「...さ、さくら、ちゃん...」
私が呼び掛けると、さくらちゃんはにっこりと笑って、
「わかってるよ?はなちゃんは、こんなことする子じゃないもん...どうせ、ママかはなちゃんのママの仕業でしょ?子供ができたから、とか...」
と言った。
「そ、その通りよ。」
「いつもはここから出す私物を、したから出してきたからおかしいと思ったの。そるに、段ボールが大きかったから、こういうところにハマりそうだなあって思って。」
「すごいんだね、観察力。」
「...ふうちゃんには、いとこじゃなくって、みんな兄弟ってことにしてあげたい...いや、面倒ごとに巻き込みたくないから、いっそのこと、私とはなちゃん...お姉ちゃんだけが兄弟で、その他は他人ってことにしてもいいかも。」
「よく考えるね。でも、それはナイスアイデアだよ!この檻、でかいから私たちも含めて三人で入れないことはないよね?だから、一緒に遊んだり、勉強を教えたりできるし。」
私がそういうと、
「まあ、このベッドと檻の中にずっといる事と、お姉ちゃんたちは働きに出ることを条件で借りてるってことにするのはどう?」
「いいね!それで、学校に行けばいいんだ!」
と、どんどん話が進む。やっぱり、一人で悩むより、二人で悩んだ方が絶対にいいあんが出てくるし、さくらちゃんって思考力が高いんだなあ。
「問題は、乳母と、悪質なさくら、だね...」
わたしが、そう呟くと、
「あくしつなさくら?わたしのこと?」
さくらちゃんが、驚いたようなかおでわたしのことを見つめてきた。
「ああ...わたしが思ってるんじゃなくって、手紙に書いてあったのよ。ちょっと待ってね...」
わたしが手紙を見せると、さくらちゃんは笑うことも泣くこともなく、ただ黙って手紙を読んだ。
「...なるほど。」
「だから、期限は1ヶ月!」
「ていうか、この時点でまずくない?」
「...あっ!!家族に知られてるじゃん...」
「どうすればいいんだろうね...手っ取り早いのは、なにかが起きる前に、ふうちゃんとお姉ちゃんとわたしで逃げることだけど。」
深刻な話をしているのに、お姉ちゃん、と呼ばれるのが嬉しくて、少し笑っちゃった。そのとき、からすがなにかを落としていった。
「紙?」
「うん、そうみたい。あ、この字、お母さんの字よ。」
わたしが、そういうと、
「なになに...?自分でばらしたんじゃないなら仕方ないか。じゃあ、11月9日までに二人がわたしのいる場所を特定して、わたしに勝つことができれば、このお遊びはもうやめるわ。その代わり、できなければ、二人とも、たーっくさん遊んであげるからね...だって。」
さくらちゃんが、読み上げてくれた。
「...期間は1ヶ月!メンバーは夢前 さくらと、夢川 はな!さくらちゃんが1、わたしが2!」
わたしがそういうと、
「じゃあ、リーダーさくらがする!手順確認をします!まず、ふうちゃんの乳母を見つける!」
「はい!」
「次に、お姉ちゃんのお母さんを探す!」
「はい!...お父さんやお母さんは誰にするの?」
「...わたしたちは、今から探す乳母の人の子供ってことにしよう。お母さんには悪いけど、何円かお金を盗んで、防音にしよっか。」
「おおきくなったら、おかね、返そうね。」
「うん。泣かれたら困るし、中には十分人が入れるから。」
「え!?人が入れる?」
「うん。はしごで、したに空間があったよ。めっちゃでかくて、中には古本とかが入ってた。中には非常食とかもあって、虫もいなかったから全然生活できそうだよ。」
初耳なんですけど!?
