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〜霊鳥の部屋〜
暖炉の火を消し、少女を抱えて暖炉の中に入る。
中は人が2人入れるかどうか怪しいほど狭い廊下になっていて、侵入防止用の罠がたくさん仕掛けられている。
彼女は横抱きに慣れていないのか時々『ひゃ』とか『きゃ』と声をあげているが、気にしたら負けだ。
歳のころは11、12といったところであろうか。
霊鳥の手にすっぽりおさまってしまいそうな小さな顔。
空色の髪の毛が綺麗だ。
そういえば名前を聞いていなかったな、と思い尋ねる。
霊鳥「お嬢ちゃん、お名前は?」
「あ、えっと…[漢字]尾崎紗良[/漢字][ふりがな]おざきさら[/ふりがな]です…」
霊鳥「いい名前だねぇ…お、ついたついた。」
オドオドと名前を告げる紗良に苦笑しながらも、目的地に到着した。
大きな扉を開けると、そこには数人の子供達が食事を摂っている。
「あ!霊鳥さん久しぶり!…ってその子誰?」
扉の外にいる霊鳥に気が付いたのか、1人の男の子が声をあげる。
霊鳥「この子は新入りの子だよ。仲良くしてあげてね♪」
紗良を床におろし、説明をする。
霊鳥「ここはね、キミみたいに守らなきゃいけない子や親に捨てられた子がたくさんいるんだ。まぁ、保護施設みたいな感じかな?」
紗良「そ、そうなんですか…」
霊鳥「うん。ここだと守ってもらえるし、自分自身も強くなれる。ちなみにこれは余談だけど…」
紗良を近くに寄せて、耳元で話す。
霊鳥「キミをここに連れてきたお兄さんも、ここで育ったんだよ!」
紗良「そうなの?」
彼女の緊張がほぐれる。
霊鳥「ほんとほんと〜!…とにかく、キミはしばらくここで過ごしてもらうことになる。いいかな?」
紗良「…いいんですか?あそこに戻らなくてもいいんですか?」
念押しするように聞いてくる彼女に頷くと、瞳を輝かせた。
他の子達に連れられ、一緒に昼食をとっている。