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消失の帝王  〜とある女海賊の記録(ログ)〜

#7

破壊の王の世界へ 堕ちる

ロジャーが処刑された。
その一言は、世界を駆け巡った。そして、人々を海に駆り立てた。
「なんだよ、カッコつけちゃって。」
あの日の新聞を見ながら、●●はぼやく。
ナイトランドの洞窟の中。ロジャーと初めて出会った、あの場所で。
「ロジャー……。」
あれからもう、10年以上が経とうとしていた。
あの新聞を見た後、白ひげことニューゲートの船に乗っていた●●は、一瞬のうちに真っ青になり、倒れ、3年もの間、滾々と眠り続けた。
彼女からしてみれば、3年で済んだこと自体が奇跡なのだが………。
三年後、眠りから目覚めた●●は、自らのナワバリに帰り、燃え尽きたような生活をしていた。
シャンクスとバギーには、あれから会っていない。
レイリーたちも、今どこにいるのやら。
「会いてぇな………。」
ぎゅっと手を握りしめる。
目の裏には、あのときの光景がありありと浮かび上がってくる。
「もう、誰も死なせねぇって、覚悟したのにな。」
なんて、と●●は自虐的な笑みを浮かべる。
守れるはずないのに。
―寂しいかい?全て失って、気分はどうだい?―
甘い甘い、ささやき声が、●●の脳内に充満する。
「あんたは、私をどうしようっていうんだ?」
―楽しい楽しい[漢字]楽園[/漢字][ふりがな]ユートピア[/ふりがな]へと。連れて行ってあげるんだよ―
「そこには、みんないるのか?」
なんて今まで聞かなかったことを、●●は聞く。
―もちろん。君の望むもの、全て……。―
破滅の王の声は、高らかに響く。
「あぁ、じゃぁ、お願いしようかな。
その世界には、船長も、みんなも、バギーも、
アステルも、リゲルも、ルナも、父様も、母様も、ニカ様も、いるんだろ?」
●●は、うっとりとした目で、破滅の王を覗き込む。
―あぁ。もちろん。この世界は、君の望む、理想郷なのだから。―
「あぁ、堕ちさせてくれ。地獄の底まで………。」
甘い声に包まれた少女の髪は、白と黒から、紫がかった黒へ、変わっていった。



[大文字]「この世界じゃ私は 大切なもの 失ってばかり 
なら 私が [漢字]創造して[/漢字][ふりがな]作り直して[/ふりがな]みせるわ 私の 理想郷を」[/大文字]




彼女は、自らの頭の中で、あらゆるものを”想像“し、ものを”創造”していく。
それは、自ら好みに世界を作り変えることであり、それは、今の世界の破滅を意味していた。












「もう、誰にも私の【大好き】は奪わせないんだから!!!」
そうして少女は、地の底へ、[漢字]妖精の帝王[/漢字][ふりがな]エルフ・エンペラー[/ふりがな]から、
[漢字]闇妖精の女王[/漢字][ふりがな]ダークアールヴ・クイーン[/ふりがな]へと堕ちていった。

作者メッセージ

ロジャー海賊団の解散の場面すっ飛ばしてしまいました。すいません。

2024/05/26 06:55

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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