魔法はなんだい?」[/太字][/大文字][/大文字]
そうだな、、、。短い人生だった。
紺、いや。地球外生命体のせいで空気になった人々はこの世に何人もいるだろう。
その人達を助けることはできないのだろうか、、、。
それができるのなら、この世の法則を壊してでも助けたい。
神にだってなっていい。
__そうだ。
[大文字][太字]「思いついたよ。地球外生命体、紺。」[/太字][/大文字]
「そうか。君も空気になる時間が来たのか。」
(そうだね。私も、、、)
[大文字][大文字][大文字][大文字][大文字]「君がいなかったことにしてください。」
[/大文字][/大文字][/大文字][/大文字][/大文字]
「魔法は何でも叶えるんだよね?叶えてみせてよ。紺!!」
「いいのかい?!君は、自分が世界の法則になるんだよ。僕がいない前だと、普通の”ニンゲン”に戻るんだ、、、」
ボコォッ!!
紺が、風船のように膨らんだ。
「なんでもいい。人間のまま、虐められてもいい!!」
膨らんだ紺は一瞬にして破裂したのだ。
失明してしまうほどの強い強い、光が世界を包む。
__空気になってしまった人達の肉体が、命が蘇る。
地球外生命体、紺はこの世から消えた。
*
ピッ、ピッ、ピッ、ピッ
「叶ちゃんはどうなったんですか?!」
「大丈夫。手術は成功よ。」
「よかった。」
急に力が抜けた。
あれから、一ヶ月も経った。
私は覚えている。地球外生命体、紺のことを。
紺がいなくなり、虐められているけど、人間不信は無くなった。
クラスとは、まだ馴染めてない。けれど、いつか魔法に頼らないで、
いじめが無くなるといいな。
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