「ま、その後国王になってマフィアの存在知るまで、何がなんだかよくわかんなかったけどな。」
「ヤンマもお姉ちゃん、いたんだ。」
「……あぁ。俺には勿体ない最高の姉ちゃんだよ。」
ヤンマは遠くを見るように城の天井を見上げ、その後黙りこくってしまう。
その場は重苦しい雰囲気に包まれ、沈黙が皆を襲った。
「ロゼアとなんか関係あるのかもしれねぇけど、そればっかはわからねぇ。
さっさとそっちの親玉捕まえて吐かせたほうがいいかもな。」
沈黙を破るようにしてヤンマが言う。
「簡単に言うな。ロゼアとマフィア、敵が増えただけでこっちは混乱しているんだ。」
「マフィアの方はちゃっちゃと俺が片付けてやるよ。
ラクレスの行方にも関係するかもしれねぇしな。」
パコンと彼が開いたパソコンには、他の王たちには理解のできない文字列が並んでいた。
「なに、それ。」
「マフィアの情報全部抜き取るハッキングプログラム。
後は、使ってるコンピュータ特定するだけだ。
それはシオカラに頼んでるからそろそろ……「ヤンマくーーーーーーん!!!!!!!」
「お、来たな。」
大きな声とと一緒にシオカラが駆け込んでくる。
手には分厚い書類の山。リタが発狂しそうになったのを置いといてヤンマは書類を受け取る。
「よっしゃ!ちょっと待っててくれ。秒で終わらす。」
そう言うとヤンマはものすごい勢いでキーボードを叩き出す。
それを見て、王たちは自分の持っている情報を出す。
「ロゼアという国、シュゴッダムとゴッカンの資料をくまなく探してみたが、どの資料にも載っていなかった。」
「俺の記憶にもない国だ。もしかしたら2000年より前に滅ぼされていたのかもしれない。」
「ラクレス殿がなにも用意していなかったはずはないのですが、スズメに聞いてもわからないと。」
「スズメさんでもわからないのかぁ………。」
皆が思い思いの言葉を並べ立てていると、キーボードのパチリというという音がひときわ高く鳴った。
「OK,できた!!」
「わ!!流石ヤンマ!!」
ギラが駆け寄り、どれどれとパソコンの画面を覗き込む。
そこには、ギラの持っている知恵の遥か上を行く難しそうな言葉が並んでいた。
「多分こいつだな。」
そして彼が開いたのは、地図。
何やら物語にある地下の迷宮のような場所のものだ。
「……なるほど。」
「何なの?これ。」
ギラが問えば、ヤンマは一息置いて、口を動かす。
「マフィアの本拠地の場所。とロゼアへの道筋。」
ヤンマはニヤリと笑い、キングスホットラインにその地図を送る。
「この道筋で多分合ってるはずだ。」
「二手に分かれたほうがいいかもしれないね。」
ジェラミーが地図を見てそう言う。
「なら、私はマフィア本部の方に行こう。」
「いいや。裏から攻めろ。」
リタの発言に、ヤンマが異を唱える。
リタは不服そうに眉をひそめると、ヤンマの前へと歩み寄り、ヤンマもそれに答えるように立ち上がる。
「私無しであいつらが指示に従うとでも思っているのか?
私の指示にさえ一年動かないような者たちだ。
貴様の指示で動くとは「表から攻めたって、そこに捕まえるべき[漢字]頭[/漢字][ふりがな]カシラ[/ふりがな]はいねぇ。」
リタの言葉を遮るようにしてヤンマが言う。
その言葉には理由も何もなかったが、説得力は、リタの言葉を優に超えていた。
「頭がいんのはロゼアだ。一気にそこを攻める」
「なぜわかる。」
どこにそんな証拠があると言わんばかりにリタはヤンマを睨みつける。
しかしヤンマは、それに一切動じることなく笑って返した。
「姉ちゃん言ってたぜ?
素手の喧嘩は先に手を出したほうが負けってな。
だったら、手を出さずに勝てばいい。」
「……何を言う?」
「ま、任せとけって。」
リタだってヤンマを信頼していないわけではない。
むしろ宇蟲王撃退には欠かせなかった人物と言っても過言ではないと思っている。
が、今のヤンマに任せていいのかとも思っていることは事実。
姉を失った記憶を呼び起こさせて、その黒幕とロゼアでかちあわせてヤンマが正気でいられるか。
答えはNO。
数多くの犯罪者を見てきたが、大抵の場合そこで正気でいられなかった者たちが長期の懲役刑に服している。
「ヤンマ・ガスト、本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。こう見えて戦わずに勝つのは結構得意だからな。」
見てろよ?そう言い残すとヤンマは王の間を後にしようとする。
くるりと振り向き王たちを呼んだ彼に、ギラは違和感を感じずにはいられなかった。
その目は普段のヤンマとは程遠い、まるで狂人のような目だったから。
「ヤンマもお姉ちゃん、いたんだ。」
「……あぁ。俺には勿体ない最高の姉ちゃんだよ。」
ヤンマは遠くを見るように城の天井を見上げ、その後黙りこくってしまう。
その場は重苦しい雰囲気に包まれ、沈黙が皆を襲った。
「ロゼアとなんか関係あるのかもしれねぇけど、そればっかはわからねぇ。
さっさとそっちの親玉捕まえて吐かせたほうがいいかもな。」
沈黙を破るようにしてヤンマが言う。
「簡単に言うな。ロゼアとマフィア、敵が増えただけでこっちは混乱しているんだ。」
「マフィアの方はちゃっちゃと俺が片付けてやるよ。
ラクレスの行方にも関係するかもしれねぇしな。」
パコンと彼が開いたパソコンには、他の王たちには理解のできない文字列が並んでいた。
