「ど、どゆこと!?」
ギラが急いで意味を聞く。ヤンマに至ってはぽかんと口を開けたままだ。
「あー。まだ見てない?」
「すまん、見せてない。」
「いいよ、大丈夫。ちょっとスクリーン借りるね、ヤンマ。」
スクリーンにぱぁっと映し出されたのは、シュゴッドの設計図。
ゴッドクワガタやゴッドトンボに見えるが、それとはまた、少し違っていた。
「こいつはゴッドメガネウラ、こっちはゴッドジュラ。
宰相が残した最高のシュゴッドだ。」
「どうやるの?」
「宰相の力を目覚めさせろ。……王の証と一緒。ヤンマ、任せたよ。」
「シュゴッドの力を一つにしてほしい。ギラ、頼む。」
その目は、二人を見ているようで見ていなかった。
迷っていた。他の道がないか、探して探して探し尽くしたように。
「姉ちゃん……?」「お兄ちゃん……?」
「私たちが時間は稼ぐ。」
「頼む、もう、これしかない。」
すがりつくように、二人は言った。
二人のそんな顔を弟たちは初めて見た。
「わあった。で、その宰相の力って……?」
「これ。頼むよ、ヤンマ。」
へらっと笑うと、彼女は6つのアクセサリーを渡した。
赤青黄、紫黒白。輝く宝石は幾分か鈍って見えたのは、気のせいだろうか?
「困ったらいつでも姉ちゃんたちに頼りに来い!!
私らはいつだって、弟たちの味方だからな!」
「るっせ、わかってる。」
「アオハさん、ありがとう!」
こっちの台詞だよ、と彼女は返す。その顔は、ちょっと曇っていた。
それでも無理やり笑うと、頭を掻いた。
「っていうか【アオハさん】ってなれねぇな……。」
「え、じゃ、じゃあ、なんて呼べば?」
「ん〜。普通にアオハでもいいし。スラムではアネキって呼ばれてたけど。」
ギラは少し考えたあと、アオハのそばに寄り、笑った。
「じゃあ、お姉ちゃん!で!」
「いいねぇ。それ!」
「よろしくお願いします!お姉ちゃん!」
かわいいなとギラの頭を撫でるアオハと、それに笑顔で応えるギラ。
笑い合う二人を、嫉妬の目で見つめる二人。
それはアオハがご機嫌斜めの二人に気づくまで続いた……とか。
[水平線]
数時間後。
「大丈夫か、アオハ?」
「あ、ラクレス。」
城に帰ったアオハはベッドの上に座って、ボーッとしていた。
そんなアオハをラクレスは心配し、声をかけたのである。
「そんなに、怖いか?」
「こわくなんて。」
言葉は子どものように途絶え途絶え。
無理をしていると一目でわかった。
「アオハ。わかってるだろ。ヤンマは、ギラは、強い。
そう簡単に、死なない。信じよう。私は、そうする。」
「わかってるよ、馬鹿ラクレス。」
誰が馬鹿だよ。そう言って、ラクレスはアオハを小突いた。
19年前と、遜色変わらない、彼女の細い腕が触れた。
ギラが急いで意味を聞く。ヤンマに至ってはぽかんと口を開けたままだ。
「あー。まだ見てない?」
「すまん、見せてない。」
「いいよ、大丈夫。ちょっとスクリーン借りるね、ヤンマ。」
スクリーンにぱぁっと映し出されたのは、シュゴッドの設計図。
ゴッドクワガタやゴッドトンボに見えるが、それとはまた、少し違っていた。
「こいつはゴッドメガネウラ、こっちはゴッドジュラ。
宰相が残した最高のシュゴッドだ。」
「どうやるの?」
「宰相の力を目覚めさせろ。……王の証と一緒。ヤンマ、任せたよ。」
「シュゴッドの力を一つにしてほしい。ギラ、頼む。」
その目は、二人を見ているようで見ていなかった。
迷っていた。他の道がないか、探して探して探し尽くしたように。
「姉ちゃん……?」「お兄ちゃん……?」
「私たちが時間は稼ぐ。」
「頼む、もう、これしかない。」
すがりつくように、二人は言った。
二人のそんな顔を弟たちは初めて見た。
「わあった。で、その宰相の力って……?」
「これ。頼むよ、ヤンマ。」
へらっと笑うと、彼女は6つのアクセサリーを渡した。
赤青黄、紫黒白。輝く宝石は幾分か鈍って見えたのは、気のせいだろうか?
