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ここ最近、平和だと思っていた。
無駄に静か。いつもなら大荒れの新世界も、ここ最近は小さな抗争はあれど、大きな抗争などは殆どなかった。
海賊団内での大騒ぎさえも殆どなかった。
……赤髪海賊団内部を除いては。
「お頭!!!!」
二日酔いで机に突っ伏すシャンクスのもとに、ヤソップがやってきたのが、全ての始まりだった。
「んだぁ……「ウタが!!」
「「「「ウタ!?」」」」
ウタ、という一言に船内が揺れる。
全員の声で、船が三度四度グラグラと揺れた。
「ウタがどうしたんだ?」
副船長ベン・ベックマンがシャンクスの頭に一つげんこつを落としてから
([打消し]実は酒を盗み飲みして二日酔いでバレて叱られ中だった[/打消し])ヤソップに聞く。
「言うより見たほうが早ぇだろ!これ見ろ!」
そうして取り出したのは映像電伝虫。
「見てろ……。」
フォワン……大きな電伝虫から、“ある映像”が流れてきた。
『♪♫♪♬』
『らら〜ら〜ら〜ら〜。』
その映像には、足のステップだけでメロディを奏でる白黒髪の少女と、聞き覚えのある歌を歌う少女がいた。
「ウタだ!!」「ウタ!?」
室内から歓声が上がる。
二日酔いと怒られたことで凹んでいたシャンクスも、このときばかりは身を起こし、少女を見つめた。
『ねぇ 一緒に歌おうよ♪私達は ここにいるから🎶』
星空を背中に、純白のワンピースで歌い上げるウタ。
その周りがどんどん明るくなり、地面が揺れ動いていく。
「「「……!!」」」
その場にいた全員が言葉を失った。
一瞬にしてその場にとてつもなく大きなステージが姿を表したのだった。
『ら〜ら〜ららら〜ららら〜らら〜』
ウタはそれに驚くことなくそのまま歌う。
『いっそ 私達が行っちゃおっか? なんてキミが許してくれるわけないのにね』
だから私達は望む 君たちと進む未来を』
カカッという少女の足音で曲は終わる。
『みんな〜!ウタだよ!今日も見てくれてありがとー!!』
ぴょんぴょんとうさぎのように飛び跳ね、手を振るウタ。
そっぽを向きながらひらっと手を振る少女。
『ほら、リズム!みんな見てるよ〜!』
『あ、ちょ、やめろって!』
ウタが無理やり後ろに回り込み、少女……リズムの手を振らせようとするのを、リズムが全力で回避する。
『ほら、初めて見てくれる人もいるだろうし、じこしょーかいしよ!』
『ウタからな。』
リズムは、押し付けるようにウタを前に押し出す。
『わかった!
私はウタ!好きなものは、ホイップましましパンケーキ!とかわいいもの!
あとは歌うことかなぁ……。
誕生日は10月1日!みんな!よろしくね〜!!』
そんなことは気にすることなく、ウタは笑顔で話し出す。
その笑顔はキラキラと輝き、室内にいる人々の目には涙が浮かぶ。
「ウタぁ……大きくなったなぁ……。」
「泣きすぎだお頭……。」
……シャンクスは浮かぶを通り越して滝のように涙がこぼれ落ちていたが。
『ほらほら、リズム!』
『……あぁ。私はリズム。
好きなもの……。ヒガシザメのステーキとロブスターとホットドック。
と海王類のソテー。
あとは踊ること。
誕生日は○○月◆◆日。……よろしくな。』
無愛想に言うリズム。しかし、その口元には笑みが浮かんでいた。
『そういやリズム、まだトマトとブルーベリー食べられないの?』
『慣れてないだけだよ。……故郷のご飯に出てこなかったしな。』
それを聞いていたずらっぽく笑ったウタは、負け惜しみ〜といってリズムをいじりだす。
『やめろって!』
ぷくっと頬を膨らませたリズムは、電伝虫の方を向き、顔を近づける。
『というわけで、今日はここまで!!今のことは忘れてくれ!!』
ガチャ。
電伝虫の映像が切れる。でも、それでも、赤髪海賊団は大騒ぎになった。
「ウタが!配信を!始めた!!」
「今日は祝いの宴だァ!!」
ギャーギャー騒ぐシャンクスに、ベックがげんこつをもう一発落とす。
「……あんたが昨日酒ほとんど飲んじまったじゃねぇか。」
「……あ。」
「あ。じゃねぇんだよお頭!!!!」
「酒無しでどうやって宴すんだ!?」
「次の島までまだ結構かかるぞ!?」
クルーが総出でシャンクスに攻撃する。
数分後、船の縁に逆さでくくりつけられているシャンクスがいた。
「……う〜酒ぇ……。宴ぇ……。」
「十五割方あんたのせいだろ。」
「容赦ねぇ……。」
唸るシャンクスを、ベックは一喝。宴は次の島でと彼が言おうとした、その時だった。
「あ、ベック!あれ見ろよ!」
逆さ吊り状態のシャンクスが、何かを見つけた。
「?なんだ、あれ。」
「あれって……?」
それは、流れていくなにか四角い箱。木箱だろうか?
