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ネクストステージ! 最強の国の秘密

#2

ブレスレット

「……ら。ぎら……ぎ……ギラ!!!」
耳元で聞こえた大声で、僕は目を覚ます。
そして、隣にいた人物を見て、僕は飛び起きる。
「お、にい、ちゃん!?え、なんで!?ゴッカンにいたはずじゃあ……。」
「お前が電話してきたんだろう。裁判長に電話だけは没収されなくてよかったよ。
ま、簡単に言えば裁判長の側近に頼んで、ちょっとした恩赦で一日だけ出れることになったんだ。」
「そ、それモルフォーニャさんもお兄ちゃんもリタさんに怒られるやつじゃ……。」
慌てている僕の頭に、お兄ちゃんはぽんっと手をおいて、なでてくれる。
「大丈夫だ。私はいくら刑期が長引こうと問題はない。
それより、こんなことをやった奴について教えてくれないか?」
しゃがんで僕と同じ目線になったお兄ちゃんが言う。
その温かい言葉に僕は安心し、ボロボロと涙をこぼしてしまった。
「お?え?だ、大丈夫か?」
「わぁぁぁ……。みんながっ……みんながぁ……。」
慌てるお兄ちゃんの胸に飛び込んで、これでもかと言うほど泣く。
体中の水分持ってかれるんじゃないの?ってぐらい。
「怖かったな。よく頑張った。」
その温かな腕の中で、僕はあのことをすべて話した。
「みんなっ……あいつにやられちゃって……。」
「大丈夫だ。王たちは皆、イシャバーナで治療を受けている。
お前は大丈夫なのか?」
「うん。」
涙を拭いながらコクっと頷く。
お兄ちゃんは笑って、もう一度僕の頭をなでた。
「えっと、男で、顔あんまり良く見えなかった。あとは……。」
僕は、あいつの腕についていたブレスレットを思い出す。
不思議な形をしていたあれを。
「ブレス、レット。」
「ブレスレット?」
「あの、チキューみたいな青と緑の玉が乗ってるやつ!変な形だなって思ってたんだ!」
それを聞いたお兄ちゃんの顔がゆがむ。
何かをぼそっとつぶやいた後お兄ちゃんは、僕のことを抱きかかえ上げた。
「ギラ、まだ本調子じゃないかもしれないが、 イシャバーナに行く。ついて来てくれるか?」
「え、あ、もちろん!」
そうか。と言ったかと思うとお兄ちゃんは、残っていた糸を手繰り寄せ、上へと上がる。
そして待機していたクワゴンに乗ると、イシャバーナ方面へと進みだした。
「まずいな。」
その重々しい一言が、僕は昔の全て一人で抱え込んでいたお兄ちゃんにそっくりだと思った。

作者メッセージ

二話です!夢主出てないけどちゃんとこれ出ますんで固定夢主!
(まぁあと十数話は出さないんでs((黙っとれ )
というわけでよろしくお願いします!
ではまた次回お会いしましょう!
See you again!

2024/08/08 14:04

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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