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消失の帝王  〜とある女海賊の記録(ログ)〜

#5

オーロジャクソンの日常より

「おいお前らまた空割ったろ異論は認めねぇ。」
「わかりにくいからゆっくり話せ。」
間一つおかずにまくしたてる●●の全身からは、黒い稲妻がバリバリと出ていた。
それを諌めるレイリーも、それとこれとは別、というかのように、冷たい目を向けていた。
「そのせいでなんか近くにいた[漢字]海軍[/漢字][ふりがな]ガープの野郎[/ふりがな]は来るわ、周りの島が壊れかけて住民に迷惑かけるわ、何やってんだよ。……ロジャー、ニューゲート。異論は絶対認めないからな。」
普段より堂々とした立ち姿に、さすがの二人も、体を縮める。
これは一発殴られてもおかしくない形相だな……。
ロジャーはどうやって生き延びようか考えをめぐらし始めた。
しかし、予想に反し、●●は二人に背中を向ける。
「はぁ……。今日ばかりは許してやる。次やったら容赦しないからな。」
ホッとしたのも束の間。
それに続いた言葉に、ロジャーは身を震わす。
「酒一ヶ月抜きにするぞ。」
「「それは嫌だ!!!」」


三日三晩の宴が過ぎ、白ひげ海賊団が帰っていった……。


「馬鹿野郎。飲みすぎだ。」
●●の軽い叩きが下る。
「お前、昔から馬鹿馬鹿言うよな〜。ヒック」
初めて会った時もそうだったけどよ〜、とロジャーは続け、柱にもたれかかる。
「お前、完璧に酔ってるじゃねぇか。……うっわ、みんな潰れてる……。」
はぁ、と●●はため息をつくと、ロジャーに毛布をかけた。
「じゃあ私は見張りしてるからな。風邪引くなよ?」
「ん〜。心配してくれてんのか〜?」
「馬鹿。ガキに感染されたら困るんだよ。」
そう、●●は苦笑いのような笑い声をあげる。
そうして、くるりと後ろを向くと、おやすみ、そう言って、ニコッと笑った。
「おー、おやすみ。」
ロジャーも、かけてもらった毛布を掴み、深い眠りへと落ちていく。







夜空の満点の星を見上げ、●●は何かをつぶやいていた。
「今日は、満月だよルナ。ヘリオス。
あぁ、そうだ。みんなでお月見したっけなあ。アステルがお団子作ってさ。
イベントごとでも、普段でも、アステルの料理は、全部美味しかったよな。
アンタレスとよく喧嘩してたけど(笑)。」
そんな、どこか悲しい、どこか寂しそうな笑い声が、静かな波の音と重なる。
「ねぇ、リゲル。今の私は、」
あなたが信じた私?
あなたが未来を託した私?
あなたが命を張って守った私?
「……答えてくれるわけないか。」
一通りそういった後、●●はからからと笑い声をあげる。
「私は、私なのかなぁ。」
●●がそうつぶやくと、チカ、チカと星が輝いた。
まるで、●●を励ますかのように。

作者メッセージ

さて、少しずつ明らかになってまいりました!!
近日!ロジャー時代編終了です!!

2024/06/02 08:36

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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