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とにかく夢主がハイテンション!

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鬼狩りと、小さな悪夢

#11

泣いて、泣いて、泣いて。

「ええっ…」
私泣いてたのか…情け無いな本当に。
これでも年上かよ……
「でも、手を握った後は、
嬉しくて泣いてた見たいだったから、良かった!」
そっか、私、
手を握って貰ったの、久しぶりだっけ。
[水平線]



「お母さん!お母さん!今日どこ行くの?」
「ふふ、今日は綺麗な着物を買いに行きましょ。」
お母さんはいつも、お出かけに連れて行ってくれた。
お母さんの笑顔は誰よりも綺麗だったんだ。
そしていつも、お母さんのあったかい手を、
優しい手を繋いで出かけていた。
毎週一回の、楽しみだった。
だけど、お母さんは…
「お母さん!!おかあさぁん!
やだっ!!やだよぉ!!!
嘘だよ!!こんなの、こんなのやだよ!!
お母さん!!おかあ…さぁん!」
その冬の日は珍しく、お父さんとお出かけに行って、
帰って来た後だった。
お母さんは、首がありえない方向に曲がり、
内臓を鬼に食い荒らされ、
血まみれで、冷たくなっている母を、
私は父よりも先に見つけた。
私は一番最初に思ったのは、

誰がお母さんを殺したんだ

という、怒りだった。
でもそれはほんの一瞬で。
お母さんの手は、冷たくて。
私は大声でお母さんと叫んで、
血の味がするぐらい喋りかけて、
気持ち悪くなるぐらい泣いて、
咳をしながら、ただ、ずっと、ひたすらに、
お母さんの手を、潰れそうになるぐらい、
必死になって握りしめていた。
[水平線]
「そっか、そうだったんだ…」
私はまた穴の中で、静かに泣いた。

2025/07/26 08:40

アカネ
ID:≫ 94QwkISsopo/s
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