「もしかして……。」
とシャンクスは縄を一瞬のうちにほどき、すぐに海に飛び込み、その箱を抱えて上がってくる。
なかなか大きな箱だった。
それを開けると、シャンクスは、やっぱり!と大きな声をあげた。
「酒だ〜!!」
シャンクスが叫ぶ。
嬉しい、という気持ちが大爆発したような大声に、船員たちはやれやれと肩を落とす。
「一体誰が……?」
「………!!フフッ……」
首を傾げるクルーを横に、シャンクスは笑い出す。
「……お頭?」
「あははは!!ははっ……ほら見ろ!ロブスターまで入ってやがる!!」
シャンクスが取り出したのは、活きの良いロブスター10匹。
どこから取ってきたのだろうと思うほど、どれも大物ばかりだった。
「[小文字]なんでもお見通しってわけかよ。[/小文字]」
酒がなくなることも、ロブスターが食べたいってことも、おれらがこの海域を通るってことも、全部、あんたには。
「そーきたら……う・た・げ・だぁ!!!!!」
シャンクスの大声が、レッドフォース号に響き渡った。
[水平線]
シャンクスへ
そろそろ酒がなくなる頃だろうな。
箱に入れといたからそれで我慢しろ。
お前、それでクルー困らせてるだろ?
ちょっとは節酒しろ。いつか体壊すぞ。
あと、ロブスターも入れておくからちゃんと食えよ。
……最近いろいろ大変らしいな。
無理しなくていいんだぞ?お前がぶっ倒れたら世界の均衡どうなるんだよ。
それに、お前らのクルーがめちゃくちゃ心配するぞ。
……ウタも、私もな。
早く迎えに来い、馬鹿野郎。ずっと待ってるからな!
ウタと二人で、お前が迎えに来るの、待ってるからな!
お前の船に乗せてもらうの、ずっと待ってるからな!
(恥ずかしいけどそう言わないとお前、絶対一生来ないだろ!?)
