「馬鹿みたいだな。」
「なんと?」
なんでもないと手で制し、ハイドラントを頭の上でぐるぐる回す。
暇だ。やることない。
私の出番、あと少し待たなきゃだし。
「大丈夫でございますか?」
「あぁ。問題ない。持ち場について来い。
あとブルーチーム及びグローブチーム、S4チームの情報。」
ちょうだいと手を伸ばす。
はっと彼は頭を下げると紙の束を取り出し、私にくれる。
こういうときに役に立つから捨て置けない。
「ありがと。流石だな。」
ちょっと多すぎるくらいの紙の量。
全部見たら寝不足になりそう。
ブルーチームは次、グローブチーム。
S4は……インペリアルか……。
対戦ルールは……ガチホコねぇ。
「ブキが微妙に変わってるな……。」
見てみれば、ブキが微妙に変わっているチームがある。
たとえばヘッドホンのスプラチャージャーがスクイックリンαに、
アロハの.52ガロンが.52ガロンデコに。
そして、一番ブキのチェンジが思い切っていたのはインペリアルチーム。
レインのロングブラスターがパブロに。
ラムネのリッター4Kがバレルスピナー。
聞かずともわかる燃費改善である。
まぁ、ホコバトルにあの重量級の多さでは勝てないと判断したか。
「……やるな。プランか。」
流石は策士。インペリアルチームのすべてのバトルの結果を決める男だ。
勝ちも負けも何割塗れるかも彼の思いどおり。
持ちブキボールドマーカー、苦手なはずのローラーも平然とのしてしまう。
そう。私でさえ勝てるか危ういインペリアルチーム、影の最強。
「??いかが致しました?」
「いいや。」
油断ならねぇ……。
しかもライダーとエンペラーを気に入ったと見た。
渡したくはねぇぞ?あいつらは私のもんなんだからな……!!
誰に言ってるんだ的な理不尽な怒りを最年少のプランにぶっつけながら、ビンボー揺すり。
そんな不安が最高潮に達した私は彼に話しかける。
「なぁ。一個いいか?」
「は。」
「この大会、我の好きなようにしていいよな?」
は?と彼が聞き返す。
私は二度はないぞと目で言い聞かせ、もう一度いう。
「お前の従うべき人は誰だ?」
「そ、それは!!ソレイユ様にほかなりませぬ!!」
焦ったように繰り返す彼。
そんなに私怖いっけ……。ちょっと悲しい。
「だよなぁ?じゃぁ、ミニスの作ったこの大会、
我がめちゃくちゃにしたって文句はないよな?」
「ソレイユ様の仰せのままに。」
「よし。物わかりがいいな。」
彼は怯えたように頭を下げると、私の目の前から消えていった。
こうなったら私だけの面白い大会を作り上げたっていいじゃんか。
あいつに対する最後のあがきになるならもっと。
「誰か来い。」
「はっ!ここにっ!!」
誰か一人で良かったのに、三人ぐらい一気に来た。
怖いよ逆に。
「映像。駒共に見せてやるぞ。」
「しっ!しかし!ミニス様からは許可が出ておりませぬが……。」
「お前らの主は誰ぞ?まさかミニスと言うのではあるまいな?」
奴らはすぐに膝をつき、仰せのままにと叫ぶ。
「先にそう言っていれば良いものを。」
フンッと横を向き、足を組む。
カメラがすぐに運ばれ、私の方を映す。
「オンエアにございます。」
ブゥンと音がして、私の控室にも映像が映し出される。
「……駒共に告ぐ。チームは4つに絞られたようだな。
次のルールは皆も知っておろう。ガチホコだ……と言いたいところであるが。」
そこで一度言葉を切り、持っていたハイドラントをかっこよく投げる。
……ブキチが見てませんように。
「それでは少々我にとっては面白くない。
よってこれより、新しきゲームを行おう。」
ハイドラントをカメラに向け、撃つ。
流石は私に預けてくれるほどの秀才ども。
ちゃんと避けていい位置にもう一度ついててくれる。
「四チーム、全員まとめて我にかかってこい。
勝てたら、皇帝の称号はお前のもんだ。」
いいな?バンダナで見えないだろうけど。いたずらっぽく笑ってみる。
二人共やっぱびっくりすんのかな〜。
ま、とりあえず手間が省けるし私の暇もなくなるから、これこそWIN WINというやつでは!!
最高すぎる!しかも絶対楽しーじゃん!!
うわぁ……楽しみ過ぎる……。
やばいやばい早くやりたい!!今すぐ会場突っ込んでいきたいんだけど!!
[打消し]ミコト(主のことです)↑ソレイユはとんでもない戦闘厨[/打消し]
「さぁ初めんぞ。最高のバトル!!」
血が騒いできた。
これは、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ力出しても、いいやつだよな?
大丈夫なやつだよな?
