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さいきょう皇帝様は家族を知らない

#30

スプラマニューバーの帝王

目が覚めれば、ソレイユはどこにもいなかった。
外からはわぁわぁと声が聞こえる。
何が起こってるんだ。俺を探しているのか?
そう思った、その時。
「失礼します。」
誰かの、声がした。
オレはなんとかベッドの中に身を隠す。
が、見つかってしまうのも時間の問題だろう。
口を手で塞ぎ、一つの物音もたてないように気を配る。
でも、そこまで警戒しなくても、相手は何かを置いただけで帰っていった。
ふぅ、と安心のため息をつき、布団から顔を出すと、そこには。
「マニューバー……?」
いや、違う。色も違うし、持ってみたが重みが違う。
本物はこんなに重くない。しかもこの感触。
まるで実弾の入る銃のような……。
「……紙?」
そばにおいてあったメモ用紙のような紙を取る。
―【スプラマニューバー実弾バージョン 帝王】です。
使ってください―
とだけ書かれている紙。
けれどツッコミどころは沢山ある。
実弾バージョン!?いや待て、それ何だ?
使え!?どう使えと言うんだ貴様!!
こんなにわかりにくいことを言うのは彼しかいないなと苦笑い。
しょうがないなぁとその銃を手に取り、オレは部屋から飛び出した。



[水平線]

ぽかんと口を開けているのは敵たちだけではない。
ソレイユも。ライダーはまず意識あるのか……?
「えん、ぺらー?」
なんで来たんだと言わんばかりの顔に、オレは一発デコピン。
いったぁという声を聞き、してやったりと笑う。
「一緒に、帰るんだろ。」
「え?」
言ってないけど。って返ってきたが、そういう意味じゃないんだよな。
そういう風に捕らえるところがソレイユらしい。
「帰るんだろ?ってか帰んないっていう選択肢あるのか?」
「……無いかな。」
「だろ?」
目を伏せるソレイユは笑っている。
「……ソレイユ、ライダー抱えてくれ。」
「りょーかい。そっちは援護頼むよ?」
「はいはい。」
一瞬の内に手に刺さった固定具を引き抜くと、ライダーを十字架ごと抱えた。
うん、そういう意味じゃ((以下略
「よーし!!暴れるぞ〜!!」
「おまっ……怪我人ってこと忘れるな!?
それに、お前が抱えてるやつは重症人だ!!
暴れ過ぎるなよ〜!!」
いきなり痛みというものを忘れたソレイユにオレは言い聞かせる。
けれどソレイユは【暴れすぎるな】を【ちょっとなら暴れていい】と聞き違えたらしい。
一目散に敵に向かって走り出していた。
うん、そういう((以下略
以下略ばかりを言っていても仕方ないので、オレも敵の方に突っ込んでいく。
相手から放たれる銃弾にはもう慣れた。
軌道、速度、威力。全てを見抜けるレベルまで来た。
ここまでこれば、後は____。
「潰すだけ。」
ドドドドドドっ………。
一瞬の内にそこには、男たちの山。
バトル用のブキを実用化するとこうなるのかと末恐ろしささえも覚える。
「大丈夫?」
「それはライダーに言ってやれ。」
「あ……。」
忘れてたんだ。
こりゃライダーも大変だな。
なんて笑いながら、オレはまた一発銃弾を放った。
オレはまだ知らない。
この事件のせいで、裏社会から【帝王】と呼ばれる未来を。

作者メッセージ

はい!てきとーです。ソレイユに振り回されるライダーが見たかった。
けが人ぶん回すのもどうかと思いますけど……。
今日はここまでです!
では!See you again!

2024/10/17 20:43

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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