早く来い。私たちは待ってる。
師匠 ●●、またの名をリズム
そして、娘ウタより
追伸
ウタが私の娘になった。(なんでかは置いておいてくれ。話すと長い。)
連名を誤解しないよう注意せよ。
バギーは元気か?マルコは?返答を待つ。
無駄に静か。いつもなら大荒れの新世界も、ここ最近は小さな抗争はあれど、大きな抗争などは殆どなかった。
海賊団内での大騒ぎさえも殆どなかった。
……赤髪海賊団内部を除いては。
「お頭!!!!」
二日酔いで机に突っ伏すシャンクスのもとに、ヤソップがやってきたのが、全ての始まりだった。
「んだぁ……「ウタが!!」
「「「「ウタ!?」」」」
ウタ、という一言に船内が揺れる。
全員の声で、船が三度四度グラグラと揺れた。
「ウタがどうしたんだ?」
副船長ベン・ベックマンがシャンクスの頭に一つげんこつを落としてから
([打消し]実は酒を盗み飲みして二日酔いでバレて叱られ中だった[/打消し])ヤソップに聞く。
「言うより見たほうが早ぇだろ!これ見ろ!」
そうして取り出したのは映像電伝虫。
「見てろ……。」
フォワン……大きな電伝虫から、“ある映像”が流れてきた。
『♪♫♪♬』
『らら〜ら〜ら〜ら〜。』
その映像には、足のステップだけでメロディを奏でる白黒髪の少女と、聞き覚えのある歌を歌う少女がいた。
「ウタだ!!」「ウタ!?」
室内から歓声が上がる。
二日酔いと怒られたことで凹んでいたシャンクスも、このときばかりは身を起こし、少女を見つめた。
『ねぇ 一緒に歌おうよ♪私達は ここにいるから🎶』
星空を背中に、純白のワンピースで歌い上げるウタ。
その周りがどんどん明るくなり、地面が揺れ動いていく。
「「「……!!」」」
その場にいた全員が言葉を失った。
一瞬にしてその場にとてつもなく大きなステージが姿を表したのだった。
『ら〜ら〜ららら〜ららら〜らら〜』
ウタはそれに驚くことなくそのまま歌う。
『いっそ 私達が行っちゃおっか? なんてキミが許してくれるわけないのにね』
だから私達は望む 君たちと進む未来を』
カカッという少女の足音で曲は終わる。
『みんな〜!ウタだよ!今日も見てくれてありがとー!!』
ぴょんぴょんとうさぎのように飛び跳ね、手を振るウタ。
そっぽを向きながらひらっと手を振る少女。
『ほら、リズム!みんな見てるよ〜!』
『あ、ちょ、やめろって!』
ウタが無理やり後ろに回り込み、少女……リズムの手を振らせようとするのを、リズムが全力で回避する。
『ほら、初めて見てくれる人もいるだろうし、じこしょーかいしよ!』
『ウタからな。』
リズムは、押し付けるようにウタを前に押し出す。
『わかった!
私はウタ!好きなものは、ホイップましましパンケーキ!とかわいいもの!
あとは歌うことかなぁ……。
誕生日は10月1日!みんな!よろしくね〜!!』
そんなことは気にすることなく、ウタは笑顔で話し出す。
その笑顔はキラキラと輝き、室内にいる人々の目には涙が浮かぶ。
「ウタぁ……大きくなったなぁ……。」
「泣きすぎだお頭……。」
……シャンクスは浮かぶを通り越して滝のように涙がこぼれ落ちていたが。
『ほらほら、リズム!』
『……あぁ。私はリズム。
好きなもの……。ヒガシザメのステーキとロブスターとホットドック。
と海王類のソテー。
あとは踊ること。
誕生日は○○月◆◆日。……よろしくな。』
無愛想に言うリズム。しかし、その口元には笑みが浮かんでいた。
『そういやリズム、まだトマトとブルーベリー食べられないの?』
『慣れてないだけだよ。……故郷のご飯に出てこなかったしな。』
それを聞いていたずらっぽく笑ったウタは、負け惜しみ〜といってリズムをいじりだす。
『やめろって!』
ぷくっと頬を膨らませたリズムは、電伝虫の方を向き、顔を近づける。
『というわけで、今日はここまで!!今のことは忘れてくれ!!』
ガチャ。
電伝虫の映像が切れる。でも、それでも、赤髪海賊団は大騒ぎになった。
「ウタが!配信を!始めた!!」
「今日は祝いの宴だァ!!」
ギャーギャー騒ぐシャンクスに、ベックがげんこつをもう一発落とす。
「……あんたが昨日酒ほとんど飲んじまったじゃねぇか。」
「……あ。」
「あ。じゃねぇんだよお頭!!!!」
「酒無しでどうやって宴すんだ!?」
「次の島までまだ結構かかるぞ!?」
クルーが総出でシャンクスに攻撃する。
数分後、船の縁に逆さでくくりつけられているシャンクスがいた。
「……う〜酒ぇ……。宴ぇ……。」
「十五割方あんたのせいだろ。」
「容赦ねぇ……。」
唸るシャンクスを、ベックは一喝。宴は次の島でと彼が言おうとした、その時だった。
「あ、ベック!あれ見ろよ!」
逆さ吊り状態のシャンクスが、何かを見つけた。
「?なんだ、あれ。」
「あれって……?」
それは、流れていくなにか四角い箱。木箱だろうか?
