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ネクストステージ! 最強の国の秘密

#37

宰相の遺産

「降臨せよ、キングオージャーレガシー!!」
サクトは”それ”を見たことがあった。
一度、封印された時に使われた代物だった。
お世辞にも精密とは言えないほどショートし、火花をたてていたのを覚えている。
……初めての人造シュゴッド。
ZEROのモデルとなった、二体の大型シュゴッド。
ゴッドジュラとゴッドメガネウラ。
ロゼアとの戦いで傷ついた彼らは、地下深くに眠っていると封印されながらに聞いていた。
「馬鹿な。なぜ______!!!」
一度封印を解いた後、二体をサクトは見に行っていた。
復活することなど、ありえないくらいにボロボロだった。
それが今、どうだ。
二体は数多くの守護神を引き連れ、また国を守護せんとしている。
シュゴッドだけでない。デミシュゴッドも、シュゴッドZEROも。
世界中のシュゴッドが今、二体に呼応して動き出している。
「ヤンマとラクレスの努力の賜物だよ。」
飛行する守護神たちは、大昔とは様子が違った。
西日を背に受け、美しく、光り輝いている。
「これが、宰相たちが残した、[漢字]遺産[/漢字][ふりがな]レガシー[/ふりがな]だ。」
アオハが掲げた剣に、沈む太陽が重なった。
彼女の顔を覆うベールが風に舞った。
まっすぐな瞳がサクトを覗く。
赤い血すら、美しいと思ってしまった。
「行くぞ!!降臨せよ、キングオージャーレガシー!!!」
[太字]シューゴーッ!![/太字]
守護神は大きな音をあげて組み上がっていく。
日は暮れる。世界は闇に包まれていく。
それを照らすかのように、神は地上へと降り立った。
驚くサクトを見て、アオハは笑った。
「これはまだまだ序の口。……そろそろ来るかな。」
パチン。アオハが指を鳴らすと、五体の守護神がどこからともなくやってきた。
アオハはその守護神に向かって一礼すると、剣を地面に突き刺した。
誰かが守護神から飛び降りてくる。
「やぁやぁ。ここが100年後のシュゴッダムなのですか。」
「あの小さいシュゴッドは何だ?500年でこうも変わるものなのか。」
「シュゴッド……なんと美しいんだ!全て僕のものにしてしまいたいね。」
「2000年後って、こんなにすごいんだ。みんなにも見せてあげたかったなぁ。」
「お前たち、未来に高揚するのもいいが、仕事を忘れるな。」
唖然とするサクトの前に、六人の男女が並んだ。
皆一様に色違いの冠をかぶっている。
「驚いたか?ラクレスとスズメがやってくれたな。」
「ラクレス?スズメ?あぁ、あの二人か。」
白い冠をかぶった青年が、アオハの言葉に頷き、何やら指示を出した。
サクトは驚きのあまり動けないでいる。
……2000年前に対峙した宰相が、そこにいるのだから。

2025/07/30 13:52

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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