「困ったらいつでも姉ちゃんたちに頼りに来い!!
私らはいつだって、弟たちの味方だからな!」
「るっせ、わかってる。」
「アオハさん、ありがとう!」
こっちの台詞だよ、と彼女は返す。その顔は、ちょっと曇っていた。
それでも無理やり笑うと、頭を掻いた。
「っていうか【アオハさん】ってなれねぇな……。」
「え、じゃ、じゃあ、なんて呼べば?」
「ん〜。普通にアオハでもいいし。スラムではアネキって呼ばれてたけど。」
ギラは少し考えたあと、アオハのそばに寄り、笑った。
「じゃあ、お姉ちゃん!で!」
「いいねぇ。それ!」
「よろしくお願いします!お姉ちゃん!」
かわいいなとギラの頭を撫でるアオハと、それに笑顔で応えるギラ。
笑い合う二人を、嫉妬の目で見つめる二人。
それはアオハがご機嫌斜めの二人に気づくまで続いた……とか。
[水平線]
数時間後。
「大丈夫か、アオハ?」
「あ、ラクレス。」
城に帰ったアオハはベッドの上に座って、ボーッとしていた。
そんなアオハをラクレスは心配し、声をかけたのである。
「そんなに、怖いか?」
「こわくなんて。」
言葉は子どものように途絶え途絶え。
無理をしていると一目でわかった。
「アオハ。わかってるだろ。ヤンマは、ギラは、強い。
そう簡単に、死なない。信じよう。私は、そうする。」
「わかってるよ、馬鹿ラクレス。」
誰が馬鹿だよ。そう言って、ラクレスはアオハを小突いた。
19年前と、遜色変わらない、彼女の細い腕が触れた。
- 1.始まり
- 2.ブレスレット
- 3.ロゼアという国
- 4.ゴッドホッパーの反乱?
- 5.ラクレスの隠し事?
- 6.悲劇の始まり
- 7.行方知れず
- 8.ンコソパ国王の過去 【前編】
- 9.ンコソパ国王の過去 【後編】
- 10.マフィアを動かせ
- 11.ハッキング
- 12.マフィアとシエボル?
- 13.ロゼアへの道
- 14.宝石の国
- 15.戦慄のシエボル
- 16.力を以って
- 17.宰相様と国王サマ
- 18.邪智暴虐の
- 19.シスコン総長と呑気な女宰相
- 20.お姉ちゃん
- 21.二人のお兄ちゃん
- 22.スズメのご飯はチキュー1 byアオハ
- 23.スズメとアオハ【前編】
- 24.スズメとアオハ 【中編】
- 25.スズメとアオハ 【後編】
- 26.選ぶ結末、選ぶ未来
- 27.子守唄
- 28.眠る宰相、明けのカラス
- 29.宰相の異変
- 30.終わりの始まり、
- 31.目覚まし時計
- 32.生きる意味ってなんですか
- 33.戦闘民族(?)
- 34.太古の守護神
- 35.王と王妃
- 36.フィナーレ開幕
- 37.宰相の遺産
- 38.ラポネ・リバナラクという男
- 39.宰相たちの墓場【前編】
- 40.宰相たちの墓場【中編】
- 41.宰相たちの墓場【中編その2】
- 42.宰相の墓場 【後編】
- 43.冷却、そして覚悟
- 44.物語の終わりへ結末へ。
- 45.アオハとシエボル【前編】
- 46.アオハとシエボル【中編】
- 47.落下、そして墜落