「……ら。ぎら……ぎ……ギラ!!!」
耳元で聞こえた大声で、僕は目を覚ます。
そして、隣にいた人物を見て、僕は飛び起きる。
「お、にい、ちゃん!?え、なんで!?ゴッカンにいたはずじゃあ……。」
「お前が電話してきたんだろう。裁判長に電話だけは没収されなくてよかったよ。
ま、簡単に言えば裁判長の側近に頼んで、ちょっとした恩赦で一日だけ出れることになったんだ。」
「そ、それモルフォーニャさんもお兄ちゃんもリタさんに怒られるやつじゃ……。」
慌てている僕の頭に、お兄ちゃんはぽんっと手をおいて、なでてくれる。
「大丈夫だ。私はいくら刑期が長引こうと問題はない。
それより、こんなことをやった奴について教えてくれないか?」
しゃがんで僕と同じ目線になったお兄ちゃんが言う。
その温かい言葉に僕は安心し、ボロボロと涙をこぼしてしまった。
「お?え?だ、大丈夫か?」
「わぁぁぁ……。みんながっ……みんながぁ……。」
慌てるお兄ちゃんの胸に飛び込んで、これでもかと言うほど泣く。
体中の水分持ってかれるんじゃないの?ってぐらい。
「怖かったな。よく頑張った。」
その温かな腕の中で、僕はあのことをすべて話した。
「みんなっ……あいつにやられちゃって……。」
「大丈夫だ。王たちは皆、イシャバーナで治療を受けている。
お前は大丈夫なのか?」
「うん。」
涙を拭いながらコクっと頷く。
お兄ちゃんは笑って、もう一度僕の頭をなでた。
「えっと、男で、顔あんまり良く見えなかった。あとは……。」
僕は、あいつの腕についていたブレスレットを思い出す。
不思議な形をしていたあれを。
「ブレス、レット。」
「ブレスレット?」
「あの、チキューみたいな青と緑の玉が乗ってるやつ!変な形だなって思ってたんだ!」
それを聞いたお兄ちゃんの顔がゆがむ。
何かをぼそっとつぶやいた後お兄ちゃんは、僕のことを抱きかかえ上げた。
「ギラ、まだ本調子じゃないかもしれないが、 イシャバーナに行く。ついて来てくれるか?」
「え、あ、もちろん!」
そうか。と言ったかと思うとお兄ちゃんは、残っていた糸を手繰り寄せ、上へと上がる。
そして待機していたクワゴンに乗ると、イシャバーナ方面へと進みだした。
「まずいな。」
その重々しい一言が、僕は昔の全て一人で抱え込んでいたお兄ちゃんにそっくりだと思った。
耳元で聞こえた大声で、僕は目を覚ます。
そして、隣にいた人物を見て、僕は飛び起きる。
「お、にい、ちゃん!?え、なんで!?ゴッカンにいたはずじゃあ……。」
「お前が電話してきたんだろう。裁判長に電話だけは没収されなくてよかったよ。
ま、簡単に言えば裁判長の側近に頼んで、ちょっとした恩赦で一日だけ出れることになったんだ。」
「そ、それモルフォーニャさんもお兄ちゃんもリタさんに怒られるやつじゃ……。」
慌てている僕の頭に、お兄ちゃんはぽんっと手をおいて、なでてくれる。
「大丈夫だ。私はいくら刑期が長引こうと問題はない。
それより、こんなことをやった奴について教えてくれないか?」
しゃがんで僕と同じ目線になったお兄ちゃんが言う。
その温かい言葉に僕は安心し、ボロボロと涙をこぼしてしまった。
「お?え?だ、大丈夫か?」
「わぁぁぁ……。みんながっ……みんながぁ……。」
慌てるお兄ちゃんの胸に飛び込んで、これでもかと言うほど泣く。
体中の水分持ってかれるんじゃないの?ってぐらい。
「怖かったな。よく頑張った。」
その温かな腕の中で、僕はあのことをすべて話した。
「みんなっ……あいつにやられちゃって……。」
「大丈夫だ。王たちは皆、イシャバーナで治療を受けている。
お前は大丈夫なのか?」
「うん。」
涙を拭いながらコクっと頷く。
お兄ちゃんは笑って、もう一度僕の頭をなでた。
「えっと、男で、顔あんまり良く見えなかった。あとは……。」
僕は、あいつの腕についていたブレスレットを思い出す。
不思議な形をしていたあれを。
「ブレス、レット。」
「ブレスレット?」
「あの、チキューみたいな青と緑の玉が乗ってるやつ!変な形だなって思ってたんだ!」
それを聞いたお兄ちゃんの顔がゆがむ。
何かをぼそっとつぶやいた後お兄ちゃんは、僕のことを抱きかかえ上げた。
「ギラ、まだ本調子じゃないかもしれないが、 イシャバーナに行く。ついて来てくれるか?」
「え、あ、もちろん!」
そうか。と言ったかと思うとお兄ちゃんは、残っていた糸を手繰り寄せ、上へと上がる。
そして待機していたクワゴンに乗ると、イシャバーナ方面へと進みだした。
「まずいな。」
その重々しい一言が、僕は昔の全て一人で抱え込んでいたお兄ちゃんにそっくりだと思った。
- 1.始まり
- 2.ブレスレット
- 3.ロゼアという国
- 4.ゴッドホッパーの反乱?
- 5.ラクレスの隠し事?
- 6.悲劇の始まり
- 7.行方知れず
- 8.ンコソパ国王の過去 【前編】
- 9.ンコソパ国王の過去 【後編】
- 10.マフィアを動かせ
- 11.ハッキング
- 12.マフィアとシエボル?
- 13.ロゼアへの道
- 14.宝石の国
- 15.戦慄のシエボル
- 16.力を以って
- 17.宰相様と国王サマ
- 18.邪智暴虐の
- 19.シスコン総長と呑気な女宰相
- 20.お姉ちゃん
- 21.二人のお兄ちゃん
- 22.スズメのご飯はチキュー1 byアオハ
- 23.スズメとアオハ【前編】
- 24.スズメとアオハ 【中編】
- 25.スズメとアオハ 【後編】
- 26.選ぶ結末、選ぶ未来
- 27.子守唄
- 28.眠る宰相、明けのカラス
- 29.宰相の異変
- 30.終わりの始まり、
- 31.目覚まし時計
- 32.生きる意味ってなんですか
- 33.戦闘民族(?)
- 34.太古の守護神
- 35.王と王妃
- 36.フィナーレ開幕
- 37.宰相の遺産
- 38.ラポネ・リバナラクという男
- 39.宰相たちの墓場【前編】
- 40.宰相たちの墓場【中編】
- 41.宰相たちの墓場【中編その2】
- 42.宰相の墓場 【後編】
- 43.冷却、そして覚悟
- 44.物語の終わりへ結末へ。
- 45.アオハとシエボル【前編】
- 46.アオハとシエボル【中編】
- 47.落下、そして墜落