閲覧前に必ずご確認ください
自傷ありです、ダメな方は気をつけてください。
最期の歌
[中央寄せ]幼い頃[/中央寄せ]
美鈴「〜〜〜〜〜〜〜♪」
あー、声を出して歌うのって、楽しいなあ!
大きくなったら、歌う人になりたい!
隣人「近所迷惑よー!」
今まで忘れることのなかったその夢。
叶う日が来て、崩れ落ちる日が来るとは、思ってもいなかった―――
[水平線]私は、バンド、「SORA」のボーカル担当、金子 美鈴。
小さい頃からずっと歌が好きで、シンガーになるのが夢だった。それが今日、ようやく叶う!
すごく嬉しい!
親は、ずっと私がシンガーになるのに反対していた。そんな不安定な仕事ダメだって。でも、仲間たちの支援もあって、ようやく夢が叶ったの。
今日から、バンド、頑張っていくぞ〜〜!
[水平線][中央寄せ]数日後[/中央寄せ]
はあ…バンド舐めてた…。
全然人が寄ってこない。
路上で歌ってみたり、できる限りのことはしてみてるけど…本当に寄ってこない。
美鈴「〜ーーー♪……」
段々と、声色も落ちてるように聞こえる。
…惨めだ。
そんな時、
おじさん「…いい歌だねぇ。」
バンドメンバー全員が驚いた。
こんな私たちにも耳を向けてくれる人はいるのか。。。!
おじさんは、私達に投げ銭をしてくれ、最後まで耳を傾けてくれた。
私達は、それに勇気をもらったのたった。
[水平線]初めて、テレビに出演した。緊張した…けど、気持ちよかった!
それなりに資金も入ってきたし、今度は何をしよう?と思っていた時だった。
急に、キーーーンという音が頭に鳴り響いた。
え?なんだか、おかしい!!!
次の日、すぐに耳鼻科に行った。
耳を診てもらい、出た診断結果は雷が落ちるように悲しいものだった。
…突発性難聴………。
重症化していた。
メンバー達は、絶望したような顔をしていた。
ボーカルが病気であれば、輝けるバンドも輝けないだろう。
嫌だ…嫌だ嫌だ!!
光は目の前に現れて消え去った。
今も強い耳鳴りがするし、殆ど外の音は聞こえない。
その日から、私の人生は大きく変わっていった。
1日ベッドの中でずっと寝る生活。
バンドとして頑張っていた日々は捨ててしまった。たまに、メンバーが私の顔を見に来るが、私は気にしない。無視して寝たきり。
難聴にかかってしまった自分が許せず、カッターで自分の手首を…
[太字][太字][大文字]切って切って切って切って切って切って…[/大文字][/太字][/太字]
それでも自分が許せなかった。
だから、最期の歌を歌うことに決めた。
これまで出会った人々に感謝を込めて。
今だけは、近所迷惑なんて関係ない。
美鈴「〜〜〜〜〜〜〜…♪〜〜ーーー…。」
うまく歌えないのがわかる。
それでも…
美鈴「[太字][大文字][太字]〜〜〜〜〜〜〜〜〜!♪[/太字][/大文字][/太字]」
声がかすれても、音が外れても…
最期の歌だから。
隣人「ちょっと!さすがにうるさすぎ…!勝手に上がりますからねっ。」
その隣人が見たのは、すでに息絶えた美鈴だった。
バンド「SORA」は解散した。
[水平線]
少女のある日の学校帰り。
少女「さ、早く帰ろ…あれ?」
??「〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
少女「?歌ってる?」
??「〜ーーー!♪」
少女は不思議に思い、近寄ってみた。
すると、地面に足がついていないことがわかる。
少女「こんにちは。」
??はびっくりして少女のほうを見る。
少女「歌…上手だね。」
??はにこりと笑って、手を差し出してきた。
少女「一緒に、歌お。」
少女と??はいつまでも歌い続ける。
音楽が遠くなって行く―――
美鈴「〜〜〜〜〜〜〜♪」
あー、声を出して歌うのって、楽しいなあ!
