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ネクストステージ! 最強の国の秘密

#11

ハッキング

「シオカラ、準備いいか?」
「はいっす!!」
ペタ城のゲーミングチェアに座るヤンマの回りには精鋭のハッカーたち。
王直属の優秀な者たちだけの集まり。
ンコソパ三人衆と各地で言われるアッカ、マユタ、ウスバだけでなく地方の小中学校から人づてに引き抜いてきた者たちもいる。
「よっしゃ!!てめぇら行くぞ!!
ハッキング作戦開始!!!」
ヤンマのその声とともにダダダダダダダだというキーボード音が鳴り響く。
喧嘩で言えば、前から後ろから横から人の拳が襲いかかってくる状態。
これを避けられる者は、そう簡単にはいない。
そう、現在ハッキングタイマン最強のヤンマぐらいしか。
「総長!!第1折り返しました!!」
「第4ファイルは罠の可能性が!!」
「第2の4番が怪しいです!!」
次々と聞こえる声と報告。
それに合わせてヤンマの指は速さを増していく。
「しゃ!!怪しいのあったら全部こっちにもってこい!!
全部俺が調べ尽くす!!!」
「「「「「「りょーかい!!」」」」」」
「シオカラァ!!あいつらに合図出してこい!!
今なら防犯カメラ叩けるぞってな!!」
「はいっす!!」
シオカラに指示を出し、皆に活を入れながら、ヤンマはキーボードを叩き続ける。
カタカタカタカタカタカタカタ……。
まるでなにかに取り憑かれでもしたかのように無心に叩く。
第1ファイルは何も無し。
第2は4番が少々怪しいが、それ以外はなにもない。
第3は空。囮としてのファイルなのだろう。
第4はウイルスが仕込まれている可能性が高い。
手を付けないほうが安全。
「………!!見ーっけ。」
静かに笑うとヤンマは5番ファイルの一番を開く。
そこには、ファミリーと契約された団体の名。
その中には、ロゼア王国の名もあった。
しかし用心なことにそのファイルだけロックがかかっており開かない。
パスワードの解析と第2の4番を同時解析するほど時間もない。
ヤンマは顔を上げるともう一度皆に指示を飛ばす。
「5番ファイル一点集中!!パスワード解析準備!!」
「「「「「「おうっ!!!!」」」」」」
パチパチパチパチパチパチと一気に皆のキーボード音が耳をつく。
それを確認したヤンマは第2ファイルの4番の解析を進めていく。
「総長!!解析完了!!侵入もOKっす!!」
「よくやった!!しゃ!!こっちも出来たぜ!」
ファイルの中にはロゼアの系譜や歴史など。
信頼できるかは置いておいて貴重な情報である。
ビンゴとヤンマはカーソルを動かし、それをコピーする。
こういう闇社会の者たちは以外に慎重派だ。
その者たちに協力する価値があるかどうか、調べるのが生業だったりするやつもいる。
そうして協力する価値を見極めてから、彼らは初めて協力者の前に姿を表す。
姉とほぼ闇社会に足を突っ込んで生きてきたヤンマにとってはそんなことなど常識の範囲内なのだ。
「総長!!データ送ります!!」
「ナイスだ、ありがとな。」
アッカから送られてきたのはロゼアの幹部たちの顔写真と系譜。
これこそ信頼できるかは置いておいて((以下略 
「サクト・ロゼア……か。」
そこに王として書かれていたのは、サクト・ロゼアなる人物。
写真を見た感じ若い男のようだが、詳しいことはわからない。
武力、学力、能力、全て不詳。
裁判長に送ったほうがいいかなと後で(とてつもなく面倒だが)紙に印刷することを決め、俺は他の幹部の方へ目を向ける。
大臣、[太字]トーカ・スコルピ[/太字]。
軍隊長、[太字]カーデ・スコルピ[/太字]。
この二人は兄弟なのだろうか。
写真で見た限りではあるものの、確かに似ている雰囲気を感じる。
灼熱州統括、[太字]テスルク・ハスティー[/太字]。
確かにその爛々とした瞳は、ギラを思い起こさせる。
―しっかしなぜここにハスティー家の者がいる?―
こればかりは考えても仕方ないと思い、そっと次の紙を見る。
監獄統括、[太字]シエボル・アトノガス[/太字]。
こいつが一番訳わからんとヤンマは頭を抱える。
分厚いローブで隠された体格と低めの身長。
顔はほとんど深く被ったフードとベールで隠され、その目は見えない。
年齢、身長、経歴、その他諸々全て不明。
書かれているのはただ一言。
四年前に入ってきた新入り……ということだけ。
新入りでここまで信頼の必要な役に置くか?とヤンマは疑問に思う。
「[小文字]ちょ[/小文字]……総長!!」
「ん?あぁ……。」
ウスバの呼びかけで我に返ったヤンマは、とりあえず全てをリタのホットラインに送る。
ただ、王たちは多分現在戦闘中なのですぐに返信は来ないだろう。
そう思ってヤンマはゲーミングチェアによりかかる。
「防犯カメラのハッキングよし、痕跡を消すのもよし。
ありがとな。よくやったぜ。」
「そ、総長に褒められた!!!」
「やばい、死ぬ………。」
もう一度ボロの方を向き、確認したヤンマは、皆の方を向くと褒めの言葉をかける。
ヤンマ推し強担のハッカーたちはもちろんのこと倒れ込み、危うく尊死しかけた。
それを知らんふりした後、ヤンマは天井を見上げ、手をネオンの明かりに照らす。
「頼むぜ、王様たちよ。」
そう。この時他の王たちは、ロゼアに侵入していたのである。
「ま、俺も行くか!!てめぇらはロゼアの襲撃に備えとけ。いいな?」
「「「「「「「おっす!!!」」」」」」
そう言うとヤンマはペタ城の入口まで走っていき、ゴッドトンボに飛び乗った。
ンコソパのとある郊外の町のマフィアの本部の裏にある、ロゼアへの道へと。

作者メッセージ

お待たせいたしました!!
ヤンマ主の話ですね、今回は。
ロゼアの全貌、わかっていただけましたか?
いやいや、まだまだですよね(笑)!!
つたない文章かもしれませんが、温かい目で見てください!!
良ければ他の小説も読んでってください!
では!!See you again!

2024/09/01 13:49

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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