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もっとあなたと居たかった

私は魅上 晴美。一児の母だ。うちの子は小学一年生。名前は奈緒。とても可愛くて、毎日キスしたくなっちゃう!
?「……おい、そこにキスしようとするなよ?」
晴美「え…?[漢字]そこ[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]?自分の子供をそこ呼ばわりはないでしょ!?」
この人は私の夫、小太郎。
小太郎「………。」
子供が小学校に入学してから何かおかしいの。急に私と奈緒を避けようとするし。
奈緒はこっちを不安そうに見ている。
晴美「奈緒〜、大丈夫よ〜。お父さん、ちょっと今は変だけど、とっても優しいんだから。」
小太郎「……。晴美…。」
晴美「…何?」
小太郎「奈緒の事だが…。」
晴美「うん?」
小太郎「引っ越ししないか…?どこか遠くに。」
晴美「…え?奈緒の学校は?」
小太郎「……。奈緒…は…。」
晴美「駄目よ。奈緒だって友達とかそういう問題があるじゃない。」
小太郎「……。」
晴美「ねえ、最近あなた、変よ。大丈夫?変なストレス抱えてない?」
小太郎「…いや、なんでも…」
晴美「そう……ならいいんだけど…。何かあったら言ってね。」
部屋は清潔に保たれている。奈緒は大人しいから、部屋を荒らしたり…しないよね?
[水平線][中央寄せ]謎の記憶[/中央寄せ]
??「ちょっと!◯△✕□!部屋がぐちゃぐちゃよ!」
◯△✕□「うぅーー、はーい、片付けまーす」
???「あはは、遊ぶのは良いが、部屋はきれいにしとこうな。」
◯△✕□「はーい。」
??「ふふっ、ねえ、あなた。」
???「なんだ?」
??「子供が生まれて…最近、とても楽しいわね。」
???「そうだな。」

??「!!◯△✕□!駄目!そっちは…!!!」
[水平線]んん…寝ちゃってた。今の、なんだろう。ユメ?
晴美「…かわいい。」奈緒も隣で寝ている。
私は奈緒の頭をゆっくり撫でた。
―――朝だ。
晴美「おはよう。」
小太郎「おはよ。」
晴美「奈緒も、おはよう。学校に行く支度した?うん、うん、分かった。」
小太郎「……奈緒、なんて言ってた?」
晴美「あら、聞いてなかったの?『今日は2時半に帰るよ』って言ってた…。と思うけど……」
小太郎「俺には、そんなふうには聞こえなかった…というか…。」
「[太字][大文字]俺には、【奈緒】なんて見えてないけど?[/大文字][/太字]」
晴美「……!!!???」
小太郎「なあ、いい加減辞めにしないか、[太字]【奈緒】はもう死んだって…分からないか?[/太字]」
[斜体]晴美「いや…っ!私の目の前に…っ奈緒は…!!!」
…あれ?奈緒が一度でも喋ったこと…あったっけ?
奈緒は…私の…子供…死んでない…。
あれ?奈緒…?まだ、学校に行ってないよね?
奈緒?
晴美「嘘よ…奈緒!いるんでしょ?」
返事はない。私の世界が崩壊していく。ガラガラと崩れ落ちていく。[/斜体]
…【奈緒】…は、私の娘…。可愛い、可愛い…むす…め…?
奈緒…は…。
[水平線][中央寄せ]晴美の記憶[/中央寄せ]
晴美「奈緒…っ!そっちに行ったら車道に出ちゃう!待って!待って!」
必死で、走る。遠い。遠い。
奈緒はそうしてる内に歩いて車道に行ってしまう。
待って…待って!!!
晴美「!!!危ないっ!!!」
車が同時に飛び込んできていた。
…飲酒運転だったらしい。
私は…。必死で手を伸ばした。届かなかった。
奈緒は…目の前で…。突き飛ばされた。
私が最後に見たのは
[太字]道路に血を滲ませながら、横たわる奈緒だった。[/太字]
[水平線]晴美「イヤァっ!!」
小太郎「…お前が今で見てきたのは、全て幻覚だ。」
晴美「嘘よ…嘘よ…っ!」
小太郎「もう、気づいてるんだろ?」
晴美「[大文字][太字][大文字]いやぁぁァァァ!!![/大文字][/太字][/大文字]」
あれ?【奈緒】は、さっきまで此処に…居た筈なのに。【奈緒】は死んでない…筈なのに。
そう、か。【奈緒】は死んでるんだった。
あの日あの時見た景色を忘れたかった、記憶を消したかった。
奈緒……。
小太郎「……。大丈夫か?」
晴美「ええ。」
小太郎「…………」
晴美「……………」
あぁ、奈緒。あなたともっと一緒にいたかった。あなたが生き返るなら、どんな代償でも出したい…でも、そんな事、現代技術じゃできないわ。
…ああ。奈緒。
奈緒が死ななければ、これから成長していって…ときに苛つくこともあるかもしれないけど…。仲直りして…。
輝く奈緒を、もっと見たかった…
奈緒……。[大文字][太字]あなたをもっと見たかった…[/太字][/大文字]
晴美「私は、親としての責任がある。小さいこどもを死なせてしまった。…だから、償わないと。」
小太郎「償う?」
晴美「償うっていうのはね、【生きる】事なの。【死ぬ】のは逃げなの。」
「だから、私は奈緒が死んだことを背負って精一杯生きなきゃいけない。それが、私にとっての罰だから。」
小太郎「……俺もだな、それは。」
晴美「だから私は生きる。生きないと。」

「でも奈緒がいない生活は…やっぱり…悲しい…なぁ。」

作者メッセージ

【】←コレを多用しました。
太字や大文字を使って読みやすくしてたのですが…。左程前と変わりなかったかもです(;´∀`)

2024/09/08 17:19

みのむし
ID:≫ 08nlFWdXgofRE
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