「なに、それ。」
「マフィアの情報全部抜き取るハッキングプログラム。
後は、使ってるコンピュータ特定するだけだ。
それはシオカラに頼んでるからそろそろ……「ヤンマくーーーーーーん!!!!!!!」
「お、来たな。」
大きな声とと一緒にシオカラが駆け込んでくる。
手には分厚い書類の山。リタが発狂しそうになったのを置いといてヤンマは書類を受け取る。
「よっしゃ!ちょっと待っててくれ。秒で終わらす。」
そう言うとヤンマはものすごい勢いでキーボードを叩き出す。
それを見て、王たちは自分の持っている情報を出す。
「ロゼアという国、シュゴッダムとゴッカンの資料をくまなく探してみたが、どの資料にも載っていなかった。」
「俺の記憶にもない国だ。もしかしたら2000年より前に滅ぼされていたのかもしれない。」
「ラクレス殿がなにも用意していなかったはずはないのですが、スズメに聞いてもわからないと。」
「スズメさんでもわからないのかぁ………。」
皆が思い思いの言葉を並べ立てていると、キーボードのパチリというという音がひときわ高く鳴った。
「OK,できた!!」
「わ!!流石ヤンマ!!」
ギラが駆け寄り、どれどれとパソコンの画面を覗き込む。
そこには、ギラの持っている知恵の遥か上を行く難しそうな言葉が並んでいた。
「多分こいつだな。」
そして彼が開いたのは、地図。
何やら物語にある地下の迷宮のような場所のものだ。
「……なるほど。」
「何なの?これ。」
ギラが問えば、ヤンマは一息置いて、口を動かす。
「マフィアの本拠地の場所。とロゼアへの道筋。」
ヤンマはニヤリと笑い、キングスホットラインにその地図を送る。
「この道筋で多分合ってるはずだ。」
「二手に分かれたほうがいいかもしれないね。」
ジェラミーが地図を見てそう言う。
「なら、私はマフィア本部の方に行こう。」
「いいや。裏から攻めろ。」
リタの発言に、ヤンマが異を唱える。
リタは不服そうに眉をひそめると、ヤンマの前へと歩み寄り、ヤンマもそれに答えるように立ち上がる。
「私無しであいつらが指示に従うとでも思っているのか?
私の指示にさえ一年動かないような者たちだ。
貴様の指示で動くとは「表から攻めたって、そこに捕まえるべき[漢字]頭[/漢字][ふりがな]カシラ[/ふりがな]はいねぇ。」
リタの言葉を遮るようにしてヤンマが言う。
その言葉には理由も何もなかったが、説得力は、リタの言葉を優に超えていた。
「頭がいんのはロゼアだ。一気にそこを攻める」
「なぜわかる。」
どこにそんな証拠があると言わんばかりにリタはヤンマを睨みつける。
しかしヤンマは、それに一切動じることなく笑って返した。
「姉ちゃん言ってたぜ?
素手の喧嘩は先に手を出したほうが負けってな。
だったら、手を出さずに勝てばいい。」
「……何を言う?」
「ま、任せとけって。」
リタだってヤンマを信頼していないわけではない。
むしろ宇蟲王撃退には欠かせなかった人物と言っても過言ではないと思っている。
が、今のヤンマに任せていいのかとも思っていることは事実。
姉を失った記憶を呼び起こさせて、その黒幕とロゼアでかちあわせてヤンマが正気でいられるか。
答えはNO。
数多くの犯罪者を見てきたが、大抵の場合そこで正気でいられなかった者たちが長期の懲役刑に服している。
「ヤンマ・ガスト、本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。こう見えて戦わずに勝つのは結構得意だからな。」
見てろよ?そう言い残すとヤンマは王の間を後にしようとする。
くるりと振り向き王たちを呼んだ彼に、ギラは違和感を感じずにはいられなかった。
その目は普段のヤンマとは程遠い、まるで狂人のような目だったから。
- 1.始まり
- 2.ブレスレット
- 3.ロゼアという国
- 4.ゴッドホッパーの反乱?
- 5.ラクレスの隠し事?
- 6.悲劇の始まり
- 7.行方知れず
- 8.ンコソパ国王の過去 【前編】
- 9.ンコソパ国王の過去 【後編】
- 10.マフィアを動かせ
- 11.ハッキング
- 12.マフィアとシエボル?
- 13.ロゼアへの道
- 14.宝石の国
- 15.戦慄のシエボル
- 16.力を以って
- 17.宰相様と国王サマ
- 18.邪智暴虐の
- 19.シスコン総長と呑気な女宰相
- 20.お姉ちゃん
- 21.二人のお兄ちゃん
- 22.スズメのご飯はチキュー1 byアオハ
- 23.スズメとアオハ【前編】
- 24.スズメとアオハ 【中編】
- 25.スズメとアオハ 【後編】
- 26.選ぶ結末、選ぶ未来
- 27.子守唄
- 28.眠る宰相、明けのカラス
- 29.宰相の異変
- 30.終わりの始まり、
- 31.目覚まし時計
- 32.生きる意味ってなんですか
- 33.戦闘民族(?)
- 34.太古の守護神
- 35.王と王妃
- 36.フィナーレ開幕
- 37.宰相の遺産
- 38.ラポネ・リバナラクという男
- 39.宰相たちの墓場【前編】
- 40.宰相たちの墓場【中編】
- 41.宰相たちの墓場【中編その2】
- 42.宰相の墓場 【後編】
- 43.冷却、そして覚悟
- 44.物語の終わりへ結末へ。
- 45.アオハとシエボル【前編】
- 46.アオハとシエボル【中編】
- 47.落下、そして墜落