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俺だけお盆に取り残されたんですけど!?

#13

悪霊と俺

男「なん…で…。」
意味がわからなかった。
俺はお腹を殴られ近くの木に叩きつけられた。
まだ戦える力は残っている。
俺は持っている斧にチカラを込めた。
男「まだ、お前とはリーチの差がある!!勝機がないわけじゃないっ!!」
ミキ「えぇっ、ひどいワ!カヨワイ女の子に武器を振るなんて最低ヨ!」
すごく棒読み。
ミキ「そっちがその気なら…俺も武器出しちゃうぞ!!」
そう言って奴は右手を一振した。
すると、横から「ズズズズ――。」と音を立てて、大きく、禍々しいオーラを放つ鎌が現れた。
ミキ「…久しぶり。」
奴は昔を懐かしむような表情で、その柄に触れる。
リーチでも、単純な力でも、俺は負けている。
復讐と逃げ出したくなっている自分の信念の弱さに絶望し、俺は動けなかった。
そいつは俺に向かって鎌を振りかぶる。
ああ。俺もあいつみたいに、ここで―――。
そう思っていた。
そいつは不意に攻撃をやめ、俺の目を見て言った。
ミキ「なあお前さ、俺たちの知りたい情報を教えてくれるって言ってたよな。」
男「は?…まあ言ったけど。あんなのお前をここにおびき寄せるための嘘だぜ?」
ミキ「でもお前、悪霊のグループに入ってるんだろ?じゃあ、俺が知りたい悪霊になる方法も知ってるんじゃね?」
男「え?悪霊になる方法が知りたかったの?」
そいつは頷き、事情を話した。

[水平線]
俺は目の前の男の険しい顔がみるみるうちに笑いに変わっていくのを見て、少し安心していた。
男「ぷっ。[大文字]あははははっ!!![/大文字]」
ミキ「おい、何笑ってンだよ!こっちは必死だったの!!」
男「スマン、馬鹿すぎて面白くて。」
ミキ「傷ついたyo()」
「で?悪霊になる方法、教えてくんね?お前の用事は終わったろ。」
男「ああ。幽霊になる方法は2つある。1つは、強い怨念のこもったもの、要するにいわく付きのものや土地に取り憑くことだ。だが、そうするとその怨念に囚われて暴走することが多い。」
そこで男はいったん言葉を切った。
男「2つ目は、悪霊のレベルを上げることだ。悪霊のレベルは、なにか人間に迷惑をかけたり、一般的に悪いと言われていることをすると、悪霊のレベルが上がる。10レベル以上からは悪霊、50レベルからは強すぎて天界でも手に負えないくらいだと言われている。」
「今すぐ悪霊になりたいなら、リスクを取ってなにか怨念があるものに取り憑いたほうがいい。だが、一週間くらいはかかるが悪霊のレベルを上げたほうが安全で確実だ。」
ミキ「ふーん……なるほど。ありがとな!」
男「ああ。……。」
男は少し険しい顔に戻った。
ミキ「――あのさ。君の友達を殺しちゃったのは…ごめんな。」
男「…。いいんだ。こっちが危害を加えたんだし。」
ミキ「そうか……。」
でも、なんか…。復讐しきれなかったら虚しいよな。
ミキ「…じゃあさ、俺が悪霊になった時、成仏させるの君に任命していいかな?」

作者メッセージ

あれ?これ物語終わる?
ご安心ください!まだまだ続く予定です!

2026/07/21 21:59

みのむし
ID:≫ 08nlFWdXgofRE
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