「アレンちゃん!!!!!!」
彼女の姿を見た途端、宝石酔いも疲労も申し訳なさも全て吹き飛んだ。悲鳴に近い声で彼女の名を呼ぶと、ダッシュでそちらへ向かう。
困惑する彼女の手を取ると、全開の笑顔を向けた。
「アレンちゃん!……と、キルン。ひっさしぶり〜!」
「あぁ、スレーブ帝国の……シャノンさん、お久しぶりです」
「うわぁぁぁ!!!!!アレンちゃんに名前呼ばれちゃった幸せぇぇえぇ!!!!!」
あまりの幸せに舞い上がっていると、相変わらず仏頂面のキルンが『俺はアレンのおまけかよ…』とぼやいていた。実際そうだろうが。
「武闘大会ではキルンが迷惑をかけたわね……ほんと、この戦闘脳は…」
「いや、それはほんとすいませんでし──」
「いえいえそんな迷惑だなんて!」
キルンを少々冷たい目で見るアレンちゃんに心臓がやられそうになる。その目、こっちにも向けてぇぇえぇ!!!!!
騒いでいると、後ろから肩をガシッと掴まれた。やっべケイラかなと思って振り向くと、そこにいたのはお馴染みのガトスだった。
「……お前、何やってる…」
「おっガトス!まじお久〜!串焼き美味しかった?」
「まじお久〜!じゃねぇよ…」
呆れ返るガトスの後ろを見ると、ミルシャが『誰!?あのイケメン誰!?』と黄色い歓声を上げている。ケイラは予想通りポカンとこちらをみていた。
二人には申し訳ないが、今はアレンちゃんと同じ空間にいることに必死なのだ。もう少し待っていてほしい。
「あ、そうだ!ねぇ、ここの商店街でおすすめのアクセサリーショップない?」
「話がコロコロ変わるなお前…」
「あくさせりぃ?なんだそれ」
「お前アクセサリーも知らんのか!!!!」
話がコロコロ変わる私と、アクセサリーすら知らないキルン。ガトスはツッコミに必死である。
アレンちゃんにも聞いてみたが、今のが気に入っていてあまり買わないそうだ。キルンは意味わかんなそうだし…ガトスは?
「ねぇガトスってさ、おすすめのアクセサリーショップある?できれば恋愛の防御力あげてくれるやつ」
「恋愛の防御力ってなんだよ……あ、あそこにアクセサリーショップあるみたいだが…」
「あそこ、入ったらキラキラすぎて死ぬかと思った」
「あぁ…」
憐れむようにこちらを見るガトスにヘッドロックをかけていると、顔面を輝かせるミルシャと遠慮がちな足取りのケイラがこちらへやってきた。うげ、なんか嫌な予感。
「あの、そこの金髪の方とシャノンさんって、付き合ってるんですか!?」
「ちょっとミルシャさん……!初対面の方にそんなずけずけと…」
ほれ見たことか。
「別に付き合ってないよ。私が勝手に親友だと思ってるだけ!ねぇ、ガトス?」
彼に同意を求め右を見る。ガトスはそこにいるが、全く動かないし喋らない。
ミルシャは『あっ、もしかして……ガトスさん?でしたっけ…ガトスさんはシャノンさんのこと好きとかですか!?』などとほざいているが、ガトスは動かない。
「ガトス?ちょっと、大丈夫?」
「あー……、ガトスはたまにそうなるんだ。ビンタしたら治る。スレーブ帝国にいた頃よりレベルが6ぐらい上がってて、硬いのと反射神経速いから思いっきりやらないと起きないけどな」
「えまじ!?」
それを見かねたのか、キルンが口を出す。その横のアレンちゃんは白い額に長い指を当てて、ため息をついていた。
確かに厄介な特性だ。それではお言葉に甘えまして……
「……あっシャノンさん本気でやっちゃ──」
「せいやぁっ!!!!!!」
ケイラが何か言った気がするが、遅い遅い。私の全力の平手打ちは、ガトスの頬を打った。
その瞬間、ものすごい音を立ててガトスは吹っ飛び、地面に埋まる。周りの人が、一斉にこちらを見た。
えまってやりすぎた??