「えへへ、ごめんね、伝え忘れてた。」
「そこって、もしかしたら、戦争から逃げるための防空壕だったんじゃない?ほら、私たちは知らないけど、戦争で、爆弾が降ってくるのを逃げる場所。新しかった?」
私が勘でそういうと、
「うーんと、結構古かったかな...?木で作られてて、所々赤いシミが...」
さくらちゃんはそこまでいうと、はっとしてわたしと見つめあった。
「ぎょ...業者予防よ、今すぐ...誰もいないしさ...!」
「うん、パソコン持ってくるね...!」
ガラガラ
「どうも、今回掃除を担当させていただく、夢野 咲樹(ゆめのさき)といいます。今回は、お二人の依頼ですか?」
夢野さんが来てくれて、私たちはほっとした。何となく、『夢』という字が共通していて、嬉しかったからだ。
「はい。実は、昔の防空壕の掃除をしてほしくて。」
「わかりました。」
防空壕の中にはいると、夢野さんは手際よく掃除を始め、あっという間に床がきれいになった。壁を掃除している夢野さんに、そっと声をかける。
「実は、乳母を探してるんですけど、知り合いのかたで居ませんか...?」
「あら、わたしは、乳母よ。たまたま、今日、掃除の手伝いに来ただけで。普段は誰も依頼してこないから、暇をもて余しているのよ。」
『どうする?さくらちゃん、話す?』
『...信頼できる...かもね。話してみようよ。』
「ゆ、夢野さんっ、実はー」
話おえて
「ーそうなの。そういうことなら、私が無料で乳母になるわ!こんなにかわいくて優しい子達からおかねなんてとれない。」
「ありがとうございます!でも、お金はきちんと払わないと...」
「じゃあ、ツケ払いね。」
「...ありがとうございます!」
さくらちゃんと同時にいったので、何となく微笑みあった。
「じゃあ、私がお母さんがわりになるのね。名字はどうするの?」
「お姉ちゃんの、夢前、でお願いします。わたしも夢前 さくらになります!今から。」
「ええ。お姉ちゃんもそれでいいわね?」
「も、もちろん、おかあ...さん。」
「お姉ちゃん、お母さんに対してぎこちないのはよくないよ!」
「えへへ、ごめんね、さくら。これからよろしく、お母さん!」
「ええ、もちろん!」
この日から、私、さくら、ふうちゃん、お母さんの生活が始まった。
私が呼び掛けると、さくらちゃんはにっこりと笑って、
「わかってるよ?はなちゃんは、こんなことする子じゃないもん...どうせ、ママかはなちゃんのママの仕業でしょ?子供ができたから、とか...」
と言った。
「そ、その通りよ。」
「いつもはここから出す私物を、したから出してきたからおかしいと思ったの。そるに、段ボールが大きかったから、こういうところにハマりそうだなあって思って。」
「すごいんだね、観察力。」
「...ふうちゃんには、いとこじゃなくって、みんな兄弟ってことにしてあげたい...いや、面倒ごとに巻き込みたくないから、いっそのこと、私とはなちゃん...お姉ちゃんだけが兄弟で、その他は他人ってことにしてもいいかも。」
「よく考えるね。でも、それはナイスアイデアだよ!この檻、でかいから私たちも含めて三人で入れないことはないよね?だから、一緒に遊んだり、勉強を教えたりできるし。」
私がそういうと、
「まあ、このベッドと檻の中にずっといる事と、お姉ちゃんたちは働きに出ることを条件で借りてるってことにするのはどう?」
「いいね!それで、学校に行けばいいんだ!」
と、どんどん話が進む。やっぱり、一人で悩むより、二人で悩んだ方が絶対にいいあんが出てくるし、さくらちゃんって思考力が高いんだなあ。
「問題は、乳母と、悪質なさくら、だね...」
わたしが、そう呟くと、
「あくしつなさくら?わたしのこと?」
さくらちゃんが、驚いたようなかおでわたしのことを見つめてきた。
「ああ...わたしが思ってるんじゃなくって、手紙に書いてあったのよ。ちょっと待ってね...」
わたしが手紙を見せると、さくらちゃんは笑うことも泣くこともなく、ただ黙って手紙を読んだ。
「...なるほど。」
