そうして俺が「十五分経てば逃げれる」と思いながら適当に中を見て回って五分ほど経ったその時、「お待たせしましたー!!」と言われた時間の十分早くやってきた。
「......よお、ラキ」
俺は「早く逃げれる」という喜びの思いと「もう来たのか」という面倒くさい思いを感じながらラキに挨拶する。
「あら、ラキちゃんいらっしゃい!! 早かったわね〜」
「はい!! 徒歩で来たんですけど横断歩道が全部青だったので早く着きました!!」
「あら、そうなの。流石幸運系美少女!! それにしても相変わらず綺麗、いや人類最高傑作とも言えるその顔が二週間振りに見れてとっても嬉しいわ!! これで寿命5年も伸びたかも!!」
「いえいえ、愛さんの寿命が5年も伸びて嬉しいです!!」
「いやそもそも冗談だから寿命伸びてないからな」
思わずそうツッコむと、ラキはどこかしょぼんとしながら、
「ええ......そうなんですか? ......愛さんが5年長く生きられると思ったのに」
「ちょっと雪斗? 今プロレス技掛けてあげるからちょっと動かないで」
「いやです、逃げます」
そう言いきって、「愛と俺の追いかけっこが始まる!!」という言葉が綴られるという瞬間に
「ちょっと待って下さい!! その前にお菓子食べませんか? 今日行く前にタルトタタン作ったんですけど、いいですかね?」
「ええ食べましょう。雪斗、これ一緒に食べましょうね?」
「まあ、そうですね。一緒に食べましょうか。ラキのスイーツにハズレとかないし」
という事で俺と愛の追いかけっこは一時休戦という事になった。
そうして机に置かれたタッパに入っているタルトタタンはいかにも「自分は美味しい」と主張するような美味しそうな見た目で、美しく均等にキャラメルでコーティングされたりんごが特徴的だ。
口に入れれば、キャラメルの甘さと若干の苦みがりんご本来の味と合わさり、筆舌に尽くし難い美味しさが広がる。
「ん〜、やっぱラキちゃんのスイーツは世界一ィィィィーー!!」
「なに某ジョジョ第二部パロってんですか。まあそれはそれとしてラキは料理上手いよな、特にスイーツとか」
「褒めてくれて光栄です!!」
そうしてラキのスイーツの効果で一時休戦どころかおいかけっこの件は流れ、のんびり雑談するぐらいに落ち着いた時、ラキがとある話を切り出した。
「実はですね、来たついでに愛さんに相談があって......」
「ほうほう、どうしたの?」
「実は母が華道をしていまして、この前母に誘われて華道がどんなものか見てたんですけど」
「それで?」
「稽古が終わったあとに家元の方にですね、『貴方を是非とも作品のモデルにしたい!!』と言われまして」
「ふ〜ん、そうなのね。いいんじゃない?行って損する事なんてなさそうだし」
「私もそう思って了承したんですけど、いざ行こうとなるとちょっと怖くて......だから愛さんと雪斗くんに一緒に行ってもらおうかなと」
「いやなんで俺も!?」
「だって仲が良いし......」
「いやでも面倒くさいから俺はパ__」
その時視線を感じた。
見られている方向を見ると愛がいる。
その愛の表情は黒さを感じる笑顔だった。
俺は断ったあとの状況を察して、咄嗟に言い直した
「いいぜ!! 俺とお前は友達だもんな!!」
「私もよ。ラキちゃん!!」
「二人共ありがとうございます!!」
ラキは感謝の言葉を言ったあと、タッパをカバンに戻して、颯爽と事務所から出ようとすると、
「あっそうそう聞いておくけど、その華道のモデルの件はいつぐらいにいくの?」
と愛が呼び止めた。
それに対してラキは「明日の日曜日の午後1時です!!」と元気よく言って、そのまま事務所から去っていった。
「......よお、ラキ」
俺は「早く逃げれる」という喜びの思いと「もう来たのか」という面倒くさい思いを感じながらラキに挨拶する。
「あら、ラキちゃんいらっしゃい!! 早かったわね〜」
「はい!! 徒歩で来たんですけど横断歩道が全部青だったので早く着きました!!」
「あら、そうなの。流石幸運系美少女!! それにしても相変わらず綺麗、いや人類最高傑作とも言えるその顔が二週間振りに見れてとっても嬉しいわ!! これで寿命5年も伸びたかも!!」
「いえいえ、愛さんの寿命が5年も伸びて嬉しいです!!」
「いやそもそも冗談だから寿命伸びてないからな」
思わずそうツッコむと、ラキはどこかしょぼんとしながら、
「ええ......そうなんですか? ......愛さんが5年長く生きられると思ったのに」
「ちょっと雪斗? 今プロレス技掛けてあげるからちょっと動かないで」
「いやです、逃げます」
そう言いきって、「愛と俺の追いかけっこが始まる!!」という言葉が綴られるという瞬間に
「ちょっと待って下さい!! その前にお菓子食べませんか? 今日行く前にタルトタタン作ったんですけど、いいですかね?」
「ええ食べましょう。雪斗、これ一緒に食べましょうね?」
「まあ、そうですね。一緒に食べましょうか。ラキのスイーツにハズレとかないし」
という事で俺と愛の追いかけっこは一時休戦という事になった。
そうして机に置かれたタッパに入っているタルトタタンはいかにも「自分は美味しい」と主張するような美味しそうな見た目で、美しく均等にキャラメルでコーティングされたりんごが特徴的だ。
口に入れれば、キャラメルの甘さと若干の苦みがりんご本来の味と合わさり、筆舌に尽くし難い美味しさが広がる。
「ん〜、やっぱラキちゃんのスイーツは世界一ィィィィーー!!」
「なに某ジョジョ第二部パロってんですか。まあそれはそれとしてラキは料理上手いよな、特にスイーツとか」
「褒めてくれて光栄です!!」
そうしてラキのスイーツの効果で一時休戦どころかおいかけっこの件は流れ、のんびり雑談するぐらいに落ち着いた時、ラキがとある話を切り出した。
「実はですね、来たついでに愛さんに相談があって......」
「ほうほう、どうしたの?」
「実は母が華道をしていまして、この前母に誘われて華道がどんなものか見てたんですけど」
「それで?」
「稽古が終わったあとに家元の方にですね、『貴方を是非とも作品のモデルにしたい!!』と言われまして」
「ふ〜ん、そうなのね。いいんじゃない?行って損する事なんてなさそうだし」
「私もそう思って了承したんですけど、いざ行こうとなるとちょっと怖くて......だから愛さんと雪斗くんに一緒に行ってもらおうかなと」
「いやなんで俺も!?」
「だって仲が良いし......」
「いやでも面倒くさいから俺はパ__」
その時視線を感じた。
見られている方向を見ると愛がいる。
その愛の表情は黒さを感じる笑顔だった。
俺は断ったあとの状況を察して、咄嗟に言い直した
「いいぜ!! 俺とお前は友達だもんな!!」
「私もよ。ラキちゃん!!」
「二人共ありがとうございます!!」
ラキは感謝の言葉を言ったあと、タッパをカバンに戻して、颯爽と事務所から出ようとすると、
「あっそうそう聞いておくけど、その華道のモデルの件はいつぐらいにいくの?」
と愛が呼び止めた。
それに対してラキは「明日の日曜日の午後1時です!!」と元気よく言って、そのまま事務所から去っていった。