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暴力表現あります。お気をつけて。
「おぉ…さすが平城京…やっぱり…ブツブツ…」
平城京のど真ん中で、ぶつぶつと1人オタトークをしている変人がいる。
茶色のボサボサ髪が目にかかり、大量のパンフレットを抱えている。
こいつは[漢字]野守空都[/漢字][ふりがな]のもりくうと[/ふりがな]。歴史&大仏オタクの高二男子である。
変な目で見られるのも気にせずにニマニマ笑いながら歴史を拝む、これが空都の青春。
空都「聖武天皇…いや、流石というべきか。行基に協力を…ってうぉっ⁉︎」
考え事に夢中なっていたせいか、何かに躓いて思いっきり転ける。
空都「いッ…たぁ」
顔面から転けたためメガネが少し歪む。
こんなに思いっきり転けたのは久々だな、と思いつつおそらく躓いたであろう物体に目を向ける。
そこにあったのは、レバーだ。
しっかりとした作りで、何よりこの場所の雰囲気に合っている。
それを見た瞬間、空都は引いてみたい衝動にかられた。
少しだけ、一回だけ、ほんのちょぴっとだけ…
心の大半を占める好奇心に負け、結局空都はレバーを引いた。
グルン
一瞬天地が回転したように見え、気持ちが悪くなった空都は___。
そのまま意識を失った。