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さいきょう皇帝様は家族を知らない

#20

バトロワ開始!?即三人戦!?

会場は熱気に溢れている。
スクエアキング杯よりずっと……。
ずっしりとしたダイナモの重みが、肩に乗る。
スタート地点には、ライダーやラムネたちだけでなく、ゴーグルやグローブたちもいる。
真ん中に、ソレイユは立っている。
「さぁ!!始めようか!」
『私達よりのってますね〜。』
ハイドラ。あいつにとっては久しぶりだろうが、その構えは普段使いしているような慣れを感じさせる。
笑顔は少し狂気を感じさせるような……悪役の笑い方。
『行きますよ!』
『Ready……GO!!!!!!』
全員が一斉に飛び出す。
「先に地面を塗ろう!!」
グローブの言葉に皆頷く。
まぁ、一気にソレイユを狙うことは流石にしない。
しかし、あちらがそうさせてはくれない。
「みーつけた!」
「わわっ!?」
「嘘でしょ……。」
ハイドラを持っているはずなのにマニューバー並のスピードを出してくるのは不思議すぎる。
とっさにスライドで避けたグローブに的確に当てていく。
チャージの長ささえも感じさせない強さは、流石皇帝とでも言ったところだろうか。
「カイザー!!」
ライダーがスライドの構えを見せる。
オレもダイナモを握る力を強くする。
「君たち二人は先に倒しておこうかな?」
ドンドンドッパン!!
ゴーグルとグローブへの集中攻撃。
援護に入ったオレたちをも軽くのしてしまう。
「一つのデスが、この戦いじゃあ命取り。
とりあえず腕、温めさせてくれよ?」
ドンドンっ!!!
二人は2発で仕留められる。オレたちは命の危機を感じ、とりあえず下がる。
「目が赤ぇ……。どういうことだこりゃ……。」
「やばいかもな。ナイト、とりあえず下がるぞ。援護は任せる。」
りょーかいという声を聞くと、オレはタテ振りで道を作る。
「暴れてんな〜。」
他の奴らの叫び声は、そこらじゅうから聞こえてくる。
……暴走しているのか?あいつ。
「ヒャッホ〜!!!」
笑い方がおかしい。
はしゃぎすぎだろ。いや、はしゃいでたってなんか変だぞ?
「いやあいつなんか絶対おかしいだろ!!」
「静かにしろ。ああなったら止められないことは、お前もよく知ってるだろ。」
ライダーの首根っこを掴み、物陰に隠れる。
「血が騒ぎ始めたか。」
「それか、あの野郎がなんかやったか。」
ソレイユの血が騒ぎ始めるのは昔からあること。
戦闘族に生まれたような奴だし。
「どっちもあり得るのが痛ぇな。」
「勝てるか?」
「多分無理。」
暴れ始めたソレイユを止められる奴はいないだろう。
[漢字]王[/漢字][ふりがな]オレ[/ふりがな]も[漢字]騎士[/漢字][ふりがな]ライダー[/ふりがな]も、勝てる日はまだまだ先っぽい。
「……S4でも無理そうか。」
「微妙だな。」
「ゴーグルがやられたのもな。」
勝たなきゃいけない。
そのうえでゴーグルという勝てる可能性が切れたのは厳しい。
「……どうやれば勝てる?」
「暴走した赤目のあいつ倒すのには結構骨折れるぞ。」
「そりゃぁ……そう。」
とりあえずはインクの中にセンプクし、作戦を立てる。
考えても無駄だってのはわかってるんだけどな……。
そしてハイドラの音は止まず……。
『おっとーーー!!なんとここでS4チームもダウン!!
残ったのはインペリアルチームの二人だけだ〜!!』
「「嘘だろーーー!!!」」
なんとオレたち以外全員ダウンという状態に陥ってしまった。
これはまずい。どうすれば……。
「ひゃっは〜!!!よっしゃ!!ラストー!!
あんまり手応えなかったから、最後ぐらい楽しませてくれよ?」
いきなり目の前に御本人が現れ、本当に終わったことを実感する。
赤い目とハイドラント。
オレたちも見たことのない、楽しそうな顔。
普段と違う、あいつ。
あーもう!!でもこれ戦うしか!!
「……行けるか?」
「任せとけ。」
ダイナモとコラボで、しかもなれない方で。
勝てるのか。いや、その前に生きて帰れるのか。
いや、バトルじゃ死なないだろうが……。
「おっ!最高じゃん!のってるやつは嫌いじゃないよ。」
「ハッ!!戻ってきてもらうぜ?」
「勝ちに行くぞ。」
逆に、勝ったとして、ソレイユは生きれるのか。
もし、この戦いが、オレたちを倒すことが目的だったとしたら。
ソレイユはオレたちを倒せなかったって殺されないのか?
あり得るぞ。むしろそっちのほうがある。
勝っていいのか。これでいいのか。
いや、勝てるかどうかもわからないのに、そんな事言うな。
「カイザー。迷うな。前を向け。」
「迷ってなんかない。」
ダンっとオレは、床を蹴る。



[水平線]

「やられちゃった〜。」
「強すぎだね。流石皇帝!」
「クールじゃないね。」
暴走したソレイユにヒットされた人たちは観客席に戻り、話していた。
強すぎだよね、と話しながら下を見ると、カイザーとナイトと言う名の選手が戦っていた。
「あの二人強いのかなぁ。」
「わかんない。」
誰も知らない、二人のボーイは、センプク中にもかかわらず、顔を見合わせ、叫んだ。
「「嘘だろーーー!!!」」
「……ん、待って。あの声聞いたことある。」
プリンツが言う。ゴーグルも頷く。
「なんか聞いたことある〜。」
「誰だろ〜。」
二人の方を、全員が向いた。

作者メッセージ

はい!バトロワ雑ですいません。
ソレイユのちょっとした闇堕ちです!
エンペラーの懸念はどうなっていくのか……?
そろそろ最終回になりそう……です!
コメント、感想、お待ちしております!
(リクエストもバンバンください!短編集でお返しします!)
では!See you again!

2024/08/04 14:25

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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