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ネクストステージ! 最強の国の秘密

#20

お姉ちゃん

「ど、どゆこと!?」
ギラが急いで意味を聞く。ヤンマに至ってはぽかんと口を開けたままだ。
「あー。まだ見てない?」
「すまん、見せてない。」
「いいよ、大丈夫。ちょっとスクリーン借りるね、ヤンマ。」
スクリーンにぱぁっと映し出されたのは、シュゴッドの設計図。
ゴッドクワガタやゴッドトンボに見えるが、それとはまた、少し違っていた。
「こいつはゴッドメガネウラ、こっちはゴッドジュラ。
宰相が残した最高のシュゴッドだ。」
「どうやるの?」
「宰相の力を目覚めさせろ。……王の証と一緒。ヤンマ、任せたよ。」
「シュゴッドの力を一つにしてほしい。ギラ、頼む。」
その目は、二人を見ているようで見ていなかった。
迷っていた。他の道がないか、探して探して探し尽くしたように。
「姉ちゃん……?」「お兄ちゃん……?」
「私たちが時間は稼ぐ。」
「頼む、もう、これしかない。」
すがりつくように、二人は言った。
二人のそんな顔を弟たちは初めて見た。
「わあった。で、その宰相の力って……?」
「これ。頼むよ、ヤンマ。」
へらっと笑うと、彼女は6つのアクセサリーを渡した。
赤青黄、紫黒白。輝く宝石は幾分か鈍って見えたのは、気のせいだろうか?
「困ったらいつでも姉ちゃんたちに頼りに来い!!
私らはいつだって、弟たちの味方だからな!」
「るっせ、わかってる。」
「アオハさん、ありがとう!」
こっちの台詞だよ、と彼女は返す。その顔は、ちょっと曇っていた。
それでも無理やり笑うと、頭を掻いた。
「っていうか【アオハさん】ってなれねぇな……。」
「え、じゃ、じゃあ、なんて呼べば?」
「ん〜。普通にアオハでもいいし。スラムではアネキって呼ばれてたけど。」
ギラは少し考えたあと、アオハのそばに寄り、笑った。
「じゃあ、お姉ちゃん!で!」
「いいねぇ。それ!」
「よろしくお願いします!お姉ちゃん!」
かわいいなとギラの頭を撫でるアオハと、それに笑顔で応えるギラ。
笑い合う二人を、嫉妬の目で見つめる二人。
それはアオハがご機嫌斜めの二人に気づくまで続いた……とか。



[水平線]

数時間後。
「大丈夫か、アオハ?」
「あ、ラクレス。」
城に帰ったアオハはベッドの上に座って、ボーッとしていた。
そんなアオハをラクレスは心配し、声をかけたのである。
「そんなに、怖いか?」
「こわくなんて。」
言葉は子どものように途絶え途絶え。
無理をしていると一目でわかった。
「アオハ。わかってるだろ。ヤンマは、ギラは、強い。
そう簡単に、死なない。信じよう。私は、そうする。」
「わかってるよ、馬鹿ラクレス。」
誰が馬鹿だよ。そう言って、ラクレスはアオハを小突いた。
19年前と、遜色変わらない、彼女の細い腕が触れた。

作者メッセージ

おひさです!!最近ライト版をがんばっておりまして!!
けっっっしてサボっていたわけではないこと、ご了承ください!!
最近とある音楽にハマっておりまして!!そろそろ曲パロ出すかな〜みたいな……。
そういうのもお楽しみに!!!
では!!See you again!

2025/07/30 13:49

ミコト
ID:≫ 8t/IaoonNB37w
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