ご主人様を探して
ボクはシャム猫のアン。数日前、ご主人様とはぐれてしまって…ご主人様を探し中です。
あ、こっちはボクのトモダチ、シェパードのレオ君。
レオ「わん。よろしく!」
レオ君は体が大きいから、僕がいつも動いてご主人様を探してるんだ。勿論レオ君も匂いで探してくれてる。
それにしても、ほんとにいないなぁ、ご主人様。
ボクもレオ君もお腹が空いて死んじゃいそう。
最近は、ゴミ箱をあさったり、近所の店から食べ物を取ったりしてご飯を調達してる。
はぁー…疲れるなぁー…。
ご主人様、早く見つけてくれないかなぁ…。
ボクも、レオ君も段々と弱っていっているような、そんな気がして。嫌な予感がする。
……なんだか、疲れた…。ずっとご飯と、ご主人様を探して歩き回ってるからしょうがないか。
うう。
レオ君だけは、変わらない。ボクと一緒に居てくれて、ボクとトモダチのままでいてくれる。
ご主人様は、ボク達を捨ててしまったのだろうか?
ボク達、野良猫と野良犬になっちゃうのかな…
レオ君は、ボクを悲しそうな目で見つめていた。[中央寄せ]数週間後[/中央寄せ]うぅ……どのくらい経ったんだろう。
ご主人様…本当にどこに居るんだろう。
やっぱりボク達のことを見捨ててしまったのだろうか?
レオ「……違うよ、アン―――」
アン「え?」
レオ「あ、なんでもない…っ」
今、レオ君、『違うよ』って…
いやっ、気のせいだ…気のせい気のせい。
[太字][大文字]気のせい…気のせい気のせい!!!![/大文字][/太字]
レオ「僕…もう耐えられない…っ!」
「ねえっ、アン…っ、正気に戻って…!!!」
アン「え?ボクは、正気だよ?」
レオ「……。」
「【ご主人様】なんて人はいないんだよ!?」
アン「え?何言って――?」
レオ「じゃあ、思い出してみてよ!君の言う、【ご主人様】」
アン「え、【ご主人様】は…優しくて…ボクを守って、お風呂に入れてくれて―――」
「[大文字][大文字][太字]……!!![/太字][/大文字][/大文字]」
[大文字][太字]「う、ぁあぁぁぁぁぁぁ…!!」
[/太字][/大文字]
やめてよ、やめてよっ!
アン「【ご主人様】は…ァ!居…る…っ!!」
レオ「そうか、君は居もしない【ご主人様】を信じるんだね?僕を裏切るんだね?」
アン「っ。そういう事じゃ…」
レオ「そうか、そうか。僕の記憶には、【ご主人様】なんて居ないよ。アン、君がそのままで、【ご主人様】の幻影を見続けるならば、僕はこのままここで死ぬ。」
アン「……。」
レオ「君が【ご主人様】を信じるのであれば――出ていって。」
アン「っ…!もういいよ…!」
僕は出ていってしまった。最後まで認めることはできなかった。ご主人様…。僕は信じる。ご主人様は絶対にいる。絶対に。
あぁ、お腹すいた。
あ、あそこに、ご飯…ご飯だ…!ご飯がある!
わあ、やったあ!
頂き〜♪これはボクだけのものだ!
[太字]ガシャン![/太字]
アン「え」
気味悪い「ガシャン」という音が、ボクを不安な気持ちにさせる。
ご飯食べて早くここを出よう。
久しぶりのまともなご飯に気を取られていて、ケージの中に閉じ込められたこと、ご飯に睡眠薬が仕込まれていること、閉じ込められて先でどんな地獄が待っているのかを、ボクはまだ知らない…
あ、こっちはボクのトモダチ、シェパードのレオ君。
レオ「わん。よろしく!」
レオ君は体が大きいから、僕がいつも動いてご主人様を探してるんだ。勿論レオ君も匂いで探してくれてる。
それにしても、ほんとにいないなぁ、ご主人様。
ボクもレオ君もお腹が空いて死んじゃいそう。
最近は、ゴミ箱をあさったり、近所の店から食べ物を取ったりしてご飯を調達してる。
はぁー…疲れるなぁー…。
ご主人様、早く見つけてくれないかなぁ…。
ボクも、レオ君も段々と弱っていっているような、そんな気がして。嫌な予感がする。
……なんだか、疲れた…。ずっとご飯と、ご主人様を探して歩き回ってるからしょうがないか。
うう。
レオ君だけは、変わらない。ボクと一緒に居てくれて、ボクとトモダチのままでいてくれる。
ご主人様は、ボク達を捨ててしまったのだろうか?
ボク達、野良猫と野良犬になっちゃうのかな…
レオ君は、ボクを悲しそうな目で見つめていた。[中央寄せ]数週間後[/中央寄せ]うぅ……どのくらい経ったんだろう。
ご主人様…本当にどこに居るんだろう。
やっぱりボク達のことを見捨ててしまったのだろうか?
レオ「……違うよ、アン―――」
アン「え?」
レオ「あ、なんでもない…っ」
今、レオ君、『違うよ』って…
いやっ、気のせいだ…気のせい気のせい。
[太字][大文字]気のせい…気のせい気のせい!!!![/大文字][/太字]
レオ「僕…もう耐えられない…っ!」
「ねえっ、アン…っ、正気に戻って…!!!」
アン「え?ボクは、正気だよ?」
レオ「……。」
「【ご主人様】なんて人はいないんだよ!?」
アン「え?何言って――?」
レオ「じゃあ、思い出してみてよ!君の言う、【ご主人様】」
アン「え、【ご主人様】は…優しくて…ボクを守って、お風呂に入れてくれて―――」
「[大文字][大文字][太字]……!!![/太字][/大文字][/大文字]」
[大文字][太字]「う、ぁあぁぁぁぁぁぁ…!!」
[/太字][/大文字]
やめてよ、やめてよっ!
アン「【ご主人様】は…ァ!居…る…っ!!」
レオ「そうか、君は居もしない【ご主人様】を信じるんだね?僕を裏切るんだね?」
アン「っ。そういう事じゃ…」
レオ「そうか、そうか。僕の記憶には、【ご主人様】なんて居ないよ。アン、君がそのままで、【ご主人様】の幻影を見続けるならば、僕はこのままここで死ぬ。」
アン「……。」
レオ「君が【ご主人様】を信じるのであれば――出ていって。」
アン「っ…!もういいよ…!」
僕は出ていってしまった。最後まで認めることはできなかった。ご主人様…。僕は信じる。ご主人様は絶対にいる。絶対に。
あぁ、お腹すいた。
あ、あそこに、ご飯…ご飯だ…!ご飯がある!
わあ、やったあ!
頂き〜♪これはボクだけのものだ!
[太字]ガシャン![/太字]
アン「え」
気味悪い「ガシャン」という音が、ボクを不安な気持ちにさせる。
ご飯食べて早くここを出よう。
久しぶりのまともなご飯に気を取られていて、ケージの中に閉じ込められたこと、ご飯に睡眠薬が仕込まれていること、閉じ込められて先でどんな地獄が待っているのかを、ボクはまだ知らない…
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