空を掴む
僕は[漢字]深翠 夢月[/漢字][ふりがな]みすい むつき[/ふりがな]。元気に学校に通う高校生!いつも通り学校にいます!
先生「では、校長先生のお話です。」
校長「皆さんおはようございます。突然ですが最近、ある1人の生徒を狙ったいじめが他校で流行っているそうです。皆さん、いじめはしないようにしましょうね。先生方からも、注意をお願いします。」
いじめ…か。僕とは無縁の話だな!
…と、思っていたかった。
なのに、いつの間にかクラスではいじめが流行っていた。
僕は幸い狙われなかったけど、僕の友達が狙われてしまった。
いじめといっても、いろいろあると思うけど、かなり陰湿な方のいじめだ。
物を取られたり、壊されたり、影で暴力されたり。多分僕が見ていない範囲でも沢山あったんだと思う。
僕は、友達の味方をした。こっそりと、担任の先生に相談したり、親と話し合ったり…とにかく手は尽くした。
でも…
担任「いやぁ~、なんというか、その、俺も対応はしようと思ってるんだけどねぇ~。」
…濁されて終わった。
親に相談しても結果は同じ。担任と相談することになって、担任に濁されただけ。
不甲斐なくて仕方がなかった。
友達「なあ……俺……。もう……」
友達「俺……自殺したい。」
深翠「っ!?それは……」
友達「だって…っ、もうっ、辛い……っ。」
友達は僕の前で崩れ落ちて泣いた。
…もしかしたら、もう僕と友達と、一緒に死んでしまったほうが早いかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。
深翠「っ……。」
友達「なあ、お前はいつまでも俺の味方でいてくれるよな?」
深翠「…うん!絶対味方だよ!」
友達「そうか……ありがとう……っ。」
[水平線]深翠「……うーん、ここは…?」
目覚めて周りを見渡すと、僕は縛り上げられ、身動きができない状況になっていた。
顔を上げると、いじめっ子が数人立っていた。
いじめっ子「お前、アイツを守ってて、ウザいんだよ!」
彼らはそんな罵詈雑言を浴びせかけながら僕を殴りはじめた。
深翠「……痛っ!」
さらにいじめっ子は僕の友達を連れてきて、僕を見せしめにした。
友達「…っ!!夢月っ!!!」
深翠「!! 僕は、大丈夫だから!」
いじめっ子は不敵な笑みを作り言った。
いじめっ子「親にバレないように一旦は返すけど……」
「どうする?お前がこいつ…深翠だっけか?の代わりになれば、こいつは救われる。代わりにならなかったらこいつは…あはははっ!!」
深翠「代わりになっちゃ駄目だ!!僕は…僕は大丈夫だから…!!!」
友達「……っ……。俺…は…。」
僕はさらに声を荒げた。
深翠「ねえっ!こいつなんかのいいなりになっちゃ駄目だっ!!!」
友達「代わりになる……。」
深翠「……!!!!!」
友達「お前を守る為なんだ…」
声が震えていた。
その日、僕達は家に帰された……。
[水平線]数日後、僕はいじめっ子達から学校の屋上に呼び出された。学校の屋上は、昼休みに開放されている。とはいっても屋上なんてほぼ使わないので、大抵は人がいなかった。
そんな屋上に呼び出すなんて…。不穏だ。
でも、親に連絡は取ってある。僕が何かあったら、流石に然るべき対応を取るはずだ。
そして屋上に着くと、予想通り友達といじめっ子数人が立っていた。
いじめっ子はクスクスと笑い、
いじめっ子「今から、コイツ死ぬからww」
と言った。
深翠「…は???」
困惑している僕を尻目に、友達は無言で屋上の柵の上に立った。
深翠「えっ…!!??ま、待ってよ!本気で言ってるの!?!?」
友達「ああ。」
聞いたことのない声だった。きっと…精神がボロボロに病んでしまったのだろう。
深翠「ちょっと待ってっ!駄目だよ…!そんな事したら…逃げてるのと同じだ…!!」
そしたら急に友達は僕の胸ぐらを掴んだ。
「[太字]何も知らないやつに言われたくないな。[/太字]」
深翠「…っ!!」
友達は、また柵に登り、目を瞑った。
深翠「………!!」
僕は柵に登ろうと走った。
でも、友達の落ちるほうが早い。
僕は、友達に必死に手を伸ばした。
……[太字]その手は空を掴んだ[/太字]
救えなかった
僕は何とも言えない空虚感に襲われた。
そして、無言でいじめっ子を刃物で刺した。
女の子の悲鳴が聞こえる。きっと…。
いじめっ子が苦痛で叫ぶ。心地よい。
復讐が終わるまでは死なない。
出会った人間全員殺すまで…僕は止まれないのだから。
先生「では、校長先生のお話です。」
校長「皆さんおはようございます。突然ですが最近、ある1人の生徒を狙ったいじめが他校で流行っているそうです。皆さん、いじめはしないようにしましょうね。先生方からも、注意をお願いします。」
いじめ…か。僕とは無縁の話だな!