「もしかして……。」
とシャンクスは縄を一瞬のうちにほどき、すぐに海に飛び込み、その箱を抱えて上がってくる。
なかなか大きな箱だった。
それを開けると、シャンクスは、やっぱり!と大きな声をあげた。
「酒だ〜!!」
シャンクスが叫ぶ。
嬉しい、という気持ちが大爆発したような大声に、船員たちはやれやれと肩を落とす。
「一体誰が……?」
「………!!フフッ……」
首を傾げるクルーを横に、シャンクスは笑い出す。
「……お頭?」
「あははは!!ははっ……ほら見ろ!ロブスターまで入ってやがる!!」
シャンクスが取り出したのは、活きの良いロブスター10匹。
どこから取ってきたのだろうと思うほど、どれも大物ばかりだった。
「[小文字]なんでもお見通しってわけかよ。[/小文字]」
酒がなくなることも、ロブスターが食べたいってことも、おれらがこの海域を通るってことも、全部、あんたには。
「そーきたら……う・た・げ・だぁ!!!!!」
シャンクスの大声が、レッドフォース号に響き渡った。
[水平線]
シャンクスへ
そろそろ酒がなくなる頃だろうな。
箱に入れといたからそれで我慢しろ。
お前、それでクルー困らせてるだろ?
ちょっとは節酒しろ。いつか体壊すぞ。
あと、ロブスターも入れておくからちゃんと食えよ。
……最近いろいろ大変らしいな。
無理しなくていいんだぞ?お前がぶっ倒れたら世界の均衡どうなるんだよ。
それに、お前らのクルーがめちゃくちゃ心配するぞ。
……ウタも、私もな。
早く迎えに来い、馬鹿野郎。ずっと待ってるからな!
ウタと二人で、お前が迎えに来るの、待ってるからな!
お前の船に乗せてもらうの、ずっと待ってるからな!
(恥ずかしいけどそう言わないとお前、絶対一生来ないだろ!?)
早く来い。私たちは待ってる。
師匠 ●●、またの名をリズム
そして、娘ウタより
追伸
ウタが私の娘になった。(なんでかは置いておいてくれ。話すと長い。)
連名を誤解しないよう注意せよ。
バギーは元気か?マルコは?返答を待つ。
- 1.始まりの時【前編】
- 2.始まりの時【後編】
- 3.11年後
- 4.私の記憶(メモリー)、お前らの記録(ログ)
- 5.オーロジャクソンの日常より
- 6.思い出そして、現在の姿
- 7.破壊の王の世界へ 堕ちる
- 8.ユートピア 私が望むもの
- 9.Rigel / nautical chart!!
- 10.うたの始まり
- 11.ウタ&リズム 〜歌の女王と踊りの皇帝〜
- 12.キミへ伝えるメッセージ
- 13.弟たち
- 14.ライブ開始! 行動開始!
- 15.負け惜しみ?
- 16.最高地点、最高のライブ
- 17.永久愛歌
- 18.リゲルの記憶 そして真実
- 19.not本編 遅めの夢主紹介!!
- 20.笑いの地獄へようこそ
- 21.だから私達は最強
- 22.継がれる記憶
- 23.解放の戦士、破壊の皇帝
- 24.伝えたい言葉
- 25.not本編 ルナとヘリオス、太陽と月
- 26.凍れ、わが仇よ
- 27.邪神の子ども、歌の魔王宿す破壊の女神
- 28.ドラゴンキラー、ライト
- 29.最高のアンコールを
- 30.最終話 不死鳥の語る、消失の帝王