参加型小説 『月鍵(げっけん)クロニクル』
#1
第1話「光る扉」
ある夜――
僕は、ふしぎな夢を見ていた。
真っ暗な森の中。
空には大きな月が浮かんでいて、木々の間に「光る扉」がひとつ立っている。
扉には、こう書かれていた。
「この先、七つの世界。
選びし者だけが進める」
あなたが近づくと、扉の前に小さな白い動物が現れた。
ふわふわで、緑色の瞳をしている。
「やっと来たね。ぼくはルミ。
きみを“月の鍵”の持ち主として待ってたんだ」
ルミがしっぽをふると、僕の手のひらに小さな鍵が現れる。
その鍵は、ほんのりあたたかく光っていた。