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さいきょう皇帝様は家族を知らない

#31

みんなで帰ろう

スパパパパァンという銃声で目を覚ます。
誰かの背中に載せられて何かで縛られているらしい。結構揺れる。
「いてぇ……。」
腹の傷に腕の傷、その他諸々がズキズキと痛む。
無理やり開いた目に入ったのは、サンイエローのゲソ。
そして見慣れたけれど珍しいゲソ型。
「お、目、覚めたか?」
「えん、ぺらー?」
「動かないほうがいいと思うぞ。
一応止血したがそれまでの出血量は多いんだからな。」
彼の背中越しに見えるのは、倒れる人の山。
エンペラーは怪我してないか。
見える範囲で目と頭を動かし怪我の有無を確かめる。
「痛いとは思うがとりあえず安全なところまで我慢してくれ。
最短ルートで進んでるからな。」
ちょっと待ってろと言わんばかりにスピードをあげる。
ソレイユは。戦場から離れていくにつれて、その事が頭をよぎる。
エンペラーに伝えようとしても声が出ない。
なんとかエンペラーの肩を叩き、それを伝えようとする。
「ソレイユはちゃあんと暴れてるから心配しないほうがいい。
心配したら逆に怒られると思うが……。」
暴れてるなら問題ないか。
って思いながらオレは、エンペラーの背中にぎゅっとすがりつく。
普段と逆だ。マイペースキングはここぞというときにすごく温かい。
「ぜったい、それいゆまもれよ。」
「お前ごと守るから心配しなくてもいい。」
何いってんだほんとになんて返す暇もなく、オレの意識はまた消えていった。




[水平線]


「「「「エンペラー!!!」」」」
皆がオレの名を呼ぶ。
囚われた皆の縄をといた後、グローブとシンペラーチームに向かって指示を飛ばす。
「救出成功した。安全圏に避難した後、救急車呼んでくれ。」
「あぁ!!」
グローブが大きい声で応えてくれたので、さっさとライダーの身体を預け、オレはオレでソレイユの援護に向かう。
「待って!!」
そんなオレをゴーグルが止めた。
「なんd「ライダーは、ソレイユとエンペラーのこと、心配してたよ。」
その言葉が、オレの心に突き刺さる。
彼の言いたいことを、オレは一瞬で理解した。
「わかってる。二人で、帰ってくるから。」
「そうこなくっちゃ。ライダーは任せといてよ。」
ドンッと胸を叩いてゴーグルが言う。(その拍子に後ろに倒れていたのはわざとか否か?)
「頼んだ。」
こいつのことを、アホだと思っていたが、それは違うのかもしれない。
そう、思ってしまうような一言だった。
「じゃぁ、行ってく「[小文字]待て。[/小文字]」
オレが背を向けたその時。
かすれた声が、オレの耳に届いた。

作者メッセージ

いつの間にか40閲覧を超えていることに驚いている主です。遅れてすいません。
えっと、あと2話で最終回にしようかなと思っています!
三人の迎える結末を、ぜひお楽しみに!
良ければ他の小説も読んでいってください!
では!See you again!

2024/08/26 14:16

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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