…と、思っていたかった。
なのに、いつの間にかクラスではいじめが流行っていた。
僕は幸い狙われなかったけど、僕の友達が狙われてしまった。
いじめといっても、いろいろあると思うけど、かなり陰湿な方のいじめだ。
物を取られたり、壊されたり、影で暴力されたり。多分僕が見ていない範囲でも沢山あったんだと思う。
僕は、友達の味方をした。こっそりと、担任の先生に相談したり、親と話し合ったり…とにかく手は尽くした。
でも…
担任「いやぁ~、なんというか、その、俺も対応はしようと思ってるんだけどねぇ~。」
…濁されて終わった。
親に相談しても結果は同じ。担任と相談することになって、担任に濁されただけ。
不甲斐なくて仕方がなかった。
友達「なあ……俺……。もう……」
友達「俺……自殺したい。」
深翠「っ!?それは……」
友達「だって…っ、もうっ、辛い……っ。」
友達は僕の前で崩れ落ちて泣いた。
…もしかしたら、もう僕と友達と、一緒に死んでしまったほうが早いかもしれない。そんな考えが頭をよぎる。
深翠「っ……。」
友達「なあ、お前はいつまでも俺の味方でいてくれるよな?」
深翠「…うん!絶対味方だよ!」
友達「そうか……ありがとう……っ。」
[水平線]深翠「……うーん、ここは…?」
目覚めて周りを見渡すと、僕は縛り上げられ、身動きができない状況になっていた。
顔を上げると、いじめっ子が数人立っていた。
いじめっ子「お前、アイツを守ってて、ウザいんだよ!」
彼らはそんな罵詈雑言を浴びせかけながら僕を殴りはじめた。
深翠「……痛っ!」
さらにいじめっ子は僕の友達を連れてきて、僕を見せしめにした。
友達「…っ!!夢月っ!!!」
深翠「!! 僕は、大丈夫だから!」
いじめっ子は不敵な笑みを作り言った。
いじめっ子「親にバレないように一旦は返すけど……」
「どうする?お前がこいつ…深翠だっけか?の代わりになれば、こいつは救われる。代わりにならなかったらこいつは…あはははっ!!」
深翠「代わりになっちゃ駄目だ!!僕は…僕は大丈夫だから…!!!」
友達「……っ……。俺…は…。」
僕はさらに声を荒げた。
深翠「ねえっ!こいつなんかのいいなりになっちゃ駄目だっ!!!」
友達「代わりになる……。」
深翠「……!!!!!」
友達「お前を守る為なんだ…」
声が震えていた。
その日、僕達は家に帰された……。
[水平線]数日後、僕はいじめっ子達から学校の屋上に呼び出された。学校の屋上は、昼休みに開放されている。とはいっても屋上なんてほぼ使わないので、大抵は人がいなかった。
そんな屋上に呼び出すなんて…。不穏だ。
でも、親に連絡は取ってある。僕が何かあったら、流石に然るべき対応を取るはずだ。
そして屋上に着くと、予想通り友達といじめっ子数人が立っていた。
いじめっ子はクスクスと笑い、
いじめっ子「今から、コイツ死ぬからww」
と言った。
深翠「…は???」
困惑している僕を尻目に、友達は無言で屋上の柵の上に立った。
深翠「えっ…!!??ま、待ってよ!本気で言ってるの!?!?」
友達「ああ。」
聞いたことのない声だった。きっと…精神がボロボロに病んでしまったのだろう。
深翠「ちょっと待ってっ!駄目だよ…!そんな事したら…逃げてるのと同じだ…!!」
そしたら急に友達は僕の胸ぐらを掴んだ。
「[太字]何も知らないやつに言われたくないな。[/太字]」
深翠「…っ!!」
友達は、また柵に登り、目を瞑った。
深翠「………!!」
僕は柵に登ろうと走った。
でも、友達の落ちるほうが早い。
僕は、友達に必死に手を伸ばした。
……[太字]その手は空を掴んだ[/太字]
救えなかった
僕は何とも言えない空虚感に襲われた。
そして、無言でいじめっ子を刃物で刺した。
女の子の悲鳴が聞こえる。きっと…。
いじめっ子が苦痛で叫ぶ。心地よい。
復讐が終わるまでは死なない。
出会った人間全員殺すまで…僕は止まれないのだから。
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