久しぶりに疼く血に不安を覚えながら、私はハイドラントを握る力を強くした。
「なんと?」
なんでもないと手で制し、ハイドラントを頭の上でぐるぐる回す。
暇だ。やることない。
私の出番、あと少し待たなきゃだし。
「大丈夫でございますか?」
「あぁ。問題ない。持ち場について来い。
あとブルーチーム及びグローブチーム、S4チームの情報。」
ちょうだいと手を伸ばす。
はっと彼は頭を下げると紙の束を取り出し、私にくれる。
こういうときに役に立つから捨て置けない。
「ありがと。流石だな。」
ちょっと多すぎるくらいの紙の量。
全部見たら寝不足になりそう。
ブルーチームは次、グローブチーム。
S4は……インペリアルか……。
対戦ルールは……ガチホコねぇ。
「ブキが微妙に変わってるな……。」
見てみれば、ブキが微妙に変わっているチームがある。
たとえばヘッドホンのスプラチャージャーがスクイックリンαに、
アロハの.52ガロンが.52ガロンデコに。
そして、一番ブキのチェンジが思い切っていたのはインペリアルチーム。
レインのロングブラスターがパブロに。
ラムネのリッター4Kがバレルスピナー。
聞かずともわかる燃費改善である。
まぁ、ホコバトルにあの重量級の多さでは勝てないと判断したか。
「……やるな。プランか。」
流石は策士。インペリアルチームのすべてのバトルの結果を決める男だ。
勝ちも負けも何割塗れるかも彼の思いどおり。
持ちブキボールドマーカー、苦手なはずのローラーも平然とのしてしまう。
そう。私でさえ勝てるか危ういインペリアルチーム、影の最強。
「??いかが致しました?」
「いいや。」
油断ならねぇ……。
しかもライダーとエンペラーを気に入ったと見た。
渡したくはねぇぞ?あいつらは私のもんなんだからな……!!
誰に言ってるんだ的な理不尽な怒りを最年少のプランにぶっつけながら、ビンボー揺すり。
そんな不安が最高潮に達した私は彼に話しかける。
「なぁ。一個いいか?」
「は。」
「この大会、我の好きなようにしていいよな?」
は?と彼が聞き返す。
私は二度はないぞと目で言い聞かせ、もう一度いう。
「お前の従うべき人は誰だ?」
「そ、それは!!ソレイユ様にほかなりませぬ!!」
焦ったように繰り返す彼。
そんなに私怖いっけ……。ちょっと悲しい。
「だよなぁ?じゃぁ、ミニスの作ったこの大会、
我がめちゃくちゃにしたって文句はないよな?」
「ソレイユ様の仰せのままに。」
「よし。物わかりがいいな。」
彼は怯えたように頭を下げると、私の目の前から消えていった。
こうなったら私だけの面白い大会を作り上げたっていいじゃんか。
あいつに対する最後のあがきになるならもっと。
「誰か来い。」
「はっ!ここにっ!!」
誰か一人で良かったのに、三人ぐらい一気に来た。
怖いよ逆に。
「映像。駒共に見せてやるぞ。」
「しっ!しかし!ミニス様からは許可が出ておりませぬが……。」
「お前らの主は誰ぞ?まさかミニスと言うのではあるまいな?」
奴らはすぐに膝をつき、仰せのままにと叫ぶ。
「先にそう言っていれば良いものを。」
フンッと横を向き、足を組む。
カメラがすぐに運ばれ、私の方を映す。
「オンエアにございます。」
ブゥンと音がして、私の控室にも映像が映し出される。
「……駒共に告ぐ。チームは4つに絞られたようだな。
次のルールは皆も知っておろう。ガチホコだ……と言いたいところであるが。」
そこで一度言葉を切り、持っていたハイドラントをかっこよく投げる。
……ブキチが見てませんように。
「それでは少々我にとっては面白くない。
よってこれより、新しきゲームを行おう。」
ハイドラントをカメラに向け、撃つ。
流石は私に預けてくれるほどの秀才ども。
ちゃんと避けていい位置にもう一度ついててくれる。
「四チーム、全員まとめて我にかかってこい。
勝てたら、皇帝の称号はお前のもんだ。」
いいな?バンダナで見えないだろうけど。いたずらっぽく笑ってみる。
二人共やっぱびっくりすんのかな〜。
ま、とりあえず手間が省けるし私の暇もなくなるから、これこそWIN WINというやつでは!!
最高すぎる!しかも絶対楽しーじゃん!!
うわぁ……楽しみ過ぎる……。
やばいやばい早くやりたい!!今すぐ会場突っ込んでいきたいんだけど!!
[打消し]ミコト(主のことです)↑ソレイユはとんでもない戦闘厨[/打消し]
「さぁ初めんぞ。最高のバトル!!」
血が騒いできた。
これは、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ力出しても、いいやつだよな?
大丈夫なやつだよな?
久しぶりに疼く血に不安を覚えながら、私はハイドラントを握る力を強くした。
- 1.Prologue
- 2.マイペースキングは、今日も今日とてマイペース
- 3.弁当をちゃんと食え!!
- 4.新しい家
- 5.not本編 インペリアル&登場人物の紹介!
- 6.体調不良表現あり、ご注意!! NightとKing
- 7.サーモンランと、ライダーの憂鬱
- 8.濁る瞳
- 9.太陽
- 10.殺し屋の子
- 11.皇帝のチームのチームメイト
- 12.オレら5人で、最強チーム!?
- 13.初バトル
- 14.さいきょう皇帝様は親に頭が上がらない?
- 15.愛されたかった
- 16.二戦目 シンペラーチーム戦!?
- 17.オレ等の宣戦布告
- 18.あなた達が従うべきは
- 19.バトルロワイヤル・イヴ
- 20.バトロワ開始!?即三人戦!?
- 21.新たな皇帝と闇社会の子
- 22.キミを助けるために
- 23.番外編(?)曲パロ
- 24.戦い、開始。 皆の心
- 25.戦いのスタート地点
- 26.最強皇帝の従者たち
- 27.愚王と愚民、そして愚帝【前編】
- 28.愚王と愚民、そして愚帝【後編】
- 29.処刑の日
- 30.スプラマニューバーの帝王
- 31.みんなで帰ろう
- 32.大切な人
- 33.最終回 君に伝えたい