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【参加型】貴方に生きていて欲しいから

#2

強面の武器売りに出会った少女



「よいしょ…っと…ふぅ、こんなもんかな。」
「ありがとうねぇ、ミントちゃん。」
ミント、と呼ばれた少女は、ミントブルーのハッシュカットをかき上げ全開の笑顔を見せた。

ミント「困ってる人は助けないとだからね!って、行かなきゃっ!じゃあね〜!!!」
相手の返事も聞かず駆け出した彼女は青果店に入っていき、ものの数秒で大量の野菜を抱えて別の店に入っていった。
そこは、武器屋だった。

ミント「ここ初めて入るな…緊張する。」
店の前で深呼吸をすると、中に入った。

「いらっしゃい」
扉の奥にいたのはとんでもない強面の人だった。
頭はスキンヘッドで傷だらけ。
美しい細工のナイフを磨いているが、ガタイのいい体が穏やかに物を売ってくれる感じでは絶対にないことを象徴している。

ミント「…しつれーしましたー。」
そう言って爆速で扉を閉める。
彼が戸惑う声が聞こえた気もするが、扉から全力疾走して逃げ出した。
近くのカフェで落ち着いたミントは、疑問を隠しきれていなかった。

ミント「え、あそこ武器屋だよね?なんで大衆酒場にいそうな人がいるの??」
彼女はこれまでの人生の中で、あんなに怖い武器売りに会ったことがなかった。
しばらくあの店を観察していると、1人の少女がドアノブに手をかけた。

ミントより1歳か2歳ほど年下で、紅色の瞳は何もかも射抜くような強さを持っていた。
彼女は迷いなくその扉を開けると、中に入って行った。

ミント「え!?」
まさか彼女が中に入るとは思わなかったのか、ミントは声をあげる。

ミント「あ…あの子入っちゃった…もしかしたら大丈夫なのかな…?…でもっ…店内で脅されてたりとかしたら危ないよね…」
彼女の中で勝手に悪人にされている可哀想な強面の男性。
だが、ミントは勇気を振り搾り、ドアノブに手をかけた。

今度こそ中に入ると、またあの怖い「いらっしゃい」が聞こえてきた。
ポニーテールの彼女は、店内で杖を選んでいた。

「ねぇレルク。この杖いくら?」
少なくとも、危険な状況ではなかったので一安心だ。

「1000レイズだ。ところで、そこの地球の髪飾りの嬢ちゃん。何をお求めだい?」
ミント「あ〜…えっと…つ、杖を買いに…!」
「杖か。それだったら、あそこの棚にたくさんある。大体は値札ついてるから、それみて考えてくれ。あ、その大荷物はそこの椅子に置いといていいからな。」
見た目によらず色々気にかけてくれる人なんだな、とミントは思った。

ミント「あ、ありがとうございます…!」
「嬢ちゃんみたいな歳で杖がいるってんなら、魔法学園生か?」
ミント「はい!ヴェルアー魔法学園新2年生です!」
強面の店主は目を見開き、ジーナ、とポニーテールの子を呼んだ。
近くで見ると、彼女の黒髪には白と赤のメッシュが入っている。

容姿からして、火と闇の属性かな、と思った。
「こいつはヴェルアーの新1年なんだ。どっかで見かけるかもな。」
「ジーナ。よろしく。」

無愛想に会釈した彼女に、ミントも自己紹介をする。

ミント「えっと、ウチはミントで、魔法学園の新2年!よろしくね、ジーナちゃん!」
ジーナ「うん。よろしく。」
固く閉じられた口元が、少し緩んだ。
これは笑っていると言うことでいいのだろうか、とミントは思った。

作者メッセージ

私も魔法使いたい🪄*・゜゚・*:.。..。.:*

2025/03/27 06:33

すい
ID:≫ 0.LEY4vV85UM2
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