「だから、期限は1ヶ月!」
「ていうか、この時点でまずくない?」
「...あっ!!家族に知られてるじゃん...」
「どうすればいいんだろうね...手っ取り早いのは、なにかが起きる前に、ふうちゃんとお姉ちゃんとわたしで逃げることだけど。」
深刻な話をしているのに、お姉ちゃん、と呼ばれるのが嬉しくて、少し笑っちゃった。そのとき、からすがなにかを落としていった。
「紙?」
「うん、そうみたい。あ、この字、お母さんの字よ。」
わたしが、そういうと、
「なになに...?自分でばらしたんじゃないなら仕方ないか。じゃあ、11月9日までに二人がわたしのいる場所を特定して、わたしに勝つことができれば、このお遊びはもうやめるわ。その代わり、できなければ、二人とも、たーっくさん遊んであげるからね...だって。」
さくらちゃんが、読み上げてくれた。
「...期間は1ヶ月!メンバーは夢前 さくらと、夢川 はな!さくらちゃんが1、わたしが2!」
わたしがそういうと、
「じゃあ、リーダーさくらがする!手順確認をします!まず、ふうちゃんの乳母を見つける!」
「はい!」
「次に、お姉ちゃんのお母さんを探す!」
「はい!...お父さんやお母さんは誰にするの?」
「...わたしたちは、今から探す乳母の人の子供ってことにしよう。お母さんには悪いけど、何円かお金を盗んで、防音にしよっか。」
「おおきくなったら、おかね、返そうね。」
「うん。泣かれたら困るし、中には十分人が入れるから。」
「え!?人が入れる?」
「うん。はしごで、したに空間があったよ。めっちゃでかくて、中には古本とかが入ってた。中には非常食とかもあって、虫もいなかったから全然生活できそうだよ。」
初耳なんですけど!?
「えへへ、ごめんね、伝え忘れてた。」
「そこって、もしかしたら、戦争から逃げるための防空壕だったんじゃない?ほら、私たちは知らないけど、戦争で、爆弾が降ってくるのを逃げる場所。新しかった?」
私が勘でそういうと、
「うーんと、結構古かったかな...?木で作られてて、所々赤いシミが...」
さくらちゃんはそこまでいうと、はっとしてわたしと見つめあった。
「ぎょ...業者予防よ、今すぐ...誰もいないしさ...!」
「うん、パソコン持ってくるね...!」
ガラガラ
「どうも、今回掃除を担当させていただく、夢野 咲樹(ゆめのさき)といいます。今回は、お二人の依頼ですか?」
夢野さんが来てくれて、私たちはほっとした。何となく、『夢』という字が共通していて、嬉しかったからだ。
「はい。実は、昔の防空壕の掃除をしてほしくて。」
「わかりました。」
防空壕の中にはいると、夢野さんは手際よく掃除を始め、あっという間に床がきれいになった。壁を掃除している夢野さんに、そっと声をかける。
「実は、乳母を探してるんですけど、知り合いのかたで居ませんか...?」
「あら、わたしは、乳母よ。たまたま、今日、掃除の手伝いに来ただけで。普段は誰も依頼してこないから、暇をもて余しているのよ。」
『どうする?さくらちゃん、話す?』
『...信頼できる...かもね。話してみようよ。』
「ゆ、夢野さんっ、実はー」
話おえて
「ーそうなの。そういうことなら、私が無料で乳母になるわ!こんなにかわいくて優しい子達からおかねなんてとれない。」
「ありがとうございます!でも、お金はきちんと払わないと...」
「じゃあ、ツケ払いね。」
「...ありがとうございます!」
さくらちゃんと同時にいったので、何となく微笑みあった。
「じゃあ、私がお母さんがわりになるのね。名字はどうするの?」
「お姉ちゃんの、夢前、でお願いします。わたしも夢前 さくらになります!今から。」
「ええ。お姉ちゃんもそれでいいわね?」
「も、もちろん、おかあ...さん。」
「お姉ちゃん、お母さんに対してぎこちないのはよくないよ!」
「えへへ、ごめんね、さくら。これからよろしく、お母さん!」
「ええ、もちろん!」
この日から、私、さくら、ふうちゃん、お母さんの生活が始まった。