あまりにもレンガの地面にめり込んでいるものだから、心配になってブーツを履いた足首を掴んで引っ張り出す。長身のガトスを引っ張り出すのには少々時間がかかったが、大根のように一発で地上に出して横にしておく。
数秒もせず、彼は覚醒した。
「いってぇ!!!!!!」
「シャノン、流石だな」
「え、死んでなかったよかったー!!!!」
ほっと安心したのも束の間、ふと周りを見るとアレンちゃんとミルシャとケイラ、三人が姿を消していた。
彼女の姿を見た途端、宝石酔いも疲労も申し訳なさも全て吹き飛んだ。悲鳴に近い声で彼女の名を呼ぶと、ダッシュでそちらへ向かう。
困惑する彼女の手を取ると、全開の笑顔を向けた。
「アレンちゃん!……と、キルン。ひっさしぶり〜!」
「あぁ、スレーブ帝国の……シャノンさん、お久しぶりです」
「うわぁぁぁ!!!!!アレンちゃんに名前呼ばれちゃった幸せぇぇえぇ!!!!!」
あまりの幸せに舞い上がっていると、相変わらず仏頂面のキルンが『俺はアレンのおまけかよ…』とぼやいていた。実際そうだろうが。
「武闘大会ではキルンが迷惑をかけたわね……ほんと、この戦闘脳は…」
「いや、それはほんとすいませんでし──」
「いえいえそんな迷惑だなんて!」
キルンを少々冷たい目で見るアレンちゃんに心臓がやられそうになる。その目、こっちにも向けてぇぇえぇ!!!!!
騒いでいると、後ろから肩をガシッと掴まれた。やっべケイラかなと思って振り向くと、そこにいたのはお馴染みのガトスだった。
「……お前、何やってる…」
「おっガトス!まじお久〜!串焼き美味しかった?」
「まじお久〜!じゃねぇよ…」
呆れ返るガトスの後ろを見ると、ミルシャが『誰!?あのイケメン誰!?』と黄色い歓声を上げている。ケイラは予想通りポカンとこちらをみていた。
二人には申し訳ないが、今はアレンちゃんと同じ空間にいることに必死なのだ。もう少し待っていてほしい。
「あ、そうだ!ねぇ、ここの商店街でおすすめのアクセサリーショップない?」
「話がコロコロ変わるなお前…」
「あくさせりぃ?なんだそれ」
「お前アクセサリーも知らんのか!!!!」
話がコロコロ変わる私と、アクセサリーすら知らないキルン。ガトスはツッコミに必死である。
アレンちゃんにも聞いてみたが、今のが気に入っていてあまり買わないそうだ。キルンは意味わかんなそうだし…ガトスは?
「ねぇガトスってさ、おすすめのアクセサリーショップある?できれば恋愛の防御力あげてくれるやつ」
「恋愛の防御力ってなんだよ……あ、あそこにアクセサリーショップあるみたいだが…」
「あそこ、入ったらキラキラすぎて死ぬかと思った」
「あぁ…」
憐れむようにこちらを見るガトスにヘッドロックをかけていると、顔面を輝かせるミルシャと遠慮がちな足取りのケイラがこちらへやってきた。うげ、なんか嫌な予感。
「あの、そこの金髪の方とシャノンさんって、付き合ってるんですか!?」
「ちょっとミルシャさん……!初対面の方にそんなずけずけと…」
ほれ見たことか。
「別に付き合ってないよ。私が勝手に親友だと思ってるだけ!ねぇ、ガトス?」
彼に同意を求め右を見る。ガトスはそこにいるが、全く動かないし喋らない。
ミルシャは『あっ、もしかして……ガトスさん?でしたっけ…ガトスさんはシャノンさんのこと好きとかですか!?』などとほざいているが、ガトスは動かない。
「ガトス?ちょっと、大丈夫?」
「あー……、ガトスはたまにそうなるんだ。ビンタしたら治る。スレーブ帝国にいた頃よりレベルが6ぐらい上がってて、硬いのと反射神経速いから思いっきりやらないと起きないけどな」
「えまじ!?」
それを見かねたのか、キルンが口を出す。その横のアレンちゃんは白い額に長い指を当てて、ため息をついていた。
確かに厄介な特性だ。それではお言葉に甘えまして……
「……あっシャノンさん本気でやっちゃ──」
「せいやぁっ!!!!!!」
ケイラが何か言った気がするが、遅い遅い。私の全力の平手打ちは、ガトスの頬を打った。
その瞬間、ものすごい音を立ててガトスは吹っ飛び、地面に埋まる。周りの人が、一斉にこちらを見た。
えまってやりすぎた??
あまりにもレンガの地面にめり込んでいるものだから、心配になってブーツを履いた足首を掴んで引っ張り出す。長身のガトスを引っ張り出すのには少々時間がかかったが、大根のように一発で地上に出して横にしておく。
数秒もせず、彼は覚醒した。
「いってぇ!!!!!!」
「シャノン、流石だな」
「え、死んでなかったよかったー!!!!」
ほっと安心したのも束の間、ふと周りを見るとアレンちゃんとミルシャとケイラ、三人が姿を消していた。
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