大きくなったら、歌う人になりたい!
隣人「近所迷惑よー!」
今まで忘れることのなかったその夢。
叶う日が来て、崩れ落ちる日が来るとは、思ってもいなかった―――
[水平線]私は、バンド、「SORA」のボーカル担当、金子 美鈴。
小さい頃からずっと歌が好きで、シンガーになるのが夢だった。それが今日、ようやく叶う!
すごく嬉しい!
親は、ずっと私がシンガーになるのに反対していた。そんな不安定な仕事ダメだって。でも、仲間たちの支援もあって、ようやく夢が叶ったの。
今日から、バンド、頑張っていくぞ〜〜!
[水平線][中央寄せ]数日後[/中央寄せ]
はあ…バンド舐めてた…。
全然人が寄ってこない。
路上で歌ってみたり、できる限りのことはしてみてるけど…本当に寄ってこない。
美鈴「〜ーーー♪……」
段々と、声色も落ちてるように聞こえる。
…惨めだ。
そんな時、
おじさん「…いい歌だねぇ。」
バンドメンバー全員が驚いた。
こんな私たちにも耳を向けてくれる人はいるのか。。。!
おじさんは、私達に投げ銭をしてくれ、最後まで耳を傾けてくれた。
私達は、それに勇気をもらったのたった。
[水平線]初めて、テレビに出演した。緊張した…けど、気持ちよかった!
それなりに資金も入ってきたし、今度は何をしよう?と思っていた時だった。
急に、キーーーンという音が頭に鳴り響いた。
え?なんだか、おかしい!!!
次の日、すぐに耳鼻科に行った。
耳を診てもらい、出た診断結果は雷が落ちるように悲しいものだった。
…突発性難聴………。
重症化していた。
メンバー達は、絶望したような顔をしていた。
ボーカルが病気であれば、輝けるバンドも輝けないだろう。
嫌だ…嫌だ嫌だ!!
光は目の前に現れて消え去った。
今も強い耳鳴りがするし、殆ど外の音は聞こえない。
その日から、私の人生は大きく変わっていった。
1日ベッドの中でずっと寝る生活。
バンドとして頑張っていた日々は捨ててしまった。たまに、メンバーが私の顔を見に来るが、私は気にしない。無視して寝たきり。
難聴にかかってしまった自分が許せず、カッターで自分の手首を…
[太字][太字][大文字]切って切って切って切って切って切って…[/大文字][/太字][/太字]
それでも自分が許せなかった。
だから、最期の歌を歌うことに決めた。
これまで出会った人々に感謝を込めて。
今だけは、近所迷惑なんて関係ない。
美鈴「〜〜〜〜〜〜〜…♪〜〜ーーー…。」
うまく歌えないのがわかる。
それでも…
美鈴「[太字][大文字][太字]〜〜〜〜〜〜〜〜〜!♪[/太字][/大文字][/太字]」
声がかすれても、音が外れても…
最期の歌だから。
隣人「ちょっと!さすがにうるさすぎ…!勝手に上がりますからねっ。」
その隣人が見たのは、すでに息絶えた美鈴だった。
バンド「SORA」は解散した。
[水平線]
少女のある日の学校帰り。
少女「さ、早く帰ろ…あれ?」
??「〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
少女「?歌ってる?」
??「〜ーーー!♪」
少女は不思議に思い、近寄ってみた。
すると、地面に足がついていないことがわかる。
少女「こんにちは。」
??はびっくりして少女のほうを見る。
少女「歌…上手だね。」
??はにこりと笑って、手を差し出してきた。
少女「一緒に、歌お。」
少女と??はいつまでも歌い続ける。
音楽が遠くなって行く―――
クリップボードにコピーしました