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ネクストステージ! 最強の国の秘密

#35

王と王妃

グラリ。
地面が軽く揺れる。何かが起きているのか、確証はない。
まずいことになったかもと思うのは、ただの勘だ。
……アオハのことである。そうそう簡単に死にはしない。
ただ、自らを犠牲にしないとは言いづらい。
「生きててくれよっ……!?」
何度も呆れさせられてきた。何度も驚かされてきた。
何度も希望を与えられた。何度も笑わせてくれた。
もう二度と、失いたくない…。
「ラクレスさまぁ!!!」
「スズメッ!?」
愛しい我が妻の声が、後ろから聞こえた。
馬鹿な。城にいたはずなのに。
振り返ってみると敵が彼女の腕の中でもがいている。……強い。
「危ないから待っていろとあれほどっ……!!」
「されど、黄泉への道は二人のみでは寂しゅうございましょう。
この不束者を、命を賭して戦うお二方隣に立たせてくださいまし。」
スズメらしいな。こうなったら彼女は止まらない。
誰に似たんだろう。昔は静かなお姫様だったのに。
……アオハか。
「死ぬとは誰も言ってないぞ。」
「お顔に出ておられます。」
やっぱりかなわん。昔からそうだった。
あの二人……[打消し]いや、三人か。[/打消し]は私の心をよく読んだ。びっくりするほど。
きっと一生敵うことなどないのだろうな。
「邪智暴虐の王妃として、死ぬことになっても、私たちについてくるか。」
「もとより貴方様と運命を分かち合うつもりでトウフより参りました。」
あぁ、覚悟が違う。
……わかっているんだろう。私たち二人の望みを。
「わかった。行くぞ。」
手を振りほどく勇気は、私にはまだない。
ふと暗くなった気がして空を見上げる。
その瞬間、息を呑んだ。
西からの陽の光を遮るように飛び立つ、巨大なシュゴッド。
キングコーカサスカブトと同じくらい、いやそれより大きい。
「なんだ、あれ。」
スズメも目を見開いているのが分かる。
夕日の逆光で隠され、しっかりとした姿は見えない。
ぐぉぉという勇ましい声。これが……古の守護神。
チキューを太古の昔に守り抜いた、伝説の……。。
「参りましょう。」
「え?」
「アオハ様の命をお忘れですか。」
そうだ、私たちのやるべきことを。
アオハは託してくれたのだから。
私とスズメにしか、できない仕事を。
「気は進まんが、やるしかないんだろう?」
「そうで……ございますね。」
全ての終りを迎えるときは近い。
私の宰相もまた、全てが終わる時に散る。

作者メッセージ

皆さんこんにちは!ミコトです。
さぁ、いよいよクライマックス!
ってか新しいスーパー戦隊シリーズ始まりますね。
ナンバーワン戦隊……。カタカナかい!!
といいつつめっちゃ楽しみです。ブンブンVSキングオはよこーい!
では!See you again!

2025/02/24 09:19

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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