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どんよりとした空。また雨が降り出しそうだ。
湿った空気は、気持ちをもしっとりさせてしまう。
本当にソレイユは戻って来るのか。というか全員生きて帰れるのか?
なんて思いが、オレの頭の中をぐるぐる回る。
「何を迷っている、ライダー。」
エンペラーがオレの背中を叩く。
そうだ。迷ってる暇なんてない。
「この先だ。全員気抜くなよ!」
「「「「「「「りょーかい!!!」」」」」」」」」
全員に警告し、ダイナモを握る力を強くする。
あの化け物の家はもうすぐだ。
「きっと大丈夫だ。だから迷うな、ライダー。」
「わかってら。」
エンペラーの耳元での囁きにきちんと応えた後、オレは瓦葺きの屋根を見上げる。
あぁ。行こう。
勝とう。取り返そう。
オレたちの皇帝を。
オレはあの家へと侵入していく。
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ぬかった。
まさか二人が大勢率いて来るなんて。
このボクの作戦に抜け道なんて、ないはずなのに。
まずいぞ。今日はそいつ等の始末のために隊がほとんど出払ってる。
数で押し切られちゃ、勝てない。
……いや、でも、あっちは喧嘩素人。
こっちに負ける筋合いはない。
大丈夫。計算は間違ってない。問題ない。
「どうした、〇〇。お前らしくもない。」
「るっせーな。バカ兄貴。こちとら作戦狂ってきて苛ついてんの。」
バカ兄貴の陽気な声は、いつもボクの思考にストップをかける。
「で、大丈夫なんでしょ?」
「もちろん。ボクを何だと思ってるの?」
パソコンを叩き、微調整した作戦を見せる。
絶対勝てる。いや、このボクと二人がいて勝てないわけないだろ!!
「勝つよ。で、絶対渡さないよ。」
「だな。」「うん。」
もう、渡してたまるか。
「お嬢様は、もう誰の手にも渡さない。」
ソレイユお嬢様は、今度こそボクらが守り抜いてやる。
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昔から着飾った服は好きじゃない。
親が着せる豪華なものは特に。
上はTシャツ一枚でいい。下はハーフパンツがあればいい。
動きにくい服は嫌い。でも、親が着せるのは動きづらいものばかり。
今なんて、なんか知らないけどキモノ着てるし……。
自分が選んだ色でもなく。
自分が選んだ形でもなく。
自分が選んだクツでもなく。
『お嬢様、こちらを。』
ただ人に着せられた、人が選んだものを。
「あ、雨。」
ざぁざぁとふすま越しに響く音は、私の寂しさを掻き立てる。
「会いたいなぁ。」
言っちゃだめなのはわかってる。
でも、口は勝手に動き出す。
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「勝ちに行くぞ。」
「任せろ。」
「「「うん!!」」」
「「「「「「「おーーーー!!!」」」」」」
王と騎士と仲間たちVS
「お嬢様は、渡さないよ?」
「「おう!!」」
最強の従者たち&
「ソレイユ、もう逃げるんじゃないぞ。」
最恐のボス。
「「「「ソレイユ!!!!」」」」
戦いの中で
ソレイユが見つける、答えとは___?
- 1.Prologue
- 2.マイペースキングは、今日も今日とてマイペース
- 3.弁当をちゃんと食え!!
- 4.新しい家
- 5.not本編 インペリアル&登場人物の紹介!
- 6.体調不良表現あり、ご注意!! NightとKing
- 7.サーモンランと、ライダーの憂鬱
- 8.濁る瞳
- 9.太陽
- 10.殺し屋の子
- 11.皇帝のチームのチームメイト
- 12.オレら5人で、最強チーム!?
- 13.初バトル
- 14.さいきょう皇帝様は親に頭が上がらない?
- 15.愛されたかった
- 16.二戦目 シンペラーチーム戦!?
- 17.オレ等の宣戦布告
- 18.あなた達が従うべきは
- 19.バトルロワイヤル・イヴ
- 20.バトロワ開始!?即三人戦!?
- 21.新たな皇帝と闇社会の子
- 22.キミを助けるために
- 23.番外編(?)曲パロ
- 24.戦い、開始。 皆の心
- 25.戦いのスタート地点
- 26.最強皇帝の従者たち
- 27.愚王と愚民、そして愚帝【前編】
- 28.愚王と愚民、そして愚帝【後編】
- 29.処刑の日
- 30.スプラマニューバーの帝王
- 31.みんなで帰ろう
- 32.大切な人
- 33.最終